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クルアーン第8番目の章「戦利品」

土曜の出勤日なれど、有休をとって大崎上島まで行く予定の朝である。
愛車86にXパイクを積み込んで竹原港まで山道を走り、そこからXバイクに乗り換えてフェリー船で島へ渡る。
ノスタルジック&モダンな町並みが広がる大崎上島。33kmのラリーランが楽しめる島一周コース。
島ならではの見どころが随所にある。歴史、文化はもちろん海鮮丼から絶景の夕陽まで。瀬戸内の風景美にひたるとっておきの時間を堪能しよう。




それはさておき、逸る気持ちをおさえつつ今朝は、クルアーン第8番目の章「戦利品」をみてみよう。


『戦利品』は、クルアーンにおける第8番目のスーラである。主な内容は、バドルの戦いの啓示である。

戦利品とは、バドルの戦いで獲得した戦利品のことである。
コーラン第8章 アル・アンファール章 戦利品 第10節~第14節をみていこう。


慈悲深く慈愛あまねきアッラーの御名において



第10節

「[天使たちを下すこと、]神はそれをあなた方への吉報とし、あなた方の心をそれで落ち着かせようとした。勝利は神からのみ、もたらされるものである。まことに神は滅びることのない英明者であられる」(8:10)
イスラム教徒と多神教徒の初めての戦争で、イスラムの軍勢の士気を高めるために、神が天使たちを降り立たせ、イスラム教徒は、最少の武器により、完全武装した敵の軍隊に勝利することができたという。神はこの節で、次のように語った。「バドルの戦いで天使たちが降り立ったのは、彼らが武器を手にし、敵と戦うためではない。彼らがあなた方の心に勝利への希望を植え付け、力を与えるためである。その希望と自信が、あなた方の勝利につながったのだ」

第10節の教え
・神の吉報は、イスラムの戦士の士気を高める源となり、彼らに勝利をもたらす。
・敵に対する勝利は、武器や軍事力によるものとは限らない。神の助けもまた必要。




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第11節

「[神はあなた方の安寧のために、あなた方を浅い眠りに陥らせ、空から雨を降らせた。それはあなた方を清らかにし、悪魔のような穢れをあなた方から取り払い、あなた方の心を強くし、あなた方の歩みを確かなものにするためである」(8:11)
イスラム教徒の軍勢は、バドルの地で敵軍の力を目にしたとき、心が揺らぎ迷いが生じた。そのため神は、この節で次のように語っている。「我々は、何とかしてあなた方が心の安らぎを得られるようにした。そうしてあの荒野で夜は安らかに眠り、不安や恐怖を遠ざけることができるように。また雨を降らせ、あなた方が清潔さを保ち、飲み水に困らないようにした。またあなた方の足元を流れる砂が固まるように。その雨は活気や心の平穏をもたらすと共に、負けるのではないか、という悪魔の囁きを遠ざける」

第11節の教え
・神を信じ、耐え忍べば、神も自然の要素を使って、人間を助けてくれる。
・外面的な清潔さを保つのと同時に、内面を清らかにして悪魔の誘惑を遠ざけることにも注目する必要がある。




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第12節

「汝の主が天使たちにこのような啓示を下した。『私はあなた方と共にいる。そこで敬虔な人間を強化するがよい。私はまもなく、不信心者の心に恐怖を抱かせるだろう。そのときあなた方は首をはね、指を切り落とすのだ』」 (8:12)
バドルの戦いで、目に見えない神の助けがあったことを述べた前の節を受け、この節は次のように語っている。「神は、イスラム戦士の士気を高めるために天使たちを遣わし、彼らにこのような啓示を下した。『私はあなた方と共にこのグループにいる。敬虔な人間に吉報と希望をもたらすように、不信心者の心には恐怖を植えつけよう。だが、私が敵を倒すわけではない。あなた方、敬虔な人間が戦いの場に立ち、力強く戦い、敵の首や頭に打撃を与え、手足を剣で狙うがよい。彼らの手が戦うことを、また彼らの足が歩くことを妨げられるように』」

第12節の教え
・私たちが神を信じていれば、神は私たちに平安な心をもたらし、私たちの敵の心には恐怖を植えつける。
・もし戦場で堂々と戦えば、神はその人を助けてくださいます。逃げることや自分の命を守ることを考えるのではなく、敵を倒すため、神が手を貸してくださることを期待せよ。





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第13節~第14節

「[不信心者に対し、敬虔な人間を神が助けてくれた。]それは不信心者らが、神とその預言者に対して反抗したためである。誰でも神とその使徒に反抗する者は、神から厳しい責め苦を与えられる。これらは[世界の主の懲罰であり]、それを味わうのだ。覚えておくがよい、地獄の業火が不信心者のために用意されている」
(8:13~14)
この節は、イスラム教徒の不信心者に対する攻撃は、彼らにとって一種の責め苦であるとし、次のように語っている。「彼らは常に、神の節と預言者の言葉に反対し、真理の言葉に耳を傾けようともしなかった。そのため神は、彼らを罰するために、敬虔な人間を助け、彼らに勝利するようにした。これは彼らの現世での懲罰であり、最後の審判の際、彼らには地獄の業火が用意されている」

第13節~第14節の教え
・神の怒りには、必ず、理由や根拠、意味があります。それは、人間自身の反抗や反発がもたらす結果なのである。
・“誰でも真理に反抗する者を消滅させる”、これは神の掟である。




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☆☆☆やんジーのつぶやき
神の怒りには、必ず、理由や根拠、意味がある。
それは、人間自身の反抗や反発がもたらす結果である。
神の掟 “誰でも真理に反抗する者を消滅させる”は、意味深い。


















































by my8686 | 2016-07-30 07:07 | クルアーンの教え | Trackback | Comments(0)