ゲルハルト・リヒター「Painting 1992‒2017」展を読み解く

「コインチェック」からのNEM流出問題で、流出先口座とニュージーランド仮想通貨交換所との間で、頻繁に入出金が繰り返されていることがわかった。
他の仮想通貨との交換を狙った可能性もあり、交換所の口座を通じて、アクセス元やハッカーの身元特定につながる有力な情報が得られる可能性があるという。

ハッカーが以前からクリプトピアに口座を開設し、他の仮想通貨との交換を狙ったとの見方もある。
開設時に登録した名前やメールアドレス、多額の送金手続きに必要な本人確認書類、接続したIPアドレスなどが存在する可能性があるという。

北朝鮮が仕掛けたとも噂されるが、はたして急転直下の解明劇が見られるのか、静観して行こう。







それはさておき、先月まで六本木のピラミデビル3Fで開催された、ゲルハルト・リヒター「Painting 1992 - 2017」展を読み解いてみよう。



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「Painting 1992 ‒ 2017」と題された展示会は、ワコウ・ワークス・オブ・アートの開廊25周年記念展として開催された。




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同ギャラリーが開廊した1992年から2017年までの重要な作品を、リヒターみずからがアトリエで選りすぐり、本展のために展示構成を行ったという。




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会場では、今回が世界初公開となる92年から2000年代の油彩画5点に加え、ケルンやドレスデンの美術館で公開されて間もない最新の油彩画5点のほか、11年に、制作スタイルに大きな変化がもたらされる直前に描かれた抽象画も1点展示された。




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また、風景画《Sils Maria》(2003)や、写真と絵画の関係を考察し続けるリヒターのエッセンスが凝縮された作品として知られる 「Over Painted Photograph」(写真の上に油彩やエナメルで描いた作品)も展示された。





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本展開催にあわせた下記2冊の書籍も同時刊行された。


①ワコウ・ワークス・オブ・アート開廊25周年記念カタログ『ゲルハルト・リヒター Painting 1992‒2017』

・本展の全出品作品14点と、1993年の日本初開催から国内の個展で発表されてきた代表作の図版約70点をカラーで掲載。




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②新版『評伝 ゲルハルト・リヒター』

・ドイツで02年に刊行されたリヒター公認の評伝『Gerhard Richter. Maler Biografie und Werk(画家ゲルハルト・リヒター、伝記と作品)』をベースに、近年の活動を新たに書き下ろした新版。




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MEMO

■ゲルハルト・リヒター

1932年ドレスデン(旧東ドイツ)生まれ。
64年にミュンヘンとデュッセルドルフで初の個展を開催し、72年のヴェネチア・ビエンナーレを皮切りに、ドクメンタ(5、7、8、9、10)など、多数の国際展に参加。
日本では、2005年に金沢21世紀美術館と川村記念美術館で初の回顧展を開催している。
また16年には、自身初のパーマネントスペースを瀬戸内海の豊島にオープンさせたことは記憶に新しい。










 
☆☆☆GGのつぶやき
リヒターの存在を知ったのは、やはり競売大手サザビーズに出品された作品「アプストラクテス・ビルト(809-4)」。
生存する画家の作品としては史上最高額の約2132万ポンド(約26億9千万円)に驚愕した記憶がある。
所蔵していたのが、エリック・クラプトンであったことも話題となった。
リヒターの来歴と作品群に吸い寄せられ、未だに官能が震え続けている。


















































































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# by my8686 | 2018-02-09 08:06 | ぶらぶらアート観賞 | Trackback | Comments(0)

隈研吾の「COMICO ART HOUSE YUFUIN」を読み解く

雪は降りやみ、放射冷却による-5℃の寒い朝となる。

昨日7日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反落し、前日比19ドル42セント安の2万4893ドル35セント(速報値)で終えた。
米長期金利の上昇に対する警戒感が根強く、アップルやマイクロソフトなどハイテク株が売られて相場の重荷になったという。

