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「大統領令連発 日米株高を誘発 期待先行 警戒感も」を読み解く

ニューヨーク株式市場で25日、ダウ工業株平均の終値が初めて2万ドルの大台を超えた。26日の東京株式市場も全面高となった。
トランプ米大統領の経済政策への期待感が再び強まり、「トランプ相場第2幕」との声もあるが、期待先行への警戒感も強い。






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あらためて、この内容を読み解いてみよう。



「投資家が、新政権の動きを都合の良い方に解釈したがっている」。

2万ドルの節目を超えた理由を、米国の経済専門家はテレビ番組でこう解説した。




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トランプ氏は25日、不法移民対策でメキシコ国境に壁を造ることを命じる大統領令に署名。

保護主義の広がりと警戒されるが、市場は逆に「インフラ投資が拡大する」と好感した。
就任後に連発する大統領令は内向きな通商政策などを加速させる道具にもなるが、投資家は「トランプ氏には実行力が備わっている」と前向きにとらえた。






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この流れを受け、26日の東京株式市場も日経平均株価が1万9400円台をつけた。東京証券取引所第1部の銘柄の8割が上昇。同日のダウ平均も、2万ドル超の水準で取引が始まった。

トランプ氏の大統領選勝利後、日経平均は一時2万円に迫った。しかし、直近の株価は1万9000円をはさんで膠着していた。
就任後、トランプが次々と大統領令に署名したことで、再び政策実行力への期待が高まった。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券の関係者は「トランプ相場の第2幕が始まったのでは」と話す。
ただ、「政策が議会との調整に手間取るなどすれば、株価が下がり基調に入るリスクはある」との別の見方もある。





■銘柄に明暗 金融、値上がり/製薬、値下がり

「トランプ銘柄」が再び値上がりしている。

代表格は大手金融機関。オバマ前政権時代に大幅強化された金融規制が緩和されると「稼ぐ力」が高まるとされる。

米ゴールドマン・サックスは大統領選当日に比べ、25日の終値は約3割上昇。米銀行で最大手のJPモルガン・チェースも2割強も高くなった。





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トランプはインフラ投資に本腰を入れるとみられ、建設機械大手キャタピラー株も2割近く上げた。

一方、トランプは「医薬品が高すぎる」と批判しており、ジョンソン・エンド・ジョンソンが3%超値下がりするなど製薬関連銘柄は不調だ。
輸入品に頼る企業も下げており、銘柄によって「勝ち」「負け」が出ている。





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日本でも金融関連や建設機械、セメント企業などの株価が特に上がった。
一方、円ドル相場はほぼ動いていない。トランプ政権の「米国第一主義」への懸念がある。

三井住友信託銀行の関係者は「株高・ドル安の流れがトランプ氏の理想。ただ、長続きするとは思えない。いずれ調整が入る」とみる。






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26日のニューヨーク株式市場は、大企業で構成するダウ工業株平均が上昇し、前日より32・40ドル(0・16%)高い2万100・91ドルで取引を終え、2日連続で終値ベースの過去最高値を更新した。
トランプ米大統領の経済政策への期待感が継続し、買い注文が優勢になった。

一方、ハイテク株が中心のナスダック市場の総合指数は、前日より1・16ポイント(0・02%)低い5655・18と、小幅に下落して取引を終えた。










☆☆☆やんジーのつぶやき
「トランプ相場第2幕」の開幕に期待感が先走る。しかし、警戒感は誰しにもあろう。
いましばらくは、リスク選好の流れを受けつつドル買い優勢になるだろうが、破綻劇まであと何日あるのか。
グローバリズムから一転ローカリズムへシフトした世界情勢を、冷静に見つめるゆとりが寛容。





















































































by my8686 | 2017-01-27 13:14 | メーク・イン・アメリカの行方 | Trackback | Comments(0)