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Ribbon Chapel

北陸新幹線の長野―金沢間228キロが本日14日、開業した。
東京から金沢までを最速2時間28分、富山までは2時間8分で結ぶ。

これまでよりそれぞれ1時間19分、1時間3分短くなるという。
金沢市のJR金沢駅では午前6時、一番列車となる東京行き「かがやき500号」が出発した。

地方都市が活性化することは、喜ばしいおおいに結構!

さて、ここ広島の地にも気になるチャペルがある。

広島県尾道市のリゾートホテル「ベラビスタ境ガ浜」の庭に建つ、結婚式用の教会「Ribbon Chapel」。
昨年2014年の「JCDデザインアワード2014」最高賞のJCD大賞を受賞した教会である。

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あらためて、その内容をみてみよう。


一般社団法人日本商環境デザイン協会(JCD)が主催する「JCDデザインアワード2014」の受賞作品。

1974年に商環境を中心とする空間デザインの顕彰を目的として始まった「JCDデザインアワード」は毎年開催されている。
その時代の空間デザインの価値と可能性を抽出してきた。

デザインの質と発見をより開かれたものとするために、現在では公募対象を全世界に拡げている。

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最高賞のJCD大賞にNAP建築設計事務所 中村拓志による「Ribbon Chapel」が選ばれた。

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「Ribbon Chapel」は広島県尾道市のリゾートホテル「ベラビスタ境ガ浜」の庭に建つ、結婚式用の教会。

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「Ribbon Chapel」について、中村氏は次のように説明している。

世界に類のない構造の建築を実現し、結婚という行為そのものを純粋に空間化した。
単独の螺旋は左右にふらつき上下に振動する、きわめて不安定な存在だ。
ここではふたつの螺旋を結び付けることで、互いに支え合い自立する構造を生み出した。
ふたつの人生が紆余曲折を経てひとつになるように、ふたつの螺旋は頂部で滑らかに繋がる。
その軌跡の中心には、ふたりを支え続けた人たちが待つ教会がある。
内部には木々の隙間から海を望む80席を配置している”(中村拓志)。


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「建築設計をコミュニケーションデザインと考え、人が自然や建築と関わり、愛着を感じることをモットーに設計している」という中村氏らしい作品が受賞に至った。

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☆☆☆やんジーのつぶやき
ここ瀬戸内の夕日は官能を震わせるほど美しく素晴らしい。
夕日の沈みゆく海を眺めているだけで火照った官能が静かに癒されていくのがわかる。

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こんな素晴らしいロケーションに建つ結婚式用教会。

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こんな場所で子供の結婚式を挙げた日は、とめどなく流れ出す涙をどう止めればよいのだろうか。


by my8686 | 2015-03-14 08:06 | 挑発する建築&空間 | Trackback | Comments(0)