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New Acton Nishi HOTEL HOTEL, Australia

送別会のあった30日午後8時24分ごろ、小笠原諸島西方沖を震源とする強い地震があり、東京都小笠原村母島と神奈川県二宮町で震度5強、埼玉県春日部市、鴻巣市、宮代町で震度5弱を観測したほか、関東を中心に全47都道府県で震度4から震度1の揺れを記録した。

久しぶりに深夜2時近くまで二次会のカラオケに行く。
当然、公共機関のバス・電車はない。

酔った勢いで約20kmの距離を歩いて帰る。
夜明前白みかけた空を眺めながらのウォーキングもまたよし。

それはさておき、オーストラリアのニューアクトン ニシ/ホテルホテルをみてみよう。


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New Acton Nishi HOTEL HOTEL, Australia

Designer Fender Katsalidis Architects SUPPOSE DESIGN OFFICE Molonglo Group Don Cameron March Studio Ken Neale Craig Tan Architects Broached Commissions


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設計/建築 Fender Katsalidis Architects 




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建築・内装 サポーズデザインオフィス 
内装 Molonglo Group Don Cameron March Studio Ken Neale Craig Tan Architects Broached Commissions




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設計協力/環境・設備設計 Arup ランドスケープ・外構デザイン Oculus




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施工/PLY Nikias Diamond Molonglo Group





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所在地:25 Edinburgh Ave Canberra ACT 2601, Australia

開業:2013年11月

チェックイン/アウト:午後3時/午前11時

電話:+61-2-6287 6287 

経営者:Molonglo Group





☆☆☆やんジーのつぶやき
この夏のバカンスには行ってみたいホテルだ。


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by my8686 | 2015-05-31 19:52 | 挑発する建築&空間 | Trackback | Comments(0)

Dior

鹿児島県・口永良部島の新岳がきのう、爆発的な噴火を起こした。

噴煙が高さ9千メートル以上まであがり、空気を巻き込んだ火山灰が斜面を流れ下る火砕流は海まで達した。
相当な規模である。

やけどした人が出たが、島にいた約140人がみな島外に避難できて不幸中の幸いだった。

今後、噴火が拡大するのか、終息に向かうのか。避難解除までどれぐらいかかるのか――。

残念ながら、現在の火山学で精度よく予測することはできない。
予断や希望的観測を排し、火山活動の動向を見守りたい。

(2015.05.30朝日新聞 社説より抜粋)


まさに火山は生き物だ。
寝たふりして突如として吠え出す。
人はただ見守り逃げるしか方法はない。



それはさておき、ディオールのあたらしい広告キャンペーンとショートフィルムをみてみよう。


ディオールは、主演にリアーナを起用したあたらしい広告キャンペーンとショートフィルム『Secret Garden』第4章を発表。
美しくも謎めいた新ミューズ、リアーナが夜のヴェルサイユ宮殿をさまようドラマティックなムービーに仕上がっている。



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ヴェルサイユ宮殿を舞台にしたショートフィルム『Secret Garden』は、2012年春に第1章が発表されて以降、毎年製作されているシリーズ。
最新作となる第4章は、フォトグラファーのスティーヴン・クラインがディレクションを担当した。



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ショートフィルムでは、独特のムード漂う夜のヴェルサイユを舞台に不可解で謎めいた存在としてリアーナが登場。
2014年12月東京で発表された「Esprit Dior」コレクションを身に纏った彼女が、大階段にたたずみ、広間をさまよい歩き、鏡の回廊で踊るミステリアスな現代のミューズを演じている。
なおメインサウンドトラックは、リアーナのネクストアルバムから採用。



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動画と同じテーマで展開されるビジュアルでは人気バッグ「ディオラマ」のクロージャーやメタリックカナージュ、ドレスに配されたスパンコール、精巧な細工が美しい「トライバル」イヤリングなど、フューチャリスティックなきらめきが宮殿のミラーや金箔に反射。
18世紀の洗練された魅力と、コンテンポラリーなアティチュードの間で謎めいた対話を繰り広げる。


「リアーナのミステリアスな魅力が彼女のシャープなルックス&感性と合わさり、この世界観をつくり出すうえで無くてはならないパーフェクトな要素となっています」とディレクションを手がけたスティーヴン・クラインは語っている。


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さらに、官能を刺激する気になるショットを現代詩とともにみてみよう。




貴族らは夕日を 火夫はひるがほを 少女はひとで恋へり。海にて


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青年の群に少女らまじりゆき烈風のなかの撓める硝子



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暗渠の渦に花揉まれをり識らざればつねに冷えびえと鮮しモスクワ



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石鹸積みて香る馬車馬坂のぼりゆけり ふとなみだぐましき日本



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こころは肉にかよふ葉月のうすら汗武者が髪結はるる頸の汗



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あぢさゐに腐臭ただよひ、日本はかならず日本人がほろばす



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☆☆☆やんジーのつぶやき
官能を揺さぶり詩を紡ぎ出すひととき。
塚本邦雄の現代詩がやはり聴こえてくる。