寄り付き直後に130ドル近く下落した後に急速に値を戻すなど荒い値動きが7日も続き、積極的な買いが手控えられた面もあったが、原油安でシェブロンやエクソンモービルが売られたのもダウ平均を下押しした。

もっとも、業績が好調な銘柄などを中心に見直し買いが入り、ダウ平均は前日終値を上回って推移する場面が目立ったという。

航空機のボーイングや小売りのウォルマートなどが買われ、ダウ平均は380ドル超上昇する場面があった。ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は反落し、前日比63.899ポイント低い7051.984(速報値)で終えた。

アルファベット(グーグル)やフェイスブック、アマゾン・ドット・コムなど主力株が軒並み売られ、ラム・リサーチなど半導体銘柄も軟調。一方、8日に四半期決算を発表するエヌビディアは大幅に上げたという。





それはさておき、おとといに引き続き、「COMICO ART MUSEUM YUFUIN」 と隣接する敷地内にたつ保養研修施設を読み解いてみよう。



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3棟に分棟することで、川沿いの小さな集落を目指したという。





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美術館と保養施設の建物群を明確に区切らず、パブリックとプライベートの二つの場所が、アートと自然を介して一体的に感じられるゆるやかな全体性をめざしている。





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各棟の庭園や露天風呂から由布岳を望めるように建物の配置と距離感に気を配り、薄い鋼板葺きの屋根を、山に向かって雁行させている。





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3棟の内装はそれぞれ木、土、竹の自然素材をテーマにし、素材の可能性に挑戦したという。





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☆☆☆GGのつぶやき
なんとも贅沢な保養研修施設である。
川沿いの小さな集落を形成させた気配りが、嬉しい。
最近の観光ずれした湯布院には、少なからず閉口させられる場面も多い。
それに反し、こんな静かさを感じられる集落で、それも、のんびりと数日保養するも、また愉しい。
騒々しい株取引のゴタゴタなど忘れて、こんな場所で静かに時間を過ごしたいものである。
































































































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# by my8686 | 2018-02-08 07:44 | 挑発する建築&空間 | Trackback | Comments(0)

「株価急落、日経平均終値1071円安の2万1610円」を読み解く

米国発の株価急落が世界の金融市場を揺らしはじめた。
ついに、というか、想定内の株価急落と見る御同輩も多かろう。




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冷静に、かつ慎重にこの状況を読み解いて行きたい。



米経済は金融緩和による低金利で企業収益が増え、トランプ政権の経済政策もあり、株価が上がる好循環を謳歌してきた。
しかし金利上昇や賃金コスト増への懸念が急浮上。株価に急ブレーキがかかった。米経済の変調は世界全体の景気に大きな影響を与えかねない。



日経平均終値、1071円安の2万1610円。



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「どこまで急落するのか心配。ここまで下がると売りたくても売れない」。
複数銘柄を保有する千葉市の40代男性はこう嘆いた。

6日の東京株式市場は、5日の米ダウ工業株平均の1175ドルの急落を受け、取引開始直後から多くの銘柄で売り注文が相次いだ。
楽天証券のコールセンターには普段の倍の5千件を超える問い合わせが殺到した。

東京証券取引所第1部のほとんどの銘柄が値下がりし、日経平均は午前の取引で下げ幅は1200円超に。
午後には値下がりに耐えきれなくなった投資家の売りで下げ幅が拡大。一時1600円超に達した。終値では縮小したが1071円もの下落となった。

ダウ平均の最高値更新とともに値を上げた日経平均だが、ダウ平均の急落でひとたまりもなく下落した。




■世界株安の震源地の米ニューヨーク市場
前週末の2日に665ドルも急落し、週明け5日は持ち直すかが注目された。
しかし「上昇に転じるきっかけをつかめないまま売り込まれた」(米投資専門家)。

つるべ落としのような急落は米国時間午後3時ごろ。わずか10分ほどで約900ドルも下落した。

米投資専門家は「自動取引が関係しているのではないか」とみる。
市場の株取引は、コンピューターのプログラムを駆使した自動取引が担う。損失が膨らむのを避けるため、株価下落が一定の水準に達すると自動的に売りを出す。
投資家の多くが似たプログラムを使い、市場が荒れると「売りが売りを呼ぶ」展開になりやすい。




