隈研吾「浄土宗 一行院 開山400周年記念 千日谷淨苑プロジェクト」を読み解く

衆院解散直前になって小池百合子東京都知事の新党「希望の党」と、民進党の合流構想が急浮上した。
安倍政権に対抗する一点で結集できれば、衆院選の構図が一変する可能性を秘める。だが、新党への身売りにも近い合流構想には民進党内から強い反発が出ており、四分五裂となる可能性すらある。

魑魅魍魎の政界再編成劇。日本がやっと蠢いてきた。



それはさておき、明治神宮外苑の豊かな緑に癒される東京信濃町の地に、納骨堂「千日谷淨苑」が開苑された。
隈研吾とのコラボレーションで生まれた 開山400周年記念 千日谷淨苑プロジェクトである。



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あらためて、その内容をみてみよう。


神宮の杜に寄り添い、ご供養の未来を創造するため、浄土宗永固山「一行院」が開山400周年の節目に、新たな神宮の杜のシンボルとなる寺院を目指したものである。

今後、100年の安心・安全な寺院をとの想いと、日本文化の象徴の一つとなることを望み、和の大家と呼ばれる隈研吾に夢を託したという。




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2020年に向け、変貌しつつある東京。

なかでも新国立競技場を擁する明治神宮外苑は、都心に位置しながらも都会の喧噪と切り離された緑豊かなスポーツと癒しの地である。

この神宮の杜に寄り添う信濃町に「千日谷淨苑」は誕生し、先祖を供養する「墓」は、現代まで脈々と受け継がれてきた日本の歴史・文化といえよう。浄土宗永固山一行院は、日本の伝統文化を伝承しつつ、時代に沿った新しい癒しの空間を世に残すべく「千日谷淨苑」を企画。

今後、未来に亘り人々の想いや優しさを残すための、新しい墓のかたちを求めたという。




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さらに、隈研吾のコンセプトを読み解いてみよう。

和の風情を印象づけるアルミの丸瓦と豊かな陰影を生む大和張りのファサード、建築と自然をつなぐ勾配屋根がつくるメリハリのある外観デザインとした。




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エントランスホールでは、外部と連続する大和張りの壁と天井、ヒューマンスケールな和紙の重ね貼りがお迎えする。
ロビー・受付は、上質な和紙と杉板の壁に包まれた静謐な空間をめざしたという。





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参拝フロアは、温かみと奥行きを生む杉の竪羽目板スクリーン、水墨で染め上げた左官壁がつくるフォーマルな空間とした。自然素材を活かした落ち着きのある参拝フロアとなっている。




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参拝ブースの墓石は、ミニマルなデザインとシャープなディテールにより、黒御影石の存在感を引き出した。




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和の伝統と自然素材を現代に昇華させた新しい墓苑の姿とした。





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☆☆☆GGのつぶやき
仏との触れあう神聖なる場である。
人の死と向き合い、人の死を通じて仏心と触れ合う、尊い時間でもある。
外部と連続する素材選択とヒューマンスケールな和紙の重ね貼りという新たな試みに官能が疼く。
水墨で染め上げた左官壁にも官能の蠢きと鎮まりが同次元でクロスするのである。



































































































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by my8686 | 2017-09-28 13:41 | 挑発する建築&空間 | Trackback | Comments(0)

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