日曜日の麗らかな休日。
数日前から右の広背筋下部に違和感を感じ安静にしていた。
湿布薬を貼り腰サポーターで養生。
午後からは愛車の洗車WAXと定番の30分ウォーキングをこなす。
いい汗かいたあとは早めの風呂。休日の贅沢だ。
風呂あがりには、いつものホッピーブラックで喉を潤し、黒霧のロックへ。
ほろ酔い気分で今夜は、今、最も注目されているアルメニア出身のピアニスト、ティグラン・ハマシアンをみてみよう。
ジャズの範疇を超え、独特の新世界を創造した話題必至のニューアルバム。
本作はヴァーヴよりノンサッチへ移籍第一弾アルバム。
1987年アルメニア生まれの27歳。
11歳の時からフェスやコンクールに出演するようになり、10代で「Thelonious Monk International Jazz Piano Competition」で優勝を果たした。
ジャズとクラシック・ミュージシャン両方の教育を受けたが、それ以外にもアルメニアのフォークやロック、エレクトロや詩など、実に多種多様な音楽的影響を受けている。
そして、そこから生まれたジャズの範疇を超えた独特のサウンドと音世界は、日本のみならずアメリカやヨーロッパ、世界各国のファンを熱狂させている。
英ガーディアン紙も「ティグランは、インプロヴィゼーションを常に新鮮でリリカルなものにする方法を見つけた。他のジャズ・ミュージシャンも見習うべきだ」と絶賛。
デイリー・テレグラフ紙が「輝かしいほど素晴らしく、完成された若きミュージシャンは数多くいるが、ハマシアンがその中で抜きんでているのは、重要なことを今すぐ言わなければならないことがあるからだ」と褒めたたえている。
通算5作目となる本作『MOCKROOT』。
レコーディング・メンバーは、昨年9月の来日時と同じトリオ。
Tigran Hamasyan - piano, voice, keyboards, synths, sound effects
Sam Minaie - electric bass
Arthur Hnatek- Drums/Live Electronics
アルバムにはティグラン作の楽曲の他、アルメニアのトラディショナル・ソングをティグランがアレンジした「Kars 1」「Kars 2」が収録されている。
☆☆☆やんジーのつぶやき
リリカルなインプロヴィゼーションに酔い痴れるのも一興。