東京五輪の開催時に創業190年を迎える『なだ万』の新店舗が、「ザ・プリンス さくらタワー東京」3Fに『なだ万 高輪プライム』としてオープンした。
新駅などで再開発の進む東京の新たな玄関口「品川」に相応しい、300坪超の本格的日本料理レストランが提供する最上級空間だという。
はたして、いかほどのものなのか。
あらためて、その内容をみてみよう。
■ブランド史上最もハイクラスな店舗
店舗名に"プライム"と冠する国内25店舗目の『なだ万』は、最上位クラスを意識。
日本料理、鮨、Bar、バンケットと4つの要素で構成された店内は、味覚のみならず、寛ぎの時間・空間を存分に堪能できるような仕上がりだという。
カウンター内を畳敷きにした『茶屋小路』は京都や御茶席をイメージ。
鮨カウンターの椅子は、帯締と袋帯をイメージした豪華な装飾が施されている。
日本料理エリアは、隣席との距離がとても広く、席を区切るパーテーションには、麻生地を用いている。
随所に日本文化が垣間見られ、海外のゲストはもちろん、日本人でもうっとりするような仕立てだ。
お茶席のような趣向も。ゲストは、気軽に椅子に座りながらお茶の世界を体感することもできる。
テーブルは小さな石をはめ込んだ、とても感触が変わっている涼やかな素材でできている。細やかな配慮が感じられる、イチオシ空間だという。
寿司『朝陽』
豪華絢爛な袋帯を模した椅子の背面は、実際に座っている方のテンションを高めるだけではない。寿司エリアを通過する、他のゲストの目も楽しませてくれる。
Barラウンジ『Sa.Ku.Ra.』
こちらの窓からも見事な庭園が見られる。夜と昼ではまた違った雰囲気を醸し出す。
ソファーは居心地抜群の大きさで、すわり心地も完璧だという。
個室
都会を忘れさせるほどの圧倒的規模を誇る庭園は、四季折々の美しさを放つ。
鮮やかな緑の中に、紫陽花が存在感を示している。 個室は、ビジネス接待はもちろんのこと、家族や親しい人との慶事ごとにも最適だろう。
「手巻きちらし」など、海外からのゲストでも楽しめる本格的な日本料理が勢ぞろい。
『なだ万 高輪プライム』限定の「手巻きちらし」、日本食定番の「すき焼」「しゃぶしゃぶ」「天婦羅」「蕎麦」、そして目の前で職人が握る「鮨」など……
1830年の創業より受け継がれてきた伝統的な日本料理のほかに、今なお発展し続ける国際都市・品川エリアに訪れる海外からのゲストへ向けて人気メニューが多数用意されているという。
☆☆☆やんジーのつぶやき
海外からの大切なゲストを招いたり、特別な記念日には利用したい場所である。
新たな玄関口「品川」という土地もかつては、品川駅の西口側は三田 - 高輪台に跨る台地の裾野に位置した。開業当初、線路は海岸線に沿って建設され、線路よりも東側は海。港南側の大部分は明治時代以降に埋め立てにより造成された土地である。
ここから少しはなれた品川台町は、「仕掛人・藤枝梅安」の家が登場する。田畑、それを見下ろす丘陵、雑木林・・・。池波正太郎が好んで設定した主人公が暮らす舞台でもあった。
昔も今も「品川」には、特別の風情がある。