土曜の休日は、先週開催された「第23回 広島輸入車ショウ2016」をふりかえってみよう。
いちばん気になった車といえば、やはりトヨタ86/BRZの開発時にベンチマークされた「PORSCHE Cayman」だろう。
これまでの水平対向6気筒自然吸気エンジンから水平対向4気筒ターボエンジンに変更される予定だが自然吸気族としてやはり気になる。
ミッドシップマウントされた水平対向6気筒エンジンは、ボクスターのエンジンブロックをベースにボアアップして3,387ccにされ911(997型)のシリンダーヘッドとクランクケースが組み合わされて造り出された。
カムシャフトも997型の911カレラSのものが使用され、可変バルブタイミング・リフト機能「バリオカムプラス」が911以外で初搭載された。
ボアφ96mm×ストローク78mm、圧縮は11.1とされた。
レッドゾーンはボクスターSのエンジンより100rpm高められ、最高出力は295PS/6,250rpmを発揮する。
エンジン以外のエクステリアやインテリアには大きな変更は無い。
このモデルよりモデル名は「ケイマン」から「718ケイマン」に変更される。
「ボクスター」も同様に「718ボクスター」となる。
718の名称は1957年に製作された4気筒ミッドシップエンジンレーシングカー「ポルシェ718」に由来する。
そして次に気になるのが「ASTON MARTIN Vanquish Carbon Edition」。
フラッグシップ・モデル「ヴァンキッシュ」のボディにカーボンファイバーを多用した特別モデル「ヴァンキッシュ カーボンエディション」。
闇に溶け込むダークスーツの貴公子。
007ファンとしては、大いに気になる究極のグランドツアラーである。
アストンマーティンは、これまでにも「ヴァンテージ」、「DB9」、そしてヴァンキッシュの先代モデル「DBS」でもカーボンエディションを設定している。
今回のヴァンキッシュ カーボンエディションでは、クーペとコンバーティブルから選べるボディに、黒と白のカラーを用意。
ブラック・サイドウィンドウ・サラウンド、ブラック・ヘッドライト・アイブロウ、グロスブラックのアロイ・ホイールを装備。
キャビンに施したスタイリッシュなヘリンボーン柄のカーボンファイバー・トリムが、オプションのキルトレザー・シートとよく調和している。
ほとんど唯一、ベースモデルのヴァンキッシュと変わらないところは、ボンネットの下に搭載する強力なエンジン。
アストンが長く使い続けている6.0リッター自然吸気V12で、最高出力576psと最大トルク64.3kgmを発生。
0-60mph加速はクーペが3.6秒、コンバーチブルが3.8秒、最高速度はそれぞれ324km/h、317km/hとなっている。
優美な新型ヴァンキッシュ カーボンエディションである。
我愛車86GTをドレスアップするなら、やはりこのヴァンキッシュ カーボンエディションをお手本にしたい。
そして次に気になったのは「BMW Z4 sDrive20i Hi-Line」。
ワイフが昔からこのZ4が好きだという。
2010年5月12日、最上位モデルとなる「sDrive35is」の販売を開始。
3.0L直6ターボエンジンを搭載、最高出力は340PSを発揮する。
ツインターボと高精度ダイレクトインジェクションを備える直列6気筒エンジンを搭載。
7速ダブルクラッチ・トランスミッションやアダプティブMサスペンションを含むMスポーツパッケージを標準装備する。
排気量3.0Lのエンジンは、最高出力340PSを発揮。
最大トルクは450N·mを発生するほか、オーバーブースト機能により、瞬時に最大500N·mまで引き上げることができる。
リアサスペンションは、3シリーズ(E36・E46)やZ1でおなじみのセントラルアーム式を採用。
マルチファンクションMスポーツ・レザーステアリング(シフトパドル付き)や、BMW Individualアンソラジット・ルーフライニング、専用18インチMライトアロイホイール、スポーツシートなど、スポーティさをより強調した内外装デザインとなっている。
さらに、マットオキサイドシルバー色のドアミラーと、専用にデザインされたMエアロダイナミクスパッケージが設定されている。
ちなみに、フロントエアインテークの左右にマットアルミニウム仕上げのバー。
さらに上部がボディ同色のリヤスカートインサートで下部はブラック。
2011年10月24日「sDrive20i」の販売を開始し、それに伴い「sDrive23i」は廃止した。
次に気になったのは「Audi TT Coupe 2.0 TFSI」。
車名のTTは、イギリス・マン島で開催されていたレースイベント「ツーリスト・トロフィー」に由来する。
アウディが1995年に発表したTT デザイン・スタディ・モデルを、ほぼそのままの形で市販化したモデルが、このTTである。
TTのデザインの方向性は、その後のアウディ車に反映されただけでなく、他社のデザインにも影響を与えている。
プラットフォームはアウディ・A3やフォルクスワーゲン・ゴルフなどと共通。
1998年にバックハッチを持つTTクーペを発売。
2000年には電動ソフトトップを備えたTTロードスターが追加された。
初代TTのデザインはドイツ系アメリカ人のフリーマン・トーマスによるもので、Audi DKW Monzaのオマージュであるとも言われている。
円のモチーフをエクステリア・インテリアともに反復表現していることも特徴。
しかしこのスタイリングは、高速域での過大なリフトをもたらす要因ともなった。
☆☆☆やんジーのつぶやき
やはりスポーツカーが好きだ。