台風は冴え冴えと野を過ぎたれば再また綴るわが片々のこころ











































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by my8686 | 2015-05-30 08:06 | 徒然なるままに | Trackback | Comments(0)

反重力構造

これまでと何も変わらない。専守防衛も、平和主義も、自衛隊のリスクも――。
新たな安全保障法制をめぐる安倍首相ら政府側の答弁はそういう主張に聞こえる。

そんなはずはあるまい。

たとえば専守防衛。
きのうの衆院特別委員会で安倍首相は、その定義について「いささかの変更もない」と断言したが、極めて乱暴な答弁だ。

政府が「不変」を強弁するのは、憲法改正を避けながら、集団的自衛権の行使容認をめざしているためだろう。
憲法解釈の変更で済ませるには、安全保障政策の根幹は変わっていないと言わざるをえない。

集団的自衛権の範囲や内容をめぐっても、安倍首相は限定的であることを強調しながら、「一般に」「例外として」「現在は」などを乱発し、将来の変化に含みを持たせている。
結果として「例外」は拡大し、政府の裁量に委ねるしかない状況に陥りかねない。
(2015.05.29朝日新聞 社説より抜粋)

「限定的ではあるけれども例外もありうる。」とは、どう解釈すべきなのか。
例外も簡単に拡大解釈されかねない。


それはさておき、杉本博司の「反重力構造」をあらためてみてみよう。


地球上のあらゆるものは、生物無生物を問わず、地表にへばり付いている。
哺乳類の進化を見ても、魚類が陸に上がり、鰭が進化して四足歩行の哺乳類となった。



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四足が重力 を支えるのに最も適しているからだ。
ところが人類は、この四足歩から立ち上がり 二足歩行を始めた。



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二足は常に手が使えてあまりにも便利なので、常に垂直の重力を支 えられるように骨格も進化して、現在に至っている。
人骨構造の反重力構造の完成である。

人類の文明化が進むにつれて、建築もこの重力にいかに逆らって高いものを建てるかに興味が向けられていった。
バベルの塔もピラミッドもその良い例である。




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世界最古の木造建築として知られるのは、法隆寺の五重塔で、建てられてから1300年あまり経っている。
仏塔とは舍利と呼ばれる仏の遺骨を納める為の施設で、仏舎利はほとんどの場合地下の石室に納められている。



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塔の役割は重力に抗って空に向かって立つことである。
他に何の機能も有しない。
すなわち重力に抗えることを証明することが、権威と権力の象徴になったのだ。




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法隆寺の五重塔に次ぐ古塔は、奈良、当麻寺の東塔である。
天平時代に建てられたと推測される。

明治35年に全面解体修理がなされた際に、創建材を含む古材で、瘍んで重力を支えきれなくなってしまった部材が、明治の新材と交換されたのだ。



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その古材群が、どうした訳か最近になって巷に出てきた。
私は千数百年の時間の重みを支えてきたその痕跡にいとおしさを覚えた。

これらの古材を毎日眺めくらしているうちに、私は当麻寺東塔を原寸大で撮影してみることを思い立った。
木造の塔は斗組という部材を重ねて重力を分散する構造になっている。




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奈良時代の組物は単純ながら逞しい姿で、重力を支えている。
私はアトラスの彫像が天を支えているようにも見えるその構造を、美しいと思った。



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- 杉本博司 文より
 






☆☆☆やんジーのつぶやき
法隆寺棟梁に代々伝わる口伝のひとつに「木を買わずに山を買え」というものがある。
土やそこに育まれる命を理解してこそ、原木の見極めができる。

木にはくせがあり、そのくせを見抜いて旨く抱き合わせて組み上げる。
その結果、1300年も持ったのだ。

さらに、装飾美に走らず構造の美しさを重視した。
日本の風土を真に理解し、自然に逆らわず知恵と魂で合体させたものだ。

砂鉄を使って鍛錬して作った昔の釘は1000年もつ。
溶鉱炉で簡単に溶かして作った釘はもろい。

人間も同じだ。
叩き上げて鍛錬した人間ほど強い。

























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by my8686 | 2015-05-29 08:06 | 徒然なるままに | Trackback | Comments(0)

Lake Superior

新たな安全保障法制の整備によって、海外に派遣された自衛隊員の危険が増すのではないか――。
野党側の追及に対して、政府側は「リスクの増大」を明言しようとしない。

安保法制を審議する衆院の特別委員会がきのう始まったが、論議がかみ合わない。
原因はもっぱら、安倍首相や中谷防衛相らの不明確な答弁にある。

安倍首相はまた、法整備によって「日本の抑止力が高まり、国民のリスクが下がる」とも主張している。
だが、抑止力が万能であるかのような説明は大いに疑問だ。

たしかに日米安保の強化は全体的な抑止力につながるかもしれないが、それで国民のリスクが下がるかどうかは別問題だ。
たとえば、テロリストに対して抑止力は意味をなさない。
踏み込んだ後方支援で日本の立場が鮮明になればかえってテロの危険性が高まる恐れもある。

