雪舟作「倣夏珪山水図」83年ぶりに発見を読み解く

広島カープリーグ優勝セールが始まった広島の街。
いたるところでセールの貼り紙が目につく。
今週末は、書を捨て町に出よう!!




それはさておき、日本を代表する水墨画の巨匠、雪舟が約550年前に描いた作品「倣夏珪山水図」が83年ぶりに見つかったという。



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雪舟の活動の拠点は現在の山口県で、作品を預かった同県立美術館が19日、東京都内で発表した。
「幻の1枚」とされていたもので、重要文化財級という。





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雪舟は6点の国宝を残した室町時代の画僧。






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見つかった作品は約30センチ四方のうちわ形の中に岩や木、舟に乗る人などが描かれた山水図で、樹木の緑色や水面の青色が美しい。





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中国・南宋時代の宮廷画家・夏珪の作風にならっており、島尾新・学習院大学教授は、国宝の「山水長巻」などに至る過程を示す作品と位置づけた。






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この作品は、1933年に九州の電鉄会社が美術品を売り出そうと作ったカタログに掲載され、その後行方不明に。
昨年、国内の個人が所蔵していることが分かり、複数の研究者が真筆と判断したという。美術館は発見の状況や所有者の詳細を明らかにしていない。

山下裕二・明治学院大学教授は、筆致や落款(署名)などから真筆と判断したと説明。
作品は10月31日から12月10日まで、山口県立美術館で公開予定だという。









☆☆☆GGのつぶやき
山口県立美術館ならば、広島から高速で駆ければ2時間もかかるまい。
あらゆる興味の湧いたものは、体力と意欲のあるうちに観ておきたいものである。
その時には、雪舟が築いたと伝わる庭園も訪れてみたい。
山口県山口市宮野下にある「常栄寺」と山口県光市室積にある「普賢寺」である。
 























































































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# by my8686 | 2017-09-20 11:28 | 徒然なるままに | Trackback | Comments(0)

「大義なき衆院の解散・総選挙・消費増税使途見直し」を読み解く

昨夜は、広島カープリーグ優勝に広島の街が沸いた。
今朝は、昨夜の熱さとはうってかわって外気温16℃の肌寒さを感じる朝となった。


そんな朝、目に飛び込んできたのが「大義なき衆院の解散・総選挙」のニュース。


安倍晋三首相が踏み切る公算が大きい28日召集の臨時国会冒頭解散に、野党だけでなく与党からも批判が出始めたという。

首相は消費増税の使途見直しという新しい公約を掲げる方針で、国会論戦を避け、北朝鮮情勢が緊迫する中での「解散」そのものが選挙戦で問われることになりそうである。




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あらためて、その内容を読み解いてみよう。


■安倍首相、解散の大義急造「消費増税で教育・社会保障」
 
17日夜、東京都内にある安倍首相の私邸。消費税を10%に引き上げた際に得られる税収増を教育無償化などの財源にあてる――。首相は衆院選の目玉にする公約の構想について、自民党の塩谷立・選挙対策委員長に初めて打ち明けた。

安倍政権は新たに掲げた「人づくり革命」で幼児教育や保育の無償化を検討しているが、財源のメドはたっていない。官邸幹部は「財源を約束した上で、政権の新しい政策を国民に訴える。新政策を夢物語に終わらせない」と解説する。




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しかし、急ごしらえ感は否めない。自民党の岸田文雄政調会長は5日の報道各社のインタビューで否定的な考えを示していた。

「人づくり革命」の具体策を議論する有識者会議は11日に初会合を開き、財源議論はこれから。首相自身も今月12日、日経新聞のインタビューでは使途の見直しに慎重姿勢を示したばかりだった。





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むしろ使途変更を打ち出すのは、今回の解散で「大義がない」という批判を封じることに主眼がありそうだ。

石破茂・元自民党幹事長は朝日新聞の取材に「国民が納得するような大義があるかどうかだ」と指摘。与党内にも「大義がない。どう理由付けするんだ」「敵が弱いときに延命を図るだけだ」という解散への疑念が続出しているためだ。




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使い道を借金の穴埋めではなく、社会保障の財源にすることで、選挙対策上、有利との判断もある。首相はこれまでも菅義偉官房長官との間で、「8%に上げたとき、(財源の)8割は借金返済に使われ、経済にブレーキがかかった。大失敗だった」と語り合っていた。

しかも、使い道の変更は、民進党の前原誠司代表が代表選で掲げたばかり。民進に対する「争点つぶし」にもなりうる。



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解散は、首相が悲願とする憲法改正にむけて、野党側の態勢が整わないうちに自らの政権基盤を再構築することが狙いだ。過去3回の国政選挙でもアベノミクスを全面に訴えながら、その後は公約でもほとんど触れない法整備に取り組んできたパターンの再現を狙っているとの批判は免れそうにない。




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☆☆☆GGのつぶやき
共産党の志位委員長が吼えるとうり「究極の党利党略、権力の私物化、憲法違反の暴挙」に違いない。森友・加計、論戦にも応ぜず、北朝鮮情勢をも選挙材料に利用しようとする姑息な戦略が見え隠れする。
戦後初めての安全保障上の危機切迫の今、日本国民としての主軸をぶれさせるな。









































































































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# by my8686 | 2017-09-19 09:48 | ヘビーな話は、謹んで | Trackback | Comments(0)