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株安の連鎖は収まるのか。米投資マネジャーは「1100ドル安でも下落率は4%。1日に22%下げた1987年のブラックマンデー(暗黒の月曜日)とは比較にならない」と話す。

ニッセイ基礎研究所員は「米国経済は堅調でリーマン・ショックとは事情が異なる。米国株のミニバブルが終わったという認識だ。ただ、米金利がさらに上昇すれば株安を呼び、経済の悪化につながる可能性がある」とみる。





■FRB新議長の手腕、世界が注視

米株式相場は、リーマン・ショック後の2009年から上昇。米連邦準備制度理事会(FRB)は金融緩和で景気を刺激し続けてきた。低金利に加え、賃金コストが上がりにくい状況の「適温経済」で企業は収益を拡大させ続けてきた。

FRBは15年末に利上げに踏み切り、景気の過熱を抑えてきた。そこへ投げ込まれたのが米大統領選での予想外の「トランプ氏勝利」だ。同氏は大型減税など「ビジネス寄り」政策で景気にアクセルを踏み、米株価上昇は加速。ダウ平均は最高値を塗り替え、バブル的な状況となった。




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あまりの上昇に警戒感が強まる中、今月2日の米雇用統計で、予想を上回る賃金上昇が確認された。FRBが利上げペースを上げ、企業収益に悪影響を与えるとの見方が広がり、「適温」に慣れた市場に一気に冷や水が浴びせられた。

同日、FRB議長退任を控えたイエレン氏は米テレビの取材に、「歴史的な値幅の上限に近い」と語った。週明け5日の市場は、その「予言」が当たった形だ。

トランプ大統領は5日、ラストベルトのオハイオ州で演説し、「この何年間で初めて賃金が上がっている」と株価急落に触れずに減税効果を訴えた。

ホワイトハウスのサンダース報道官は声明で「大統領が注目する長期的な経済の基礎的条件は、極めて力強い」と援護射撃した。

トランプ政権が経済政策でアクセルを踏み続ける中、FRBは金融政策で難しい調整を迫られる。今年は3回の利上げを想定するが、株価が軟調なままでは想定が狂いかねない。

5日に正式就任したパウエル新議長は「我々は用心深くあり続け、変化するリスクに対応すべく準備する」と語った。景気の過熱を抑えつつ、どう巡航軌道に乗せるのか。その手腕に世界が注目する。






■「調整局面」日本政府は静観の構え
 
急激な株安は今後、日本経済にどう影響するのか。

トヨタ自動車の小林耕士副社長は6日の17年4~12月期決算会見で懸念を示した。
「株が高いと(車の)購買意欲をそそる。あまり乱高下せずに妥当な値段で推移していってほしい」。




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新日鉄住金の佐伯康光副社長も
「一過的なものなのか構造的なものなのか、まだ見極められていないが、非常に気になる」。

丸紅の矢部延弘・常務執行役員は
「実体経済への影響はほとんどないと思うが、ドル金利の急激な上昇は収益にマイナスのインパクトがある」と語った。


政府は今のところ、「ずっと上がってきた株価の調整局面」(官邸幹部)と、静観の構えだ。

麻生太郎財務相は6日の記者会見で「企業業績はよくなっている」と実体経済の好調さを強調した。

茂木敏充経済再生相も「日本経済にどのような影響を与えるか注視したい」と述べるにとどめた。

しかし、米国発の株安が長期化し、急激な円高にもつながれば、安倍政権が描く「デフレ脱却」のシナリオは崩れかねない。




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政権はこれまで、日本銀行の大規模な金融緩和による円安で、輸出企業を中心に企業業績を押し上げ、企業に賃上げを促して消費も回復させるという「経済の好循環」をめざしていた。

