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Marcus Strickland

地震発生から5日が過ぎたネパールの首都カトマンズで4月30日、がれきの下から少年と女性の計2人が相次いで救出された。
内務省によると、まず地震から約120時間後にペンバ・ラマさん(15)が救出された。
倒壊したゲストハウスが入った建物の下に閉じ込められていた。
さらに、7時間後に同じ場所でクリシュナ・カドゥカさん(42)が救出された。

搬送された病院の関係者によると、ペンバさんは脱水症状はあったが、骨折など外傷はない。
地元紙にコメントを出し、「たびたび意識を失い、生きていると感じるときも、もう死んでしまったと感じるときもありました」と振り返った。
ぬれた衣服を絞って水分をとり、瓶2本のバターオイルで飢えをしのいでいたという。

奇跡的な救出劇といえよう。
まだ同じ状況下で生きている人もいるだろう。
一人でも多くの生存者の救出を祈る。


それはさておき、昨日に続き若手トップのジャズサックス奏者に注目してみよう。

ジャズ史の巨人ロイ・ヘインズと共演を重ね、ジェフ・テイン・ワッツ、ケニー・バロン等のスターとも共演を重ねる、マーカス・ストリックランド。


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アメリカの主要ジャズ雑誌人気投票を続々制覇!!
ダウンビート誌の批評家人気投票で第1位を3度獲得。
ジャズタイムズ誌の読者人気投票でも第1位を獲得。

ニューヨークの現代ジャズ・シーンで欠くことのできないミュージシャンの一人として注目を集めている。


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09年秋頃に自主レーベルのストリック・ミュージックからトリオ編成の『idiosyncrasies』とクリス・クロスレーベルからカルテット編成『OF SONG』を同時リリース。



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それ以来、今なお勢力的にアメリカ国内やヨーロッパなどライブツアーを行なっている。



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マーカスは常々ジャズをスポンジになぞらえる。
ジャズは我々の日常生活に影響を与えるものすべてを吸収する力を持っているとインタビューで語る。



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ジャズミュージシャンは楽器だけ得意になろうとするのでなく、さまざまな職種に精通した存在であるべきだと語る。
単なる超絶技巧な演奏だけを目指しているミュージシャンとは違い、メンタル面での成長や人生経験から自己の演奏を高め、前進しようという気持を感じることが出来る。



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マーカスの演奏にはどこか人の心を揺さぶる深みがある。
テナーから繰り出される強弱の流れ、アクセントから熟慮感が感じ取れる。


『オブ・ソング』は、全体がバラード作品で構成されているが、選曲がユニークだ。

・〈ホワッツ・ニュー〉

・ウェイン・ショーターの〈ピノキオ〉のスタンダード曲

・ジェームス・ブラウンのソウルナンバー〈イッッ・マンズ・マンズ・ワールド〉

・ボブ・マーリーのレゲエ曲〈イズ・ディス・ラブ〉

・スパイク・リー監督の映画〈バンブーズレッド〉からの曲〈シャドウランド〉

・自身の作曲でスローバラードな〈ア・メモリーズ・モーン〉など幅広い楽曲群。


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すべてが聞かせるバラードだ。

マーカスはモダンジャズという権威にとらわれがちな風潮を打破したいのかもしれない。
既成の概念を変えようとする心意気がビンビン伝わってくる。





☆☆☆やんジーのつぶやき
明日から待望のGWにはいる。
若手ジャズアーティストの演奏に酔いしれるもよし。
いつものお気に入りのドライブコースをヤンチャ走りするもよし。
久しぶりに博多から孫達も帰省する。
大いに遊び、笑い、宵越しで飲みつぶれるもよし。
本能と官能のおもむくまま、あるがままのGWに酔いしれようぞ。
































































by my8686 | 2015-05-01 08:06 | 愛しさとせつなさのJAZZ | Trackback | Comments(0)