その意味で、問題は自衛隊員にとどまらず、国民全体にかかわる。
政権はその説明を避けたまま、海外の紛争への関与を強める大転換を図ろうとしている。
リスクを語らぬ姿勢は不誠実と言わざるをえない。
(2015.05.28朝日新聞 社説より抜粋)


一度、戦争に突入すればリスク回避などありえない。
誠心の志で審議してもらいたい。
決して、70年前の広島・長崎のあの惨劇だけはくりかえすな。


それはさておき、今、古今東西の“シンプルなかたち”を展示する『シンプルなかたち展:美はどこからくるのか』が、リニューアル・オープンを果たした六本木の森美術館で開かれている。
7月5日(日)まで。


その内容をみてみよう。

先史の時代の石器から、現代アートまでおよそ2万年のときをこえて、シンプルなかたちの美しいアートが集結。



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パリのポンピドゥー・センターの分館であり、コレクションをもたずに独自の企画展を展開しているポンピドゥー・センター・メスとエルメス財団がはじめてコラボレーションした展覧会が日本に巡回した本展。
会場には、ポンピドゥー・センターをはじめ、ピカソ美術館、ル・コルビュジエ財団といったフランスの名だたる美術館、博物館のコレクションから本邦初公開作品を含む名品が多数出展される。





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会場にはマティスや池大雅といった大家から、古代の名もなき人が生み出したプリミティブアートまで約130点を展示。
また、日本展限定として円空仏や江戸時代の禅僧仙厓による円相図や、安土桃山時代を代表する陶芸家の長次郎による茶碗の名品が紹介されるという。



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その中で注目したいのが杉本博司の 『スペリオール湖、カスケード川』1995年作品。



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あらためて、そのテーマとなったスペリオル湖についてみてみよう。

スペリオル湖(スペリオルこ、英語: Lake Superior)は、北アメリカにある五大湖のうち、最大の面積を持つ湖。
また、淡水湖としては、世界最大の面積を持つ湖である。

しかし、貯水量では淡水湖としてはバイカル湖(23,000 km3)、タンガニーカ湖(17,800 km3)に次いで世界3位となる。
特に、世界一のバイカル湖にははるかに及ばず、五大湖全ての貯水量を合計(22,464 km3)してもなお足りない。
これは、上位2つの湖が構造湖であり、非常に深い水深を持っていることに理由がある。



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スペリオル湖の名前は、五大湖のうち最も標高の高い位置にあることに由来して、フランス人の探検家達によって名付けられた (Lac Superieur)。
英名のSuperiorには「高次の」という意味がある。

スペリオル湖の面積は約82,200km2あり、チェコ共和国の国土よりも大きく、北海道の面積より大きい。
東西の長さは563kmで、南北の長さは257km。
平均水深は149mで、最も深い場所の水深は406mである。
水量は12,232km3。
島嶼を含めた湖岸線の長さは4,393kmにのぼる。




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スペリオル湖の北はカナダのオンタリオ州に接し、残りの部分はアメリカ合衆国のミネソタ州、ウィスコンシン州、ミシガン州に接している。
湖全体のうち、3分の2がアメリカ合衆国の領地である。

スペリオル湖の周辺、特にミネソタ州北東部のアイアン・レンジと呼ばれる地域では、先カンブリア時代に水酸化鉄や炭酸鉄などの鉄化合物を豊富に含む地層が形成された。
この地域では鉄の鉱脈が地表に現れていることも珍しくなく、メサビ鉄山などこの地域の4つの鉄山帯では、坑道掘りのほか露天掘りも行なわれている。



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湖はこれらの鉄山帯から産出された鉄鉱石を運ぶのための重要な水上交通路である。
そのため、湖岸にはアイアン・レンジ地域の中心都市で、五大湖・セントローレンス海路で最大規模の港湾を抱えるダルースをはじめ、いくつかの港湾都市や鉱業都市が点在している。

それらの鉱業都市の多くは1970年代に鉄鉱石の産出量の減少によって寂れてしまったが、近年では中華人民共和国での鉄鋼需要の増加により、息を吹き返している都市もある。





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またミシガン州マーケットなどのように、1年を通して冷涼な気候を活かし、夏の避暑地として再び賑わいを取り戻した都市もある。
掲載されている写真に写っているのはリフトブリッジで、大型の船やヨットが接近するたびに橋の部分を持ち上げて船を通過させる。





☆☆☆やんジーのつぶやき
静かな湖面と対峙すると、いつもの詩が脳裏に流れてくる。


西空のうすれて黄なる映ろへば湖(うみ)も年経(ふ)るなげきを歌へ


































































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by my8686 | 2015-05-28 08:06 | 徒然なるままに | Trackback | Comments(0)

