「AIスピーカーで住宅はどう変わる」を読み解く

最近、よく耳にするようになってきた「IoT(モノのインターネット)」。
あらゆる機器や情報がインターネットでつながり、居住空間においても大きな変化が起きると言われている。



c0352790_11552959.jpg




あらためて、その動向をみてみよう。


実証実験の場では、NTTドコモやKDDI、東京電力、インテルといった住宅産業以外の企業が住宅のIoT化をけん引する姿を多く見かける。
これからの住宅業界はIoTきっかけに、大きく変わっていくのだろうか――。

8月下旬、恵比寿会場で、IoT住宅のイベントが開催された。
主催したのは、2010年に設立したばかりの住宅会社SOUSEI。




c0352790_11560069.jpg



「スマホのような家をつくりたくて住宅会社を創業した」という。



v-ex(べクス)は、住宅内の設備機器をつなげて制御するほか、インターネットを通じて様々なサービスを利用できる装置である。

米アマゾンの会話型AI「Alexa」に対応しているため、「Amazon Echo」などAlexa対応のAIスピーカーを使えば、住宅内の家電製品を音声で操作できる。




c0352790_11561964.jpg




v-exはこれらの機能を連携して各種アプリケーションを実行する住宅用OSとしての役割を担う。
サービスなどを提供する機能はインターネットを介してアプリケーションとして追加することから、まさに“スマホのような住宅”が実現するという。SOUSEIは2018年6月にv-exを主に住宅会社向けに販売する予定だという。

Alexaの日本語対応が完了するのは17年末といわれている。それよりも3カ月早いタイミングでイベントを開催。

その背景には、製品を出してから協賛企業を募るというのではなく、製品を出す時には実用的なIoT住宅になるように、アプリケーションや各種デバイスの開発を終わらせておきたいという狙いが見え隠れする。




c0352790_11570336.jpg



準備は機器開発だけにとどまらず、住宅業界向けにも着々と進めている。
同社は全国の地域でトップクラスの住宅会社との提携をすでに始めている。つまり、機器の販売開始と同時に、IoT住宅が次々と生まれる体制を整えているという。


大手企業でもIoT住宅に取り組む動きが始まっている。

東京急行電鉄を中心に、パナソニックグループ、LIXIL、美和ロック、三菱地所グループなどが参加した企業連合「コネクテッドホーム アライアンス」の設立が7月に発表された。
正式な発足は設立総会を開催する9月だが、7月時点で約30社の企業が参加を表明している。




c0352790_11572133.jpg




東京急行電鉄を中心に、パナソニックグループ、LIXIL、美和ロック、三菱地所グループなどが参加した企業連合「コネクテッドホーム アライアンス」を設立。
正式な発足前にもかかわらず、7月時点で約30社の企業が参加を表明した。

同アライアンスでは、米国で提唱されている「コネクテッドホーム」で描かれている「暮らしのIoT」が、日本では実現していないと指摘。この状況を打破して、日々の生活課題・社会課題を明確にして、ライフスタイルを革新する取り組みを行っていくと表明している。

米国のベンチャー企業のブレイン・オブ・シングス(BOT)は、6月に東京ビックサイトで開催された住宅展示会「住宅ビジネスフェア2017」でAIスマートホームシステム「CASPAR(キャスパー)」のデモンストレーションを行った。
販売代理店で、オール電化のリフォーム工事などを手掛けるエコライフエンジニアリングが出展。




c0352790_11573662.jpg



米ベンチャー企業のブレイン・オブ・シングスが開発したAIスマートホームシステム「CASPAR(キャスパー)は、AIスピーカーと連携してエアコンや照明などの設備を音声入力で操作できるシステム。
住宅に設置した各種センサーを使って居住者の行動データや室内環境データを集めてAIで学習することで、居住者の行動を予測して設備機器を自動で制御することもできる。

例えば、朝、目覚まし時計が鳴ると、部屋のカーテンが開き、音楽が流れるといった動作を自動で行う。

また、音声で「キャスパー、シアターモード」と命令すれば、スクリーンが開いてAV機器が起動。そして、照明の明るさを自動調整するといった映画を見るのに準備する一連の機器操作を、自動的にやってくれる。

BOTによると、居住者が住宅でスイッチに触る操作回数は1日に90回以上。CASPARを導入すれば、スイッチ操作の8割が自動化できるという。残りの操作も音声で制御可能だという。

注目したいのは、この音声操作。

実現するためのデバイスであるAIスピーカーはコネクテッドホームの要となっている。日本のコネクテッドホーム アライアンスでも、AIスピーカーがキーデバイスになるのは間違いなかろう。









☆☆☆GGのつぶやき
AIスピーカーの出現で各部屋の機能が自動化されてくるのも時間の問題か。
寝室に関しても、より深い快適睡眠に誘うシステムがどのように進化していくのであろうか。
アナログなマットレスの弾性体のみに固執していては、いつの日かEV化に取り残されてしまう自動車メーカーのような二の舞を踏むこととなろう。








































































[PR]

by my8686 | 2017-09-13 09:13 | 挑発する建築&空間 | Trackback | Comments(0)

トラックバックURL : http://my8686.exblog.jp/tb/27474374
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。