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スーチー氏、勝利に自信 与党、大敗認める ミャンマー総選挙

8日に投開票されたミャンマーの総選挙(民選枠が上院168議席、下院330議席)で選挙管理委員会は9日、結果が確定した下院28選挙区中25選挙区でアウンサンスーチー氏の野党・国民民主連盟(NLD)が勝利したと発表した。
与党は大敗を認め、国軍の政治支配が半世紀にわたり続いてきた同国で民主化が大きく進む期待が高まっている。



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あらためて、その内容をみてみよう。


NLD幹部は9日午前、記者団に「これまでのところ(NLDが)7割の票を得ている」と述べた。
スーチー氏は同日午前、NLD本部前で演説し、「結果は皆、わかっていると思う」と勝利に自信を見せた。




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NLDは同日夜、候補者に示された開票結果に基づき、勝敗が判明した下院の109議席中107議席、上院は48議席すべてで同党候補が当選したと発表した。
選管によると、NLDは地方議会でも当選が確定した24議席のうち23議席を得ている。

与党関係者も朝日新聞に「大敗だ。ここまで負けるのは予想外だった」と話した。
地元メディアなどによると、与党・連邦団結発展党(USDP)はテーウー党首代行やアウンミン大統領府相など、大物候補が相次いで落選確実になった。





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選挙戦は、軍政が創設したUSDPとNLDの争い。
2012年の補欠選挙で43議席中41議席を得たNLDが、民選枠の3分の2超を得て、国会全体の過半数を占めるかが焦点だ。
ミャンマー国会では、大統領選出や法案の採決を上下両院合同で行う。




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全選挙結果の確定には、約2週間かかる見通し。
新国会は現職の任期が満了する来年1月末に招集予定。
議員の投票で次の大統領を選び、3月末に新政権が発足する見通しだ。
スーチー氏は経済的には現政権の改革開放路線を継承するとみられている。





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一方、ミンアウンフライン国軍最高司令官はこれまでテインセイン大統領とともに繰り返し、「民意の尊重」を強調。
8日も「国民が選んだなら受け入れない理由はない」と明言した。

11年の軍政からの民政移管後で初めての総選挙。
上下両院(定数664)の25%を占める軍人枠を除く民選枠のうち、武装勢力の支配地域があり、治安上の理由で中止された下院の七つの選挙区を除く491の小選挙区で投票があった。




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(2015.11.10朝日新聞より抜粋)








☆☆☆やんジーのつぶやき
ビルマの独立運動を主導し、その達成を目前にして暗殺された「ビルマ建国の父」ことアウンサン将軍の娘。
父を殺され祖国を破壊したイギリスに忠誠を誓い、イギリスに背く祖国を非難し「植民地支配の糾弾」事業を潰したとまで批判されたこともある。
しかし、8888民主化運動に身を投じ、度重なる自宅軟禁を経て、今やっと国軍支配から民主化にいたる道筋を切り拓いたその勇気と忍耐には尊敬の念を禁じ得ない。













































by my8686 | 2015-11-10 10:10 | ヘビーな話は、謹んで | Trackback | Comments(0)