Karlheinz Stockhausen

歴史的な議論の始まりである。
新たな安全保障関連法案が、きのうの衆院本会議で審議入りした。

この審議が持つ意味は極めて重い。
ただ慎重に議論を尽くせばいいというものではない。

一連の法案がこのまま成立すれば、安倍政権が昨年から試みてきた安全保障政策の大転換が、首相が米国議会で約束した通りひとまず「成就」する。
安倍氏が2006年に初めて首相に就いて以来唱えてきた「戦後レジームからの脱却」の骨格ができ上がる。

首相は今回の法制を進める理由について、「わが国を取り巻く安全保障環境がいっそう厳しくなり、国民にとってリスクが高まっているからだ。切れ目のない法制で抑止力が高まれば、日本が攻撃を受けるリスクは下がる」と強調した。

それが首相の言う「森を見る」ことならば、9条を改正して必要な法整備を進めたいと説くのが法治国家の首相のとるべき道だったのではないか。
その順序は完全に逆転している。

そのために安全保障環境の変化にどう対応すべきかという議論がかえって妨げられているのは本末転倒である。

この倒錯を正せるのは国会での言論であり、世論である。
(2015.05.27 朝日新聞 社説より抜粋)


倒錯した首相の率いるこの日本に未来はあるのか。
国民のための正しい志を求めたい。



それはさておき、気になるドイツの現代音楽家をみてみよう。

その名は、カールハインツ・シュトックハウゼン。
(Karlheinz Stockhausen, 1928年8月22日 - 2007年12月5日 )

典型的なセリエリズムに基づく「点の音楽」から「群の音楽」、「モメント形式」、そしてメロディー的な要素とセリエリズムの統合を図った「フォルメル技法」へと作曲技法を発展させていった。
また、世界で最初の電子音楽を作曲し、生演奏を電気的に変調させるライヴ・エレクトロニクス作品も手掛けた。
不確定性や多義性を伴った形式を試行していた時期もある。




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あらためて、略歴をみてみよう。


1952年にはフランスに移り、パリ国立高等音楽院に入学、オリヴィエ・メシアンの分析クラス、ダリウス・ミヨーの作曲クラスで学んだ。
「群の音楽」や「モメント形式」などの新しい概念を次々と考案し、また、世界で初めての電子音楽を作曲。
「少年の歌」や「グルッペン」、「コンタクテ」、「モメンテ」などの代表作を作曲して、第二次世界大戦後の前衛音楽の時代において、フランスのピエール・ブーレーズ、イタリアのルイジ・ノーノらと共にミュージック・セリエルの主導的な役割を担った。





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60年代後半以降は確定的な記譜法を離れ、自身の過去作品を出発点としてそれを次々と変容してゆく「プロツェッシオーン」や短波ラジオが受信した音形を変容してゆく「クルツヴェレン」などを作曲。
更には、演奏の方向性がテキストの形で提示された「直観音楽」を提唱する。アロイス・コンタルスキーやヨハネス・フリッチェらの演奏家とアンサンブルを結成し、これらの音楽を演奏した。

70年代には「フォルメル技法」を掲げて再び確定的な記譜法に回帰。
1977年から2003年まで、7つのオペラから構成される長大な連作「光(LICHT)」の創作に携わり、最終作である「日曜日」の第3場面「光‐絵」が、2005年の自身の28年ぶりの来日の際に東京の夏音楽祭にて演奏された。




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2004年以降は、一日の24時間を音楽で表現する24の連作「クラング」を作曲していたが、あと一歩で全曲の完成は叶わなかった。

1961年にケルン郊外の村、キュルテン(ドイツ語版、英語版)に土地を購入し、自身の要望どおりの家を4年ほどかけて建て、以後はその家で過ごした。
また、「シュトックハウゼン出版社」を設立し、自作のCDや楽譜などを体系的に出版する。






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1998年からは毎年キュルテンで「シュトックハウゼン講習会」を開催、後進の指導に熱心に取り組んだ。

2007年にキュルテンの自宅にて、12月5日に亡くなった。




さらに、第五期といわれる2004年~2007年の活動をみてみよう。


第五期(2004-2007)
「光」を2003年に完成させたシュトックハウゼンは、2004年から2008年の没年まで、1日の24時間を音楽化しようとする24作品からなる連作「クラング - 1日の24時間」(2004-07)の作曲に専念した。
1970年代以来のフォルメル技法に代わり、2オクターヴの24音からなるセリーがこの連作の基礎となっている。





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オペラ劇場で演奏されることを前提として作曲された「光」に対して、「クラング」はそのような制約を一切設けずに作曲されているため、基本的に演劇的な演出はなされていない。
ただし、1人の打楽器奏者と少女のための4時間目「天国への扉」(2005)では、例外的に演劇性が採り入れられている。
この作品は特製のドアを打楽器奏者が叩き続ける作品である。




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このほか、2人のハープ奏者のための2時間目「喜び」(2005)や24のピアノ音楽集である3時間目「自然な演奏時間(自然の持続時間と訳されることがあるが、ドイツ語でDAUERは総演奏時間のことを指す)」(2005/06)作品。
それまでのシュトックハウゼンの作風からはかなり離れた伝統的で室内楽風な編成のものが含まれている。






