WTAPS+「愛について」より《Kiss》

盆休4日目。朝晩めっきりと涼しさを感じる。
扇風機の風が心地良い。

予定のない午前中は、WTAPSの夏ファッションを覘いてみたり、サファリとジープを眺めたり・・・。




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目をつぶると世界が遠ざかり、やさしさの重みだけがいつまでも私を確かめている・・・。
そんな谷川俊太郎の詩の一節が脳裏をよぎる。




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沈黙は静かな夜となって
約束のように私たちをめぐる
それは今 距てるものではなく
むしろ私たちをとりかこむやさしい遠さだ
そのため私たちはふと ひとりのようになる・・・





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私たちは探し合う
話すよりも見るよりも確かな仕方で
そして私たちは探しあてる
自らを見失った時に・・・






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私は何を確かめたかったのだろう
はるかに帰ってきたやさしさよ
言葉を失い 潔められた沈黙の中で
おまえは今 ただ息づいているだけだ






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おまえこそ 今 生そのものだ・・・
だがその言葉さえ罪せられる
やがてやさしさが世界を満たし
私がその中で生きるために倒れる時に






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☆☆☆GGのつぷやき
仕事のない日は、静かに風に吹かれて、ただ息づいているだけにしよう。
午後から太陽が顔を出したら、昨日下見したあの道を、ロードバイクで走ってみよう。

















































































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# by my8686 | 2017-08-14 11:19 | 徒然なるままに | Trackback | Comments(0)

ミラノ デザイン ウィーク「 Lexus/YET(二律双生)」を読み解く

盆休3日目の日曜日。朝晩めっきりと涼しくなってきた。
ここ広島市の北部に位置する標高約190Mの高地では、夜半から早朝にかけては、窓から入る外気が寒さを感じる位である。
特に予定のない午後からは、ロードバイクランを楽しむ予定である。


それはさておき、今年の「ミラノ デザイン ウィーク」に出展したレクサスブースをみてみよう。




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10回目となる今回のテーマは「YET(二律双生)」。
光の柱によるインスタレーションをはじめ、過去の出展内容をもとにした作品展示などを行うとともに、恒例の「レクサス デザイン アワード 2017」のプロトタイプも並べられた。

今年も現地を訪れた小川フミオ氏のリポートを読み解いてみよう。



■古典的でありながら最先端
「ミラノ デザイン ウィーク」が2017年4月4日から9日にかけて開催。そこでレクサスの展示が大きな話題を呼んでいた。ミラノ・サローネとフオリ・サローネを総称してデザインウィークと呼ばれる。

毎年、大胆な発想に基づいたインスタレーションを見せてくれるレクサス。2017年の主題は「YET」だった。



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ミラノ中心部にある「トリエンナーレ・モダンアート美術館」で開催された展示スペースでは真っ黒な空間に圧倒された。そこに浮かびあがったのは、天井に届きそうな3本の光の柱。制作はネリ・オックスマン氏と、同氏がマサチューセッツ工科大学で仕事をしているメディテイテッド・マターグループ。

柱はガラス製で、細いチューブ状のものを巻いて有機的な造型を実現。ブロックで作り、それを15個積みかねて柱にしている。近くで観ても作りはじつに緻密。透過光が美しい。

コンセプトは「古典的でありながら最先端」。英題は「Ancient Yet Modern」となる。二つの形容詞を「YET」が結びつけている。



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その面白さは、ガラスを使ったところにある。「ガラスは6000年前からおなじみの素材。でも造型には最新の技術を使っています」。オックスマン氏の説明だ。細いガラスのチューブの製造はいわば古典的。クラフツマンシップによるものだ(作るのはかなり大変だったとか)。

いっぽう形状は3Dプリンターという最先端技術で決定。重ねて安定する断面形状。美しい透過光を作るフォルムもやはりコンピューターによる緻密な計算があったそうだ。




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■今年で10回目の出展
ミラノ・デザインウィークでレクサスが展示を行ったトリエンナーレ。中心部とはいえ、多くのインスタレーションが集まるブレラ地区、トルトーナ地区、チンクエヴィーエ地区などからは少し距離を置く。それでも多くの観客が訪れてネリ・オックスマン氏の光の柱を楽しんだ。とりわけ夜になってからの来場者の数は驚くほど多かったとのちにレクサスの関係者から聞いた。



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トリエンナーレのあるセンピオーネ公園にはライブのための特設会場ができたりして、ここでもお祭り気分が盛り上がったためだろうか。
いずれにしてもレクサスの展示はそのひとたちの期待に十分応えていたと思える。オックスマン氏の光の柱に加えて、展示は多様だったからだ。

「スタティック イェット ダイナミック(静的でありながら動的)」と題されるインスタで躍るような光の投影に驚かされる。
その光は見ているうちにレクサス(UXコンセプト)として像を結び、クルマの画像が外に向かって走り出す。たしかに静と動が同居した作品である。




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展示会場の最後には「レトロスペクティブ」といういっぷう変わったパネル展示。これまで9回のレクサスの展示を年ごとにまとめたものだ。
映画と同じく1秒24コマで1つの展示が構成されている。歩きながら眺めるとパラパラ漫画のように画像が動くのを楽しめるのだ。