敬老の日に「怖い絵」を読み解く

敬老の日の祭日の朝。
昨夜は、台風18号の被害もなく静かに熟睡のできた夜であった。
普段閉じもしない雨戸シャッターを、台風避けに閉めたのがその要因のようだ。

完全な暗闇となった寝室も悪くはない。
そんなことを思いながら、いつものデジタル新聞を斜め読みしていて目にとまった一枚の絵。




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ロンドン・ナショナル・ギャラリーの至宝《レディ・ジェーン・グレイの処刑》の絵である。


「恐怖」に焦点を当て、絵画の時代背景や物語から絵画を読み解いていく中野京子のべストセラー本『怖い絵』の展覧会が、10月7日(土)〜12月18日(日)に上野の森美術館にて開催されるという。





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あらためて、その内容を読み解いてみよう。



1章 神話と聖書

人間に抗うことのできない超越的な力や摂理を抽出した神話や聖書の世界。
神の意志や気まぐれに翻弄される人間の悲喜劇を垣間見る。



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2章 悪魔、地獄、怪物

人間を堕落させ悪の道へと誘う悪魔。
近代にまで命脈を保ったその悪魔や地獄の世界を垣間見る。



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3章 異界と幻視

日常生活の自明性を脅かすさまざまな異界を垣間見る。




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4章 現実

人間が普遍的に恐怖する「死」の世界。
「死」にいたらしめる「老い」や「病魔」「犯罪」「戦争」。
様々な悪弊や不条理といくつもの闇を垣間見る。




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5章 崇高の風景

「崇高」の美学の背後に隠された不安や恐怖の感情を垣間見る。



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6章 歴史

繰り返される歴史の栄枯盛衰の中に人間の儚さを垣間見る。




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☆☆☆GGのつぶやき
人間の感じる「恐怖」もさまざまである。
敬老の日にあらためて「怖い絵」を読み解くも一興。
午後からは、いつものコースをロードバイクで快汗しよう。









































































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# by my8686 | 2017-09-18 11:38 | ぶらぶらアート観賞 | Trackback | Comments(0)

米国の刺激的なフェスティバル「バーニングマン2017」を読み解く

本拠地での胴上げは、夢と消えたマツダスタジアム。
引き分け以上で二連覇のできた広島カープだが、勝負の難しさを思い知らされた昨晩である。


台風18号が接近する今朝は、「バーニングマン 2017」の模様を読み解いてみよう。



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米国ネバダ州ブラックロック砂漠で毎年開かれている芸術と音楽のフェスティバルである。





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今年8月27日から9月4日まで行われた。
今年も砂漠に多くの芸術作品が並び、音楽をはじめとしたさまざまなイベントが開かれた。





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期間中は、約7万人が展示やイベントの参加者として砂漠に集まったという。






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今年のテーマは「Radical Ritual」。
直訳すると「根源的な儀式」。





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砂漠に期間中だけ登場する「ブラックロック・シティ」には、メーンパビリオンとして、「(他人に)寛大な態度」など、さまざまなものを祀った20の社が建てられた。





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そのほかにも、広い砂漠を展示スペースとして、大小のアート作品が立ち並び、参加者たちは自転車に乗って、目当ての展示を見に出かけた。






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壮大な祭りの終わりには、イベント名「バーニングマン=燃える男」にある通り、「The Man」の像が燃やされる。





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他の作品もすべてが片付けられ、砂漠の蜃気楼のように、姿を消す。






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世界にも類のない大規模なアートイベントといえよう。





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☆☆☆GGのつぶやき
日本では瀬戸内海に浮かぶ直島や犬島、豊島などでアートイベントがある。
しかし、ここまで大規模なものはまだしらない。
日本にも鳥取砂丘という素晴らしいロケーションの地がある。
砂丘の蜃気楼のように、姿を消す「芸術と音楽のフェスティバル」などあってよい。



















































































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# by my8686 | 2017-09-17 09:17 | ぶらぶらアート観賞 | Trackback | Comments(0)

「下北沢てっちゃん」×WTAPS

駅前の焼き鳥屋「てっちゃん」が、新店舗に移ることになった。




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若者に愛される「てっちゃん」。

古い2階建ての木造家屋を、焼き鳥屋へとリノベーションするに際して、いかにしたら元々の駅前の焼き鳥屋の持っていた、空気感、粒子感、ノイズを保存するかに挑戦したという。




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あらためて、隈研吾のコメントを読み解いてみよう。

まず既存の木造家屋の外壁に既製品のアルミサッシをランダムに取り付けた。
既製品のチープなアルミサッシをアセンブリすることで、日本の都市を覆いつくしていた、「普通」の木造家屋の発するノイズを、アンプリファイしたようなファサードを作った。




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アルミサッシは、日本の家をだめしたと感じていたが、今となってみると、その発するノイズはなかなか面白い。






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インテリアは、木造建築の骨組みをすべてむき出しにし、その上に、古いスキー板、スノーボードを用いて、雲のようでもあり、ゴミのようでもある階段を作った。





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このスキー板とスノーボードでできた階段が、空間の中にダイナミックな渦を作り、この渦が、焼き鳥屋の熱気をおびて回転し続ける。






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こんなノイジーな焼き鳥屋に立ち寄るときは、お気に入りのWTAPSで身を包みたい。






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店内に流れる音は、ノイジーなジャズがお似合いだが、時には1960年代のマイルスも聴きたい。






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背中でリズムを刻みながら、焼き鳥の煙に包まれるのも一興。








☆☆☆GGのつぷやき
こんな若者に愛される店に入る時は、やはりWTAPSで身を包むのが良い。
それも汗と泥でエイジングされた、日焼けした肌のようなものが好きだ。











































































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# by my8686 | 2017-09-16 09:16 | 徒然なるままに | Trackback | Comments(0)