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オルガン(またはシンセサイザー)とソプラノ独唱、テノール独唱のための1時間目「昇天」(2004/05)。
30分以上にわたるほとんど全ての部分で、鍵盤楽器奏者は左手と右手が全く異なるテンポでの演奏を求められた。
8チャンネルの電子音楽、13時間目「宇宙の脈動」(2006/07)は、24の電子音のパルスがテンポと空間移動の変化を複雑に繰り返しながら積み重なっていく。





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この連作はフルートと電子音楽のための21時間目「楽園」(2007)まで完成されたが、作曲者の逝去により全曲の完成は叶わなかった。
このほか、「ティアクライス」のオーケストラ版も、作曲者の死により「蟹座」と「獅子座」のオーケストレーションが未完に終わった。






☆☆☆やんジーのつぶやき
漆黒の暗闇の中で大音響で聴くべき現代音楽である。
これほどまでに過激にイメージを掻き立てる音楽を他に知らない。
時には解脱の境地を探りながらこの音宇宙を漂ってみよう。


































































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by my8686 | 2015-05-27 08:06 | 現代音楽もいいもんだ | Trackback | Comments(0)

ALESSI|MU

原発の使用済み核燃料を処理する際に出る「原発のごみ」の処分について、国が7年ぶりに基本方針を改めた。

最終処分場に自治体が手をあげるのを待つ公募方式をやめ、国の主導で候補地を決める。
原発から出てくる高レベルの放射性廃棄物については、00年に法律をつくったものの、高知県東洋町が一度応募した後で住民反対により撤回した以外は、事例がなかった。

最終処分場が未定の日本の原発は「トイレなきマンション」とも言われていた。
国が前面に出て決めるのは、当然である。

「これ以上次世代に先送りするわけにはいかない」という政府の言い分はもっともだ。
処分場が決まらなければ、放射性廃棄物は、既存の原発敷地内で保管することになってしまう。

だが「原発ありき」での取り組みにとどまる限り、問題の解決にはつながらないだろう。
(2015.05.26朝日新聞 社説より抜粋)

数万年以上も人体に有害な強い放射線を出し続けるごみの扱い。
福島第一原発の事故で、原発に関する「安全性」への信頼が崩壊した今、予測しえない事態に備えてほしい。



それはさておき、建築家 伊東豊雄がデザインした最新作のカトラリーシリーズ「MU(ムー)」をみてみよう。

5月17日に六本木で開催されたアレッシィ主催の昼食会。
テーブウェアが2006年に発表された伊東豊雄氏デザインの「KU(クー)」で、カトラリーは今回新作として登場した「MU(ムー)」。
美しい料理をよりスタイリッシュに演出してくれるカトラリーである。


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■日本語の“六”をあらわす

モダンでラグジュアリーなデザインのプロダクトを世に送り出す「アレッシィ」と、2010年に世界文化賞を受賞した建築家 伊東豊雄氏との関係は、2005年に遡る。
22組の世界の建築家がティー&コーヒーセットをデザインするプロジェクト「ティー&コーヒータワーズ」で、カップに1匹のカエルがつかまっている「KAERU」のモカカップ&ソーサーを発表したのが最初の取り組み。



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2006年には、日本人の建築家がデザインした初めてのテーブルウェアセットプロジェクト「KU(クー)」シリーズを発表。
今回のカトラリーシリーズ「MU(ムー)」は、「KU」シリーズにあわせてデザインされた。




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薄い質感とシャープなシルエットをもち、縁が反り上がったようなフォルムと真っ白な本体が美しい器「KU」にマッチするカトラリーは、持ち手の断面が六角形になっているのが特徴。
シリーズ名「ムー」は日本語の“六”に由来している。
持ち手はスリムに仕上げられ、バランスの良さを感じさせる。



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■伊東豊雄氏が語る、建築とリンクしたカタチ

アレッシィ主催の昼食会で伊東豊雄氏は、「建築とちがって、こういうプロダクトのデザインは、使いやすいかどうかで決まってしまいます。」
「が、最初に『ティー&コーヒータワーズ』に取り組んだときには、私のデザインのコンセプトの基になっている“波紋”から『KAERU』をデザインしました。」




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「つぎにアルベルト氏から皿のシリーズの声がかかり、テーブルウェアセット『KU』では上に広がっていくようなデザインに着目しました。」

「そして今度のカトラリーは、日本の箸とちがう西洋のものなので一番苦労しました。展示しているスタディモデルを見ていただくとわかりますが、最初の試作品は完成品より有機的な柔らかなデザインでした。」
「デザインを重ねるうちに次第にソリッドな形になっていき、持ち手の断面の少し扁平になった六角形は、建築ともリンクしています」と語った。



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愛媛県今治市にある伊東豊雄建築ミュージアム(http://www.tima-imabari.jp/)のカタチとも相似する、カトラリーシリーズ「ムー」。





