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オノマトペ 建築「マルセイユ現代美術センター」

15日午前の東京株式市場で日経平均株価は4営業日ぶりに大幅反発した。
前週末比765円81銭(5.12%)高の1万5718円42銭で前場を終えた。
前週末の米株高や外国為替市場での円高一服を好感し、見直し買いが入った。

金融機関に対する世界的な信用不安がひとまず和らぎ、金融株が大幅高となった。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も4営業日ぶりに反発した。



さて月曜午後は、本日も「オノマトペ建築」をみてみよう。


フランスマルセイユにたつ「マルセイユ現代美術センター」。




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フランスマルセイユ
2012年12月
美術館・会議室・住居・オフィス・カフェ
3895㎡





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オノマトペ「ぺらぺら」。






あらためて、隈研吾のコメントをみてみよう。


アートの地域分権を目的として、1982年に設立されたFRAC(FOND Regional D'Art Comtemprtain)のプロバンス、アルプス、コートダジュール地域での拠点施設。




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FRACは、若いアーティストの育成、新しいアートの創造を目的とする地域密着型の組織であり、本計画もFRACの理念に従い、従来の閉じた箱としての美術館に代わる、地域に開かれた建築をめざした。






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敷地はマルセイユのウォーターフロント地区に位置し、2つの道路に囲まれて、三角形の特徴的な形状をしている。







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閉じた箱状の展示空間を作るのではなく、マルセイユ独特の狭い路地がそのまま立体化して、その立体化された道路そのものが、展示空間として使用できるという計画とした。







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コルビュジェはマルセイユのユニテ・ダビタシオン(1952)で同じように路地の共同化を試みた。






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われわれは、スパイラルという新しい概念を用いて、三次元の路地を表現しようと試みた。





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コーナー部分と、通り隣地に面して空中テラスを設け、テラスそのものが屋外アートの制作、展示、さまざまな会合、パーティにも使われる多目的空間と位置づけた。






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外装には、エナメルガラスを用いて、粒子が集積したようなやわらかなファサードに挑戦した。






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エナメルガラスのパネルには、それぞれが微妙にことなる角度でとりつけられ、地中海の強い光を、細かい粒子へと分解する。







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コルビュジェは、プリーズソレイユで光の問題を解決しようと試みたが、われわれは粒子を用いてその問題を解決しようと試みた。






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「壁のない美術館」とはアントレ・マルローが1947年に提唱したアイディアだが、われわれはこの「あいまいなファサード」を用いてマルローの試みを継続しようとした。











☆☆☆やんジーのつぶやき
細かい粒子へと分解された地中海の強い光をあびながらアートに触れるのも一興。



































































by my8686 | 2016-02-15 13:13 | 挑発する建築&空間 | Trackback | Comments(0)