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カンヌ国際映画祭監督賞受賞『黒衣の刺客』

ベネチア国際映画祭でグランプリに輝いた『悲情城市』や『珈琲時光』など、多くの傑作を生み出してきたホウ・シャオシェン監督の8年ぶりの新作。
うつくしく静謐な、あたらしい武侠映画『黒衣の刺客』が、9月12日(土)より、新宿ピカデリーほか全国ロードショーされる。



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あらためて、その内容をみてみよう。


■ベストキャスト&スタッフが集結し、ホウ監督最高傑作が完成

ホウ・シャオシェン監督渾身の新作『黒衣の刺客』。




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数奇な運命に翻弄される孤独な女刺客を慎み深く描き、アクションという枠を越えた壮大なドラマを展開。
今回はホウ監督の強い希望により、「日本オリジナル・ディレクターズカット版」での公開となる。




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ヒロインの“女刺客”を演じたのは、スー・チー。
激しい感情を押し殺した寡黙な演技で、新境地を見せた。




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標的となる田季安には『レッド・クリフ』シリーズで知られるチャン・チェン。





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そして、遣唐使である日本人青年を妻夫木聡、その妻を忽那汐里が演じている。




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また、炎の揺れまでもとらえる繊細なカメラワークに荘厳な音楽、水墨画のような中国の絶景、京都・奈良・兵庫で撮影された寺院など、濃厚で独創的な映像美も見どころ。





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ホウ監督は本作で、カンヌ国際映画祭コンペティション部門に7度目の出品という偉業を達成。
今年の審査員であったコーエン兄弟、ギレルモ・デル・トロ、グザヴィエ・ドランたちから賞賛を受け、見事に監督賞を獲得した。




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■数奇な運命に翻弄される孤独な女刺客

唐代の中国。
13年前に女道士に預けられた隠娘が戻ってくる。
両親は涙を流し迎え入れるが、うつくしく成長した彼女は暗殺者に育て上げられていた。
標的は、かつての許婚であった暴君の田季安。





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どうしても田季安に止めを刺すことができず、隠娘は暗殺者として生きてきた自分に情愛があることに戸惑う。
「なぜ殺めるのか」と、その運命を自らに問い直す。
ある日、窮地に追い込まれた隠娘は、日本人青年に助けられる。




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『黒衣の刺客』
9月12日(土)より、新宿ピカデリーほか全国ロードショー
監督|ホウ・シャオシェン
脚本|チュー・ティエンウェン、ホウ・シャオシェン
出演|スー・チー、チャン・チェン、妻夫木聡、忽那汐里
配給|松竹
2015年/台湾・中国・香港・フランス/108分/原題『刺客 聶隱娘』
http://kokui-movie.com








☆☆☆やんジーのつぶやき
うつくしく静謐な、あたらしい武侠映画には興味が湧く。
昔から、静謐で叙情的な自然描写でいえば、やはりアンドレイ・タルコフスキーが好きだった。
詩的で思惟的な川の流れの描写が妙に心に残っている。

































































by my8686 | 2015-09-11 11:11 | たかが映画、されど映画 | Trackback | Comments(0)