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トランプショック「1週間で8円動く円安の異常事態」を読み解く

いくつもの抵抗ラインを軽々と突破し、円安が進行している。市場は「トランプ当選=円高」を想定していただけに、まさかの円安に戸惑い気味だという。




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「わずか1週間でドル円相場は8円も動いたのです。想像を絶する“トランプ円安”にマーケットの動揺は隠し切れません」(市場関係者)






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トランプ当選が伝わった直後、ドル円相場は1ドル=101円台前半まで円高が進んだ。だが、その後は想定外の円安が進行している。心理的な節目である1ドル=105円をアッサリと超え、106円、107円と円安は進んだ。






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「107円は大きな抵抗ラインでした。大手企業が、その水準で大量の為替予約に動いたのです。つまり多くの輸出企業は当面は1ドル=107円が円安の限界だと考えていた」(金融関係者)

ところが円安は止まらず、15日のNY市場で一時109円台をつけた。約5カ月ぶりの円安水準だ。マネーパートナーズのチーフアナリストが言う。
「テクニカル的な節目だった1ドル=109円20銭も超えてきました。ただ円安の流れを止めるような材料は見当たりません」

日本企業にとって円安そのものは悪くないが、「スピードが速すぎて対処できない」(電機メーカー)という悲鳴が上がっている。
多数の輸出企業が107円で為替予約に動いたとすれば、107円を超す円安は業績のマイナス要因となりかねない。

「いまの勢いが持続すると、1ドル=111~112円まで進行するかもしれません。ただし、トランプ氏の発言次第で逆方向に大きく振れる危険があります。」
「1日で3円程度の揺り戻しも考えられます。たとえば安倍首相との会談で為替に関する話が出たら相場は一気に動くでしょう」






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安倍・トランプ会談が予定される今日17日には、米FRBのイエレン議長の議会証言もある。利上げについて口を開けば為替を左右する。






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危険日の17日を無事通過しても、要注意日はまだある。12月2日には米失業率(11月)の発表があり、13~14日はFOMC(連邦公開市場委員会)で利上げが議論される。為替に絶大な影響を与えるだけに警戒が必要だ。






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☆☆☆やんジーのつぶやき
重要イベントがなくても、トランプが「ドル高は行き過ぎ」と漏らすだけでドル円相場はドカンと動く。
円安に浮かれているとヒドイ目に遭いかねない危険ゾーンに突入中であることには、間違いあるまい。


































































by my8686 | 2016-11-17 10:00 | たまには気になる経済学 | Trackback | Comments(0)