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今までにない六角形の形状は、この先のカトラリーのデザインを、より豊かにするための先鞭といえる。


アレッシィショップ青山
東京都港区北青山3丁目2−5
営業時間|11:30~19:30
Tel. 03-5770-3500
www.alessi.jp/






☆☆☆やんジーのつぶやき
時には、こんな洒落たカトラリーで美しくスタイリッシュにランチなぞ、したいものだ。




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by my8686 | 2015-05-26 08:06 | 徒然なるままに | Trackback | Comments(0)

scatter shelf

20年度に国と地方の基礎的財政収支を黒字にする。
首相が議長を務める政府の経済財政諮問会議を舞台に、この目標に向けた議論が本格化してきた。

経済成長に伴う税収増、税制改革による増税、歳出の改革・抑制の三つを組み合わせ、具体的な計画を作る作業である。

国の借金は1千兆円を超えた。
今年度の予算でも財源不足を穴埋めする新規国債の発行が36兆円を上回り、借金の膨張に歯止めがかからない。

「デフレを抜け出せば、成長率が同じでもより多くの税収が入るはずだ」
「思い切った歳出抑制は、17年度の消費増税の後に回しては」。
諮問会議では早くもこんな声が飛び交う。

基礎的収支の黒字化は、財政再建の出発点に過ぎない。
甘い見通しはご法度だ。
少子高齢化が急速に進むなかで、改革を先送りする余裕はない。

しっかりとした処方箋を示せるかどうかは、首相の姿勢次第である。
(2015.05.25朝日新聞 社説より抜粋)

志ある処方箋を示してもらいたい。




それはさておき、月曜の朝は、nendoデザインの「scatter shelf」をみてみよう。


厚さ5mmの黒いアクリル材で作られたグリッド状の棚。


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それをずらしながら3層重ねることで構造的に強くなるだけでなく、正面から見ると、そこに載せられた物がまるで蜘蛛の巣に絡まっているかのような視覚効果が生まれる。



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また、斜めから見るとアクリル表面の強い光沢によって、棚の内部は反射を繰り返し、本来は不透明なはずのアクリルが透明に見える。



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そして、この乱反射のもうひとつの効果として、棚の裏の風景をまるで万華鏡のように激しく分解/拡散を繰り返す。



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そして、脳裏に流れるのは塚本邦雄の現代詩。


硝子工くつびる荒れて吹く壜に音楽のごとこもれる気泡


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モーゼ語りける戒のほか愛されてまづ雄蘂よりかがるる罌栗



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☆☆☆やんジーのつぶやき
nendoの無機質で拡散するイメージをみつめていたら、いつしか官能が詩を詠っていた。


























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by my8686 | 2015-05-25 08:06 | 徒然なるままに | Trackback | Comments(0)

Tigran Hamasyan

日曜日の麗らかな休日。
数日前から右の広背筋下部に違和感を感じ安静にしていた。
湿布薬を貼り腰サポーターで養生。

午後からは愛車の洗車WAXと定番の30分ウォーキングをこなす。
いい汗かいたあとは早めの風呂。休日の贅沢だ。
風呂あがりには、いつものホッピーブラックで喉を潤し、黒霧のロックへ。

ほろ酔い気分で今夜は、今、最も注目されているアルメニア出身のピアニスト、ティグラン・ハマシアンをみてみよう。


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ジャズの範疇を超え、独特の新世界を創造した話題必至のニューアルバム。
本作はヴァーヴよりノンサッチへ移籍第一弾アルバム。


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1987年アルメニア生まれの27歳。

11歳の時からフェスやコンクールに出演するようになり、10代で「Thelonious Monk International Jazz Piano Competition」で優勝を果たした。

ジャズとクラシック・ミュージシャン両方の教育を受けたが、それ以外にもアルメニアのフォークやロック、エレクトロや詩など、実に多種多様な音楽的影響を受けている。
そして、そこから生まれたジャズの範疇を超えた独特のサウンドと音世界は、日本のみならずアメリカやヨーロッパ、世界各国のファンを熱狂させている。



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英ガーディアン紙も「ティグランは、インプロヴィゼーションを常に新鮮でリリカルなものにする方法を見つけた。他のジャズ・ミュージシャンも見習うべきだ」と絶賛。


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デイリー・テレグラフ紙が「輝かしいほど素晴らしく、完成された若きミュージシャンは数多くいるが、ハマシアンがその中で抜きんでているのは、重要なことを今すぐ言わなければならないことがあるからだ」と褒めたたえている。



通算5作目となる本作『MOCKROOT』。


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レコーディング・メンバーは、昨年9月の来日時と同じトリオ。

Tigran Hamasyan - piano, voice, keyboards, synths, sound effects
Sam Minaie - electric bass
Arthur Hnatek- Drums/Live Electronics

アルバムにはティグラン作の楽曲の他、アルメニアのトラディショナル・ソングをティグランがアレンジした「Kars 1」「Kars 2」が収録されている。


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☆☆☆やんジーのつぶやき
リリカルなインプロヴィゼーションに酔い痴れるのも一興。