だが、株安で投資家心理が冷え込めば、リスク回避のための円買いで円高が進み、世界経済の減速とあいまって輸出が落ち込む可能性がある。そうなれば、今春闘での大幅な賃上げも望みにくくなる。

それだけに、菅義偉官房長官はこの日の会見で「為替の安定は極めて重要だ。緊張感を持ってしっかりと注視する」と述べ、円高を警戒する。
今週カナダで開かれる主要7カ国(G7)の財務官会合でも、為替市場の動向について議論される見通しだ。

BNPパリバ証券のチーフエコノミストは「世界的な金融緩和によるバブル崩壊への転換点となる可能性がある。日本の好景気は日銀の金融緩和による円安と米国の好況に依存しており、米国の景気が落ち込めば世界に波及しかねない」と指摘する。










☆☆☆GGのつぶやき
バブル崩壊への転換点となる可能性を大きく含んだ今回の株価急落。
底まで耐え忍んで新株買いにでる輩もいよう。
市場の株取引にもAI導入の好機とみる輩もいよう。
いずれにせよ、欲を搔きすぎぬことが寛容。

























































































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# by my8686 | 2018-02-07 09:27 | たまには気になる経済学 | Trackback | Comments(0)

隈研吾の「COMICO ART MUSEUM YUFUIN」を読み解く

寒波再来。自宅のある北部は、アイスバーン上に約3㎝程度の積雪。
先々週履き換えた「KENDA」スタッドレスタイヤの真価をテスト。
下り・上りとも坂道は文句なし。平地の信号手前でのブレーキテストでは若干滑り感あり。
しかし、5シーズン目でスリップサインの出た「ヨコハマ・アイスガード」よりは安心感がある。


それはさておき、本日は、今年初めてとなる隈作品を読み解いてみよう。




温泉観光地として独自の文化を育んできた湯布院に建つ、現代アートのための小さな美術館である。




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昨年2017年10月22日に、旧由布院美術館跡地に村上隆や杉本博司の現代美術作品を展示する「COMICO ART MUSEUM YUFUIN」として開館。芸術の街・湯布院に新たなアートスポットが誕生した。





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湯布院盆地を彩る青々とした山々と、展示される現代アートを引き立てるために、黒い焼杉で建物が覆われている。





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1階は展示スペースになっており、村上隆のカラフルな作品6点と杉本博司のモノクローム作品5点を一般公開。
展示室は水盤を挟む形で2つに分かれている。

村上隆の作品と湯布院の自然美が溶け合うGALLERYⅠ。

杉本博司の代表作品「海景」を展示するGALLERYⅡ。

この2つの世界観をガラス越しに見ることもできる。





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外壁は、杉板の表面を焼いて炭化させ耐久性を高めた焼杉が使われている。






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西日本では外壁材として伝統的に使われてきた素材である。







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遠目では真っ黒のヴォリュームだが、間近で見ると焼杉特有のウロコ模様や木の温もりが伝わってくる。
焼杉をランダムに木端立てにすることで、40mを超える壁面に深いリズムを与え、街並みのリズムとシンクロさせたという。




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独立した二つの展示室は、屋外から入り込む水盤をはさむ形で静かに向かい合う。

ミニマルな展示空間とは対照的に木と和紙で包まれた2階ラウンジと、それにつながる枯山水の庭は、凛として聳え立つ由布岳を仰ぎ見るための前庭として調えられている。





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☆☆☆GGのつぶやき
由布岳は、愛車86GTを相棒にした5月の連休に、待ちきれずに訪れた場所である。
雄大で凛とした姿に官能が震えた記憶が甦る。
またひとつ、建築探訪の楽しみがふえた。
初春か初夏に訪れてみたいものである。





















































































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# by my8686 | 2018-02-06 07:48 | 挑発する建築&空間 | Trackback | Comments(0)

「年金運用黒字、6四半期連続 最長記録に並ぶ」を読み解く

年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は2日、昨年10~12月期の公的年金の積立金の運用益が6兆549億円だったと発表した。