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■レクサス デザイン アワード受賞作品も展示
2017年ミラノ デザイン ウィークでレクサスは第5回目になる「レクサス デザイン アワード」受賞作を展示。それは先に触れたとおり。さらにグランプリがこの場所で発表された。

「次世代のクリエイターを育成・支援し、より良い社会づくりを目指し(……)」。レクサスではこのような目標をかかげて、優れたデザインを一般公募してきた。応募は63カ国から1,152作品。そこから8つのパネル展示と、4つのプロトタイプ制作のための受賞作が選ばれた。





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プロトタイプの受賞作は、1人は英国RCAで学ぶ中国のジア・ウー氏。提案は生野菜を使った楽器「プレイヤーフルート」。

2人目は米国のジェシカ・フーグラー氏。面によって異なる色をもつピースを作り、それをつなぎ合わせてラグを構成。ピースを回転させることで模様が変化する。

3人目はソウルの梨花女子大出身のアーラン・ウォン氏。部屋を構成する要素がすべてパッキングされたキャリーオンを提案。

4人目は「ピクセル」を提案した吉添裕人氏。小さな単位からなる構造体で、反対側にある反射光が官能的である。

緻密な計算と厳選された素材で作られたピクセルでつい立てのような構造体を組み上げる。反対型にひとが立てば、なんとなく、そのかたちが分かるし、服の色もそれなりに反映する。

「新しい時代の障子として考えました」。会場で吉添氏が語ってくれた言葉はインパクトがあった。この作品がグランプリを受賞したのである。




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「“YET”というテーマのもと、創造力豊かな素晴らしいものでした」と審査員の評価も高かったこれらの作品。共通しているのはどれも「YET」の思想を意識したものだということだ。

レクサスでは「YET」を「二律双生」としている。同ブランドのクルマの背景にある思想なのだという。
たとえば「高いドライビングパフォーマンスと責任ある環境性能の調和」(レクサス)。ここから新しい時代に向けて走り出すのがレクサスというのである。




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☆☆☆GGのつぶやき
日本車の進化形を指し示してきたレクサス。
今後の日本を代表する未来形EVの登場も近い。
しかし、我愛車86のNAは生涯の友としたい。



































































































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# by my8686 | 2017-08-13 10:56 | デザインに何ができるか | Trackback | Comments(0)

「KOE+KDa」を読み解く

盆休2日目。午前中は庭木の剪定をする。伸びるにまかせたツゲをきれいに刈りそろえてやる。
すっきりと涼しげな景色となった。
それにしても強い照りかえしの中での作業は、体力を消耗する。
昨年は、電動トリマーを片手で操作していて危うく左手を切り落すところであった。
盆休に整形外科に駆け込むおなじ輩がふえるという。用心にこしたことはなし。



それはさておき、広島北部の片田舎に住んでいても情報として入ってくるのは、おしゃれな雑貨屋さんや飲食店などが集う街、自由が丘のニュース。

最近、そんな自由が丘の一角に、新たなスポットがオープンしたという。その名も、“KOE HOUSE(コエハウス)”。
“KOE”というブランドのライフスタイル型店だという。

“家”がコンセプトになっていて、洋服以外に雑貨などもあり、1階はサラダショップになっているという。




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あらためて、そのデザインをした建築家ユニットKDaを読み解いてみよう。


クライン・ダイサム・アーキテクツ(Klein Dytham architecture(KDa))は、建築家ユニット。
アトリエ系建築設計事務所。デサインスタジオ。イギリス出身のマーク・ダイサムと、イタリア出身のアストリッド・クラインで結成されている。





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日本の伊東豊雄建築設計事務所を経て、日本で事務所を設立。
1988年に来日し、現在まで、クリエイターたちの共有スペース「Deluxe」で、様々なイベントを仕掛けている。 建築、インテリアのほかに、プロダクトデザイン、その他ヴァージンアトランティック航空のためのイベントブースなど、ジャンルを超えたユニークな活動を行っている。



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YouTube Space Tokyo /東京の六本木ヒルズに新しくオープンした最先端のコンテンツ制作スペース。
構想段階から編集、アップロードまで、オリジナル動画コンテンツを制作するすべての YouTube クリエイターを支援するという。



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日本の玄関口・成田国際空港第2ターミナル内「GALLERY TOTO」。
ギャラリーのように、閑静で豊かな気分になれるトイレを体感できる。



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Google Japan本社のオフィスデザイン。
カラフルな色あいと社員食堂などの福利厚生施設の充実、そして毎年変化し続けるGoogleのオフィス環境に注目。




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☆☆☆GGのつぶやき
気になって覘いたKOE HOUSE。
そこから派生して現われたのは、官能を刺激してやまないKDaのワークスだった。




































































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# by my8686 | 2017-08-12 16:40 | 挑発する建築&空間 | Trackback | Comments(0)

