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「日本とロシアの夢うつつ」を読み解く

昨日12/12の月曜日は、萩ハーフマラソン応援からの帰路、山口を経由し岩国へ立ち寄り、岩国鮨のランチ定食を食す。
その帰路に多くの警護車両とすれ違う。プーチンの山口来訪に備えたものものしい警備車両であった。



それに関し、今日の天声人語をみてみよう。


白、青、赤3色のロシア国旗が街にはためく。市役所の正面には「歓迎日露首脳会談」の横断幕が躍る。





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9月に長門開催が決まった直後は相当な盛り上がりだったという。「北方領土交渉で進展がある」との観測がしきりに報じられた。
山口県では121年前、下関で日清戦争の講和条約が結ばれている。今回の会談が「領土返還を決めた長門条約」として実を結べば、きっと教科書に載る――。




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そんな先走った話もいっとき飛び交ったという。

長門市は、急いでロシア語通訳を探し、市の名所や特産品を紹介するロシア語パンフレットを作った。
ロシアの絵本の読み聞かせのほか、ピロシキなど伝統料理の試食会も開かれた。




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市北部の日本海に面した浜には、100年余り前の日露戦争で戦死した両国の人々を悼む二つの墓碑が並ぶ。





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住民らは今回、あらたに階段と説明板を設けた。
市内で進む取り組みからは2国の距離を縮めようという誠意を感じる。

長門が生んだ童謡詩人、金子みすゞにこんな一編がある。




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〈夢がほんとでほんとが夢なら、よからうな。夢ぢやなんにも決まつてないから、よからうな〉。

題を「夢と現(うつつ)」という。




シベリア鉄道の延伸など壮大な構想があれこれ取りざたされるが、期待のトーンは下降気味である。



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両首脳が実際にいま何を考えているのかとんとわからない。長門の地でどんな夢を語り、どんな現を語るか。





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☆☆☆やんジーのつぶやき
安倍首相のトップアジェンダの1つであるプーチン・ロシア大統領の訪日実現。
北方領土問題の進展ばかりではなく、安倍戦略外交の幅を広げようとする重要なパーツの1つといえよう。
巨大国家・中国が海陸両翼に影響力を拡大する膨張路線を突き進む中で、日本は対ロ外交と対中外交とを連動させて戦略的に展開する必要があるからだろう。
安倍首相が対米、対中をにらみながら、対ロ外交に独自色を強めようとする、その真意は何か、ロシアの思惑との齟齬を探ってみる必要がある。
















































by my8686 | 2016-12-13 12:13 | ヘビーな話は、謹んで | Trackback | Comments(0)