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SUPER GT第6戦GT300クラス「BRZ」優勝

秋分の日の祭日は、朝から雨模様となった。
こんな日は、気になっていたオートバックスSUPER GT第6戦「第45回インターナショナル鈴鹿1000km」の様子をみてみよう。

オートバックスSUPER GT第6戦「第45回インターナショナル鈴鹿1000km」は8月28日、鈴鹿サーキット(1周・5.807km)で決勝を行い、GT500クラスでは173周・5時間45分34秒230で立川祐路/石浦宏明組(レクサスRC F/セルモ)が優勝。


GT300クラスは、井口卓人/山内英輝組(スバルBRZ/R&D)が優勝した。




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第5戦はタイのチャン・インターナショナル・サーキットに舞台を移し10月9日に決勝が行われる。





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SUPER GTは、全日本GT選手権を前身として2005年より開催されている選手権シリーズである。国内で開催されている自動車レースのシリーズとしては、1レース当たりの観客動員数は3万人 - 6万人と最大で、スーパーフォーミュラと並び国内最高峰の自動車レースである。
その注目度から国内外の様々な自動車メーカーが参加している。





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GT500クラスとGT300クラスという異なる2つのクラスの車両が同一コースを混走するという方式で両クラスの速度差から徐々に混走状態となり、コースの所々で抜きつ抜かれつの争いが展開される。

その為、観客にはより楽しめるエキサイティングな場面が増え、ドライバーには両クラスに注意しつつポイントを見極めながらタイムロスを抑えて上位を目指し走行するという高いスキルが求められるレースとなっている。





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シリーズ戦の中で成績によりウェイトが加算されていくウェイトハンデ (Weight Handicap: WH) 制やリストリクターの導入などで、各車両の性能を調整して力を拮抗させることで白熱のレース展開となる様な演出がなされているため、必ずしも有力チームが上位を占める訳では無く、シーズン終盤までポイントが僅差となることも珍しくない。レース距離は250km - 1000kmのセミ耐久レースで、2人のドライバーが組み、ドライバー交代が義務付けられている。認知度やレベルの向上などもあり、F1、WEC、DTMなど海外のトップカテゴリーを経験したドライバーが参戦する例も増えている。

2006年にはインターネットサイトで生中継され、2007年からはBS放送でハイビジョン録画放送されている。運営は、従来は同シリーズに参加する各チームらの代表によって構成される任意団体のGTアソシエイション (GTA) が行ってきたが、安定した運営母体として正式な法人化を必要とする声が高まり、2008年4月に「株式会社GTアソシエイション」が設立された。




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あらためて、GT300クラスで今季初優勝を飾ったスバルBRZチームの内容をみてみよう。





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スバルBRZでの井口&山内は3戦連続の表彰台獲得となり、シリーズランキングでも首位に浮上している。

長い1000kmバトル、予選4位スタートの#61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人&山内英輝/ダンロップ=DL)はレース序盤のうちに他車に押されるかたちでスピンを喫し、この不運には井口も「1000kmが終わってしまうかな、とあきらめかけました」と振り返る。





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しかし、「クルマには問題なかったですし、そのあともいいペースで走れました。チームもドライバーもノーミスで戦ったことで、この結果が得られたと思います」と井口。

レース途中、#61 BRZはリヤのみ2輪交換という作戦も使ったが、その時に井口からステアリングを受け継いだ山内が優勝会見で「井口選手がフロントタイヤ(の性能)をしっかり残しておいてくれたので、こういう戦略も採れたんだと思います」と語ると、井口が「残したつもりはないんですけど」と笑いを誘うなど、チームワークの良さも光る勝利だった。





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レギュレーション的な部分の動向も含め、ラクではない戦いが続いていた人気国産車BRZだが、スバルのGT300マシンにとって夏の鈴鹿長距離戦は元来、得意レース。2010~13年には4年で3勝した実績もあり、13年はBRZでの勝利、井口は当時も優勝クルーだった。一気にタイトル戦線でも首位に浮上、BRZの残りレースでの活躍が一層楽しみになってきた。





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GT300クラスの決勝2~6位は以下の通り。ポール発進の#18 UPGARAGE BANDOH 86は4位だった。

エントリー29台中、25台が完走に漕ぎ着けている(GT500クラスが1000km走破時点でレース終了、GT300では上位4台が161周=約935kmを走破した)。

2位 #31 TOYOTA PRIUS apr GT(嵯峨宏紀&中山雄一/ブリヂストン=BS)
3位 #0 GAINER TANAX GT-R(A.クート&富田竜一郎/DL)
4位 #18 UPGARAGE BANDOH 86(中山友貴&山田真之亮/ヨコハマ=YH)
5位 #4 グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝&片岡龍也/YH)
6位 #21 Hitotsuyama Audi R8 LMS(R.ライアン&藤井誠暢/DL)

シリーズはこのあと第7戦タイ(10月8~9日)への遠征を挟み、11月11~13日のツインリンクもてぎ最終2連戦(中止された九州オートポリスでの第3戦代替レースと第8戦)で終幕する。残り3レース、激戦続くGT300からも目が離せない展開となりそうだ。






☆☆☆やんジーのつぶやき
兄弟車スバルBRZの活躍は、なにかと気にかかる。
3戦連続の表彰台獲得は、驚異的であり、かつその安定ぶりに官能が沸騰してしまいそうだ。
その反面、ポール発進の#18 UPGARAGE BANDOH 86が4位とは、さらなる奮闘を祈りたい。
ただ気になるのが2位に付けた#31 TOYOTA PRIUS apr GTの存在。
V型8気筒3400ccをハイブリット化したマシン搭載のZVW50型プリウス。エコカーベースでのレースマシンの進化も今後は見逃せない。











































































by my8686 | 2016-09-22 12:33 | スポーツカーが、やっぱり好きだ。 | Trackback | Comments(0)