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by my8686 | 2015-05-24 20:06 | 愛しさとせつなさのJAZZ | Trackback | Comments(0)

Annie Leibovitz

定額料金を払えばスマートフォンで音楽が聴き放題になる新たなサービス「ストリーミング」が日本でも本格的に始まる。
曲やアルバムごとに料金を払ってダウンロードするサービスに代わって海外ではストリーミングが急速に広がっている。
日本でも音楽の楽しみ方が大きく変わりそうだ。

IT企業のサイバーエージェントとレコード会社大手エイベックスが合弁で設立したAWAは27日、定額制の音楽ストリーミングサービスを始める。
まるでラジオを聴くように楽しめる月額360円のライトプランと、聴きたい曲を検索して聴ける同1080円のプレミアムプランを用意する。
ロック、R&Bといったジャンルや、ドライブ、モーニングといったシチュエーションから選べる。
聴き手の趣味にあわせて曲を推奨する機能もある。

国内レーベルなど22社が参加し、2015年末までに洋楽・邦楽の500万曲を提供する。
最初の90日間は無料の「お試し期間」とし、気に入ったらどちらかのプランを契約する。
(2015.05.23朝日新聞より抜粋)

愛聴盤コレクションという概念がなくなってしまうのか。
シャワーのように聴き流す感覚もまた一興か。



それはさておき、土曜の休日の朝は、同年代のアメリカの女性写真家をみてみよう。
その名は、アニー・リーボビッツ。

数年前、彼女の手がけたルイヴィトンのコアヴァリューシリーズ広告に官能が疼いた。

地球温暖化プロジェクトに賛同した俳優やスポーツ選手、ミュージシャンなどの著名人を矢継ぎ早にキャスティング。
一見ナチュラルに見えるその写真達は、実は猛烈に計算された完成度の高いものだ。

ルイヴィトンの真髄である『旅』をフィーチャーしたグローバル広告。
絵画的なライティング、表情、構図、トーンのマッチングの素晴らしさに、官能が痺れた。


その中でも一番官能を刺激したのが、好きな女優のひとりであるアンジーの登場したこの広告写真。


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カンボジアで撮影された写真。
服とヴィトンバッグはアンジーの私物のものだという。
本人もほぼノーメイクで挑んだという力作。
ポートレートとしての完成度が素晴らしい。


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そして、フランス国宝級大女優のドヌーブ。
列車の蒸気が渦巻く中、轟音にもたじろがぬ貫禄とエレガントさで自分のスネをさすり中の決めポーズ。


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学生時代、その妖艶にしてエレガントな美貌に酔い痴れたあの頃が、今では懐かしい。


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そして、息子が大ファンのU2。そのボノ夫妻の登場。


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ミュージシャンと言う枠を超え、国際的な慈善家としても有名なU2のボノと奥方のアリをキャスティング。
アフリカの極度な貧困地域の人々に多大なる支援をしてきた夫婦であるからこそのロケーションとなったという。
撮影は、実際歩きながら大地を踏みしめる夫婦を何度か繰り返してのシューティング。
奥方のアリはファッション業界にアフリカでのビジネスの輪を広げるためにエシカル・ファッションブランド「Edun」を設立。


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2009年に「Edun」のアフリカとの貿易における積極的な取り組みを推進するため、LVMHが49%の株式を取得している。
今回は、そのEdunの服を着てヴィトンのコラボバックを肩から背負っての登場。
やることが、強かだ。



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そして、伝説のサッカー選手三人が楽しそうにテーブルサッカーゲームに興じている場面。
この三人、やんジーのお手本の連中。
クラシカルなバーでのロケ。
彩度低めなトーンが大人で上品な仕上がりになっている。俺好みの好きなトーンだ。



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ジダンの尻のあたりにさりげなく置いてあるバッグも茶系のトーンで良くマッチングしている。
しっかりとライトを当てナチュラルで自然光っぽい空間に仕上げているのは流石だ。
強いライトの固い感じをうまくレタッチで和らげ中間トーンをうまく仕上げている。





そして、往年のハリウッド俳優コネリーとゴルバチョフ元大統領 。


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高校生の時、初代007のヒーローとしてコネリーの胸毛を羨望の眼差しでみつめたあの頃が懐かしい。
誰もいないビーチでの貫禄ポージングが決まっている。


そして、ゴルバチョフ元大統領の哀愁漂うリムジン内での激写。
アニー・リーボビッツお得意の、シャドウ部のシアンがかかったトーンがいい味を出している。
やっぱりこのトーンが好きだ。




そして、アポロ11号が月に行ってから40年目を記念した伝説の宇宙飛行士をフィーチャーしたプロジェクトとアニー・リーボヴィッツの長年の友人でもあるキース・リチャーズ。


