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「ダンディズムの系譜」の教え

ロンドンの中心部、メイフェア地区にあるジャーミンストリートは、英国きってのファッション通り。
限定モデル「MINI JERMYN」は、そんな街の世界観を凝縮した特別な1台だ。
クラフトマンが手で仕上げた専用の装備をふんだんに纏い、拘りのオーナーのために英国からやって来た。


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あらためて、英国男性のお洒落のルーツについてみてみよう。



■英国男性のお洒落のルーツ
英国のファッションには男心をくすぐるものがある。
確固とした基本があり、その上で自分のスタイルが作れる。
それを楽しむ人たちが、服をはじめとする英国ものに惹かれるのではないだろうか。
過去から現代へ。進化をつづける英国ファッションの世界を覗いてみよう。




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英国男性のお洒落のルーツをたどると、19世紀初頭のジョージ・ブライアン・ブラメルが有名だ。
そのブラメルを「現代紳士服の基礎を作った男」と、男性服飾史研究家の中野香織氏は、著書『ダンディズムの系譜 — 男が憧れた男たち』の中で書いている。




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別名「ボー(美男子)・ブラメル」と呼ばれ、社交界の花形だったブラメルの装いの哲学には、「富を誇示するかのような装飾を極力排除し、代わりに、最高品質の素材を用いて、身体のラインに完璧にフィットさせるよう仕立てること」「清潔さを徹底する」「(装いの基本は)あくまでも、さりげなさでなくてはならない」といったものがあった。



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ロンドンのテーラーで身体にフィットするスーツが仕立てられるようになったのは、そんなボー・ブラメルの考えの影響だといわれている。
有名な英国のスーツの仕立て屋にヘンリー・プールがある。
紳士の通りと言われるロンドンのサビル・ローにあるテーラーだ。




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このお店のスーツは、ザ・ビートルズの面々も大好きだった。
アルバム「アビイ・ロード」のジャケットで、ジョン・レノン、ポール・マッカートニー、リンゴ・スターが着ているのも、ヘンリー・プールで仕立てたものだそうだ。




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しかしながら、洒落者は古いスタイルを求めて、英国のテーラーに行くわけではない。

そこでは、ボー・ブラメルが提唱した、“自分にぴったり合う着こなし”なる基本ルールは守られているが、じつはもっと自由である。
なにしろ、1960年代から70年代にかけて、ザ・ビートルズをはじめロックミュージシャンは、作家とともにカウンターカルチャーの旗手であった。
因習を打破したいという若者を代表したような彼らが、1806年創業の老舗のヘンリー・プールが手がけるスーツを着たのだ。なぜだろうか。




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それは、老舗のアイテムが彼らの個性あるスタイルを作る手助けをしてくれたからにほかならない。
テーラーのサビル・ローや、シャツや靴をはじめ小物の名店が並ぶジャーミン・ストリートに軒を連ねる老舗は、確固たる技術を持っている。





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それがゆえに、革新的なアイディアと伝統とをうまく折衷させることができたのだ。
そこに注文主の個性を活かしてくれるビスポーク(フルオーダー)の真骨頂がある。





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☆☆☆やんジーのつぶやき
ミニの美学にも理解できる部分はある。
しかし、英国流の美学である。
ハチロクの美学を日本流の俺流でこれからも築いていこう。



























































































by my8686 | 2015-10-01 01:01 | 徒然なるままに | Trackback | Comments(0)