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呉市音戸市民センター

GW9日目。
以前から行ってみたかった場所がある。
広島に住んでいながらその存在すら知らずにいたとは情けない。

隈研吾設計による「呉市音戸市民センター」である。




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広島県呉市音戸町南隠渡1-7-1
2007.12
市庁舎支所、公民館、図書館、多目的ホール
4,642.91㎡




隈研吾の設計意図からみてみよう。


瀬戸内海の小島(音戸)に作られた、瓦ぶきのコミュニティセンター。



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呉市役所の支所、公民館、図書館、500人を収容する多目的ホールを複合させることで、地域の生活の核となることをめざした。




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瓦と自然が連なる周辺の集落の景観との融合をめざして、建物全体を屋根でおおい、軒を長く出すことによって、海と建築とをやわらかく接合した。




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屋根の一部には地元の伝統景観の構成要素であった本瓦を用いたルーバーとし、屋根の下の空間にも、やわらかく調整された自然光を落としてくれることが可能となった。



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☆☆☆やんジーのつぶやき


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併設された図書館で遭遇した五木寛之の「百寺巡礼」。
全10巻が奇麗にそろっていることに少し驚く。

館内を覆い尽くした板のリズムの法則をしばし思考してみる。
大・中・小の幅と長さ、さらに2つの色の組み合わせ。
さざ波がモチーフなのか、官能を震わせる空間に感動する。


































by my8686 | 2016-05-07 14:40 | 挑発する建築&空間 | Trackback | Comments(0)