隈研吾の「ポートランド日本庭園」を読み解く

プレ金の昨晩深夜、録画したBS1スペシャル「隈研吾“2020”への旅~日本文化をめぐる対話~」を観る。
日本文化と日本人について改めて考えさせられる良いドキュメンタリー番組であった。





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その中で興味を抱いたのがポートランド日本庭園のガーデン・キュレーターである内山貞文氏。
アメリカで日本庭園を再考した語り口が官能をくすぐった。

タンザニアやイエメンでの青年海外協力隊の経験を通し、日本庭園の魅力に気がついたという。





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伝統的な造園法では、庭園は大地を表現する3つの要素が交わるという。





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つまり、石は山々の強靭と島々の支持を表し、水は中心にして清浄を表し、植物は自らを質感、色彩と成長で優雅に見せる。






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主題はポートランドからカスケード山脈に至るまでの地帯と、その地形が織り成す微妙な「見え隠れ」であり、庭園はその全体から自然景観の連続的な移り変わりの運動を描画している。






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あらためて、隈研吾の建築コンセプトと共に読み解いていこう。


海外における最高の日本庭園と評され、日本文化発信のミュージアム機能でも知られるポートランド日本庭園をコミュニティの文化的中核とすべく拡張し、再整備された。





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ポートランドは、環境にやさしいコンパクトシティのリーダー的存在であり、全米で最も住みたい街のひとつといわれる。

その自然と一体化したヒューマンな街にふさわしい、集落のような文化施設をめざしている。





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多様な機能ごとに分棟とし、それぞれの棟が、桂離宮に代表される雁行プランに従って配置され、村のような集合体が出現した。






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屋根を緑化し、擁壁には500年の歴史を持つ城壁作りの職人集団(穴大衆)の手による石積みを用いることで、地形と建築とがひとつに融け合った景観を作っている。





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展示、レクチャー、カフェの機能だけでなく、日本の庭園デザインの教育機能も新設し、庭園を媒介とした、インターナショナルな文化交流の場が産まれている。






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☆☆☆GGのつぶやき
66歳の祝いにルート66を走る計画が頓挫したままである。
アクティビティに疲れた時は、ここポートランドの日本庭園と茶で魂の洗濯をしたいものである。
















































































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by my8686 | 2017-07-29 21:04 | 挑発する建築&空間 | Trackback | Comments(0)

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