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あらためて、この内容を読み解いてみよう。



黒字は6四半期連続で、過去最長の黒字期間に並んだ。12月末時点の運用資産額は162兆6723億円で過去最高を更新した。

GPIFによると、企業業績の好調が続いているのを受け、主に国内外の株式運用がプラスに働いた。
黒字額は四半期ベースで過去4番目だった。6四半期連続の黒字は、12年7~9月期から13年10~12月期以来で、市場運用を始めた01年度以降で3回目という。




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積立金の運用資産別の構成割合(12月末時点)では、国内債券が比較可能な08年度以降で最低の27・67%となった。

一方、国内株式(26・05%)、外国株式(25・08%)、外国債券(14・13%)はいずれも最高になった。

GPIFの高橋則広理事長は「世界的な株高基調が継続し、為替市場も安定的に推移した」とのコメントを出した。




■年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)

厚生労働省の外郭団体。
厚生労働省からの寄託を受けた厚生年金や国民年金の積立金約130兆円を運用する。

基本的な資産構成は国内債券が60%、国内株は12%などと定められているが、国内株の割合を増やす方向で、すでに運用比率の上下限を定めたルールを停止している。




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自営業者や会社員が払う保険料を原資とした積立金を株式や債券などで運用する。2014年10月に運用基準を見直し、債券から株式の割合を増やした。

株価に資産残高が左右されやすく、株安が進んだ15年度は運用成績が約5兆円の赤字に。
2016年9月末現在の運用資産額は132兆751億円で世界最大級。同年7〜9月期の運用は、株価の回復を受けて黒字に転じた。





さらに、一般国民を対象とする年金である厚生年金と国民年金の積立金の管理・運用を行っており、当社株の最大の資金拠出者でもある。昨今ではESG投資を開始したことが話題になっている。



■ESG投資

環境(Environment)、社会(Social)、企業統治(Governance)に配慮している企業を重視・選別して行う投資。

環境では二酸化炭素の排出量削減や化学物質の管理、社会では人権問題への対応や地域社会での貢献活動、企業統治ではコンプライアンスのあり方、社外取締役の独立性、情報開示などを重視する。

国際連合が2006年、投資家がとるべき行動として責任投資原則(PRI:Principles for Responsible Investment)を打ち出し、ESGの観点から投資するよう提唱したため、欧米の機関投資家を中心に企業の投資価値を測る新しい評価項目として関心を集めるようになった。





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従来の社会的責任投資(SRI)が環境保護などに優れた企業を投資家が応援しようという発想だったのに対し、ESG投資は環境、社会、企業統治を重視することが結局は企業の持続的成長や中長期的収益につながり、財務諸表などからはみえにくいリスクを排除できるとの発想がある。

ESG投資の代表的手法には、ESG評価の高い企業を投資対象に組み込む「ポジティブ・スクリーニング」と、反社会的活動にかかわったり、環境を破壊したりしている企業を投資対象から外す「ネガティブ・スクリーニング」がある。

類似のものとして議決権行使などで投資先企業の行動に影響を与える「エンゲージメント」や、慈善事業などの社会貢献と経済的利益の両方をねらう「インパクト投資」といった手法もある。




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国連の責任投資原則に署名した資産運用機関は2012年12月時点で1100を超えており(日本は24)、その運用資産は32兆ドルに達している。
また、ESGに適合した企業かどうかを指標化するスコアリング基準づくりも進んでいる。





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☆☆☆GGのつぶやき
GPIFの存在を知らない輩が以外と多いのに驚く。
雇用継続ながら年金生活に入った今、やはり厚生年金と国民年金の積立金の管理・運用には神経質になる。その資産規模はなんと130兆円にも達している。
これは、米国社会保障年金信託基金に次ぐ世界第2位の規模になる。「世界最大の機関投資家」でもある。
黒字運用ならば言うことはないが、いつ赤字に豹変するかは、誰にもわからない。
























































































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# by my8686 | 2018-02-05 10:35 | たまには気になる経済学 | Trackback | Comments(0)