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若者、諦めない 安保法成立1カ月 渋谷で反対集会

集団的自衛権の行使を容認する安全保障関連法制の成立から19日で1カ月になるのを前に、法制反対のうねりを巻き起こしてきた大学生らが18日、東京・渋谷で大規模な集会を開いた。
主催した学生団体「SEALDs(シールズ)」のメンバーは「諦めることなく、民主主義のために行動し続けよう」と訴えた。
野党5党の党首らも参加。
学生らは今後も活動を続けていくという。




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あらためて、その内容をみてみよう。

安保関連法制の成立から19日で1カ月。
国会前を離れ、それぞれの暮らしに戻った若者たちは、今後も日常生活のなかで、街で、法制反対の声を上げていく。


「終わってるなら、始めましょう!」。
学生団体「SEALDs(シールズ)」のメンバーで国際基督教大4年の小林叶さん(21)がステージの上で叫ぶと、東京・渋谷のハチ公前広場を埋めた人たちから大きな歓声がわいた。
「法制が成立しても、抗議が終わったわけではない」という思いを込めた。




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関連法の成立後、夏休み明けの大学に戻ると、多くの友人が安保法制自体を知らないことに気付かされ、失望もした。
短期留学したドイツでは、移民問題について排外的な主張をするデモ隊を何倍もの市民が囲んで抗議する様子を見た。

痛感した。
「日本はまだ政治が日常に根付いていない」


それでも、18日のハチ公前で、変化の芽も実感できた。
いつもは政治の話をしない友人が何人も見に来てくれ、「よかったじゃん」と声をかけてくれた。





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都立高3年の福田龍紀さん(18)も、「T―ns SOWL(ティーンズ ソウル)」のメンバーとして連日国会に通った日々から、勉強中心の生活に戻った。
学校では友達の対応に変化があったという。
「受験生なのに何やってんの」と冷笑していた友人が、応援してくれる。
休み時間には、18歳以上が投票権を初めて持つ来年の参院選が話題に上るようになった。





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社会に色んな形でかかわろうと、今月には豪雨被害を受けた茨城県常総市のボランティアにも行った。
がれきを運びながら、地元の人と話す。
収穫直後のお米や思い出の写真が流された話に、奪われた「日常」の重みを感じた。
11月には法制を巡る高校生向けの勉強会やデモを予定している。





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国会審議中、いつも運動の中心にいた「SEALDs」の奥田愛基さん(23)は、この日、ほとんど姿を見せなかった。
成立直後に本人と家族を「殺害する」との脅迫文が届き、大学で警察の警備がついたこともあった。
「僕が行くと警備の人たちもいなきゃいけない」と、不参加も考えた。

だが、近くから見守ることに。
短く壇上に上り「民主主義って何だ!」とコール。
「やれることをやっていきましょう」と声を上げると、拍手が鳴り響いた。





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今は図書館に通う日々。
大学院進学のためだけではない。
「勉強しないと、自分の言葉がどんどんスッカラカンになっていくから」だ。
今後については「それぞれが自分たちの日常の中で何ができるか。
主体的に動いていくしかない」と語る。
来年の参院選に向けて何ができるか、その後はどうするのか。
思いを巡らせている。

(2015.10.19 朝日新聞より抜粋)







☆☆☆やんジーのつぶやき
法制反対のうねりを巻き起こしてきた大学生ら。
かつて、1970年代はじめにベトナム戦争反対に燃えた、あの時代の記憶がよみがえる。
政治体制を変えれると信じた学生たちの、あの熱い思いが官能を震わせた。







































































by my8686 | 2015-10-19 17:52 | 徒然なるままに | Trackback | Comments(0)