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イスラーム教における位置付け

バングラデシュ・ダッカの襲撃テロで、家族連れで現場のレストランに来店していたバングラデシュ人の女性が新聞社の取材に応じ、外国人が狙われていた様子や現場に10時間以上、留め置かれた恐怖を説明したという。

女性が家族4人で人気レストラン「ホーリー・アルティザン・ベーカリー」を訪れたのは、1日午後8時40分ごろ。1階の屋内席の真ん中あたりのテーブルに案内され、メニューを見始めた直後、外で銃声が聞こえ、5人の男が侵入してきた。男らはカジュアルな格好で、最初から外国人に狙いを定めていた。「外国人客を銃や大きな刃物で殺すまでに、30分もかからなかった」という。

この女性らに対しては「イスラム教徒か。バングラデシュ人か」と言いながら、聖典コーランの一節について公用語のベンガル語で尋ねた。地元のイスラム教徒だと分かったシャルミナさんら人質たちには、1階のテーブルに顔を伏せているよう命じた。

一方でシャルミナさんの夫に何度も銃を突きつけ、店の正面のドアの開け閉めや、外の様子の見張りをさせた。長女(13)は「いつ帰れるの」と泣き、長男(8)は言葉も出ない様子だった。のぞき見ると周りには遺体が見え、銃声や「ヘルプ、ヘルプ(助けて)」と英語も聞こえた。

人質の携帯電話が鳴ると、「(電話の相手に)何が起きているか伝えろ」と人質に命じた。倒れている人には、笑いながら発砲。遺体を数えて喜んでいた。

店員からは、店の無線LANのパスワードを聞き出し、客から奪った複数のスマートフォンで遺体を撮影。インターネットに接続して送信していた。顔を隠さず、手際よく残酷な犯行を重ねたことに、「恐怖を感じた」と話した。

発生から10時間が過ぎた2日午前7時前、夫ら数人の人質が店のガラス壁の前で店内を向いて立つよう命じられた。「私たちが殺される番だ」と思ったが、実行犯から出た言葉は「1人ずつ去れ」。「信じられない思いで解放された」と振り返った。

治安部隊が突入作戦を始めたのは、その約40分後。実行犯5人を殺害して終了したが、店内から日本人7人を含む20人の遺体が見つかったという。



クルアーンは、神がムハンマドを通じてアラブ人にアラビア語で伝えた神の言葉そのものであるとされ、聖典としての内容、意味も、言葉そのものも全てが神に由来する。
クルアーンが神の言葉そのものであることを信じることはイスラーム教の信仰の根幹である。





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イスラーム神学では、クルアーンは神の言葉そのものである以上、神に由来するもので、神の被造物には含まれない。
クルアーンを記した文字や本、クルアーンを人間が読誦したときにあらわれる音は、被造物である人間があらわしているので被造物の一部であるが、その本質である言葉そのものは、本来被造物の世界に存在しない神の言葉である。

従って、神の言葉であるクルアーンが地上に伝えられていることそれ自体がムハンマドに対して神がもたらした奇跡であると主張される。





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アラビア語圏では、単に宗教的な解説書ではなく、文学としても第一級品であるといわれる。
事実、書かれている(あるいは説かれている)文章の意味をあまり理解できない者でも、そのアラビア語の美しさに引かれて改宗した者も多くいたという。

もともと、戦や争議において詩の優劣で勝敗を決めるという手法を方策の一つとして採用していたアラビア人達を説得するだけの優れた内容を持っていたことから、ムスリムの間ではクルアーン自体が普通の人間にはつくることのできないような優れた文学であることが、クルアーンが神の奇蹟であることの証明であると考えられている。





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また、口語と文語の開きが大きくなった現在では、文章語の模範テキストであるとされ、出版物などはクルアーンの言葉(フスハー)で書かれることが多い。
クルアーンの各章は一度に下された啓示のまとまりであり、下された時期を基準として、ヒジュラ(イスラーム共同体のマッカからマディーナ(メディナ)への移転)を境とするマッカ啓示とマディーナ啓示に大別される。

マッカ啓示は、ムハンマドが啓示を受け始めた直後に属するものを含む。これらは非常に短いものも多く、内容は唯一神への信仰や終末に対する警告など宗教的情熱を伝える点が特徴的である。
その少し後、イスラーム共同体が形成され始めてからは、信者に信仰を促すような啓示が多い。





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マッカ啓示で信仰的な信条に関する啓示が語り終えられたことから、続くマディーナ啓示では、イスラーム共同体の法規定や、信徒同士の社会生活に関して言及する啓示が多い。
クルアーンで描かれるアッラーフ(ヤハヴェ、エホバと同一)は平均的日本人が想像しているようなキリスト教の愛に満ちたものではなく、非常に荒々しい神でしばしば怒りをあらわにする。これは旧約聖書の神の性格と非常によく似る。


■クルアーンと生き物
ラクダは複数扱い、雌、雄という語彙区分で多く登場する。




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ロバは2-259節、16-8節、31-19節、62-5節、74-50節の5か所に登場する。





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イヌは7-176節、18-18,22節に言及がある。





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蜘蛛は第29章の章題とされている。




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☆☆☆やんジーのつぶやき
改宗するほどのアラビア語の美しさとはいかなるものなのか。
しばしば怒りをあらわにする荒々しい神の存在。
唯一神への信仰や終末に対する警告など宗教的情熱に官能が疼いたにちがいあるまい。




























































































by my8686 | 2016-07-08 08:08 | ヘビーな話は、謹んで | Trackback | Comments(0)