隈研吾の「ノバルティス上海キャンパス マルチファンクション棟」を読み解く

盆休初日。本日8/11から8/16まで盆休に入る。
六日間の休みをどう使うか、考えるだけでワクワクしてくる。
雇用継続7年目に感じる休暇のありがたみを強くかみしめる。働いているからこそ感じるOFFの解放感。
盆休後半には、大阪に転勤となった長男夫婦とその孫娘が帰省し、市内で別居中の次男も帰省する。
久しぶりに賑やかな休暇になりそうだ。



それはさておき、隈研吾のワークスである上海に建つ「マルチファンクション棟」を読み解いてみよう。


この計画は、ノバルティス社の上海新キャンパス計画の中心部に位置し、従業員や来客がともにアクセス可能なイベント、カフェ、ミーティングスペース等の機能を兼ね備えたマルチファンクション棟だという。





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キャンパスの大部分を占める研究棟やアドミニストレーション棟は都市的なスケールのハコ型の建築ヴォリューム群で成り立っているのに対し、それらに囲まれてできたランドスケープの中心に建つこのマルチファンクション棟は、キャンパスのユーザーが憩い、集うことのできる小さな「家」のような場となることを目指したという。





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ランドスケープの中央に建つ唯一の低層建築であるため、キャンパス内の各棟からはこの建物の折り紙のような形状の緑化屋根を見下ろすことができ、緑とサスティナブルな生活を提起するランドマークとなっている。





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主要構造は、米松(ダグラス・ファー)の集成材によるV字の柱とラティス状の梁の組み合わせによる、樹木のようなオーガニックな構造が室内にそのまま露出し、「家」の屋根を形成している。





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この大きな屋根の下に、様々な家具のデザインと配置によって、キャンパスを利用する人々のための「集い」の場所が用意されている。






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さらに、ノバルティス社について見てみよう。


ノバルティスはスイス、アメリカなど世界各地に研究拠点を置き、循環器、がん、糖尿病、感染症、免疫疾患、神経疾患、筋骨格疾患、消化器疾患、呼吸器疾患、ゲノム創薬などさまざまな分野の創薬研究を続けており、様々な研究キャリアをもつ研究者たちが、異なった切り口から研究を展開することにより、シナジー効果の最大化をはかっている。





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あらためて、世界各国に置かれた研究機関を見てみることにしよう。


■ノバルティス バイオメディカル研究所

創薬を目的とした研究部門は、Novartis Institute for Biomedical Researchとして、アメリカのケンブリッジにある本部により統括されている。世界の研究拠点で約6,000人の研究者が連携し、新規化合物の創出を進めている。

医療ニーズが満たされない疾患で、原因と発祥のメカニズムが分子レベルで解明されているものにフォーカスし、早期にPoC(Proof of Concept)試験を実施することで、新規化合物をより効率的に製品化することを目指している。




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■ノバルティス熱帯病研究所

シンガポールの新しいバイオポリス研究施設内にあるノバルティス熱帯病研究所では、デング熱および薬剤耐性結核をはじめ、今まで顧みられてこなかった疾患に焦点を当て、生物医学的な応用研究に取り組んでいる。



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■ノバルティス熱帯病研究所

アメリカのラ・ホヤを拠点とし、創薬を目的とした生物や疾病のメカニズムの解明のために、化学、生物学、機械化や情報科学の革新的な技術を開発・応用している。




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■ノバルティス研究財団 ゲノム研究所 (GNF)

スイスのバーゼルを拠点とし、1970年の創立以来、基礎生物学、特にエピジェネティクス、生育調節、神経生物学の研究に注力している。




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☆☆☆GGのつぶやき
これほど多岐にわたる創薬研究がなされているとは想像していなかった。
現在、尿酸値を下げる薬を長期にわたり飲んでいる身としては、さらなるシナジー効果を期待したい。





























































































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# by my8686 | 2017-08-11 08:11 | 挑発する建築&空間 | Trackback | Comments(0)

隈研吾の「ジャパンハウス サンパウロ」を読み解く

盆休前日の木曜日。
外務省による日本文化の海外発信拠点としてスタートしたJapan Houseプロジェクトの第一号を読み解いてみよう。



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サンパウロの中心街パウリスタ通りに面する銀行の支店を改修し、木のファサードと和紙のインテリアを持つ、暖かな「家」を、大都市の中に出現させたという。





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都市の中に森が生まれたようなファサードは、木曾ヒノキの線材を組み、カーボンファイバーで補強することで実現させている。





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インテリアにはアルミ製エキスパンドメタルを和紙の原料となる液体状のコウゾに漬けて作られた、和紙のテクスチャーを持つメッシュで覆われ、現代的でありながらも、和を感じさせる透明な空間が生まれた。





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ミュージアム、レクチャースペース、ショップ、レストランからなる複合的空間は、サンパウロの新しい観光スポットとなった。





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☆☆☆GGのつぶやき
木曾ヒノキをカーボンファイバーで補強したファサードが目を奪う。
激しく蠢く線材の森。
これを森に見立てる感性に乾杯したい。











































































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# by my8686 | 2017-08-10 09:12 | 挑発する建築&空間 | Trackback | Comments(0)