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登場する宇宙飛行士たちは3人。
アポロ11号の乗組員で、1969年に人類で2番目に月面を歩いたBuzz Aldrin、宇宙での事故に遭いながら、見事地球に生還したアポロ13号を導いた船長Jim Lovell、スペースシャトル・チャレンジャー号で歴史上初めて宇宙に行ったアメリカ人女性のSally Ride。
もちろん月や雲の素晴らしい配置は合成によるものだが、若いモデルには出せない人としてのエージングされた魅力が詰まった夢の一枚。

そして、キース・リチャーズのポートレートに近い激写の一枚。
このナチュラルな仕上がり感も感動ものだ。




☆☆☆やんジーのつぶやき
こんな写真を見ると、官能のおもむくまま「旅」をはじめたくなる。


































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by my8686 | 2015-05-23 08:06 | 徒然なるままに | Trackback | Comments(0)

ネパール残像「ヨーガ」に沈思瞑想

物議を呼んだザハ・ハディド・アーキテクツデザインの新国立競技場。

文科省が、2020年東京五輪・パラリンピックの主会場となる新国立競技場の計画を見直す方針を明らかにした。
目玉だった可動式屋根の設置を大会後まで先延ばしし、陸上トラックにせり出す形の可動式のスタンド1万5千席を、仮設に変えるという。

工期と建設費の見積もりの甘さが、修正を招いた原因だ。
昨今の資材費、人件費の高騰を考えれば、総工費1625億円が実情にあわないのは想像がついたはずだ。

計画に反対する建築家から見通しの甘さを指摘されていたのに、文科省傘下の独立行政法人、日本スポーツ振興センター(JSC)は放置してきた。
その責任は重い。

総工費、そして後利用の維持費はどれほどかかるのか。
バラ色の未来図を描き、五輪の後は「負の遺産」になる悲劇は避けたい。
長期的な構想を考えて、工期がもっと必要となれば、ラグビーは別の場所に変えることも選択肢に含むべきだろう。

競技場の改築費にはすでにスポーツくじの売り上げの5%が充てられ、さらに10%にする法改正が検討されている。
文科省はJSCが運用するスポーツ振興基金を取り崩し、政府出資の半分にあたる125億円を充てる。

スポーツの振興に使うべきお金が、ハコモノに消えるのは場当たり的に過ぎる。
巨額の税金が投入されるナショナルスタジアムに、国民の合意、共感は欠かせない。

今回のずさんな顛末を猛省し、改めて開かれた議論を深めるべきだ。
(2015.05.22 朝日新聞社説より)

異議なし。


それはさておき、ヒンドゥー教の修行としてヨーガが挙げられる。


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ヨーガは、心身の鍛錬によって肉体を制御し、精神を統一して人生究極の目的である「解脱」に至ろうとする伝統的宗教的行方のひとつである。
ヨーガの特徴のひとつである結跏趺坐するスタイルはインダス文明の印章にも刻まれており、かなり早い時期から実施されていたと考えられる。



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ヨーガの経典には5世紀の『ヨーガ・スートラ』があり、沈思瞑想による修行は日本の仏教の「禅」につながっている。



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『ヨーガ・スートラ』(瑜伽経、ゆがきょう、とも)はインド哲学の1派であるヨーガ学派の根本経典。
成立は2-4世紀頃。パタンジャリによって編纂されたとされる。



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『スートラ』は『糸』の意味であり、糸のようにパタンジャリが説いた短い言葉を連ねたものである。



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「ヨーガとは心の働きを抑制することである」の定義から始まり、三昧に至るまでの具体的方法としての8階梯と、その背景にある思想が述べられる。



■8階梯のヨーガ

アシュタンガヨーガとも。(アシュト=8、アンガ=枝・手足)


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ヤマ:禁戒 - やってはいけないことを守る。暴力をふるわない・嘘をつかない・盗みをしない・貪らない・貞潔


ニヤマ:勧戒 - すすめられるべき道徳。清浄・足るを知る・苦行・学誦・神霊への帰入

アーサナ:座法 - 正しい姿勢をとる。

プラーナーヤーマ:調息 - 呼吸法でプラーナ(気)を取り入れる。

プラティヤーハーラ:制感 - 外側に向けていた感覚を内側に向け、内的感覚を養う。

ダーラナー:凝念 - 意識を対象に集中させる。

ディヤーナ(ディヤーン):観想(静慮) - 意識が対象から流出し、拡大する。「禅」はこの音写。

サマーディ:三昧 - 意識が対象と一体化する。


また身体を鍛錬するヨーガは、13世紀に始まる「ハタ・ヨーガ」と呼ばれる流派であり、現在日本で行われている「ヨーガ教室」等もこの流派に入る。



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☆☆☆やんジーのつぶやき
乗馬の基本は、正しい姿勢をとることからだった。
基軸がぶれないこと。
余分な力を抜く。
人馬一体となる内的感覚を養うこと。
86とて同じこと。正しいドライヴィング姿勢をとること。
シートとステアリンク゛の中心線を揃えることから拘った設計意図に、そのクルマづくりの本気をみた。
 






































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by my8686 | 2015-05-22 08:06 | ネパール残像 | Trackback | Comments(0)