第93回東京箱根間往復大学駅伝は3日、神奈川・箱根町から東京・大手町までの5区間、107・5キロに20校とオープン参加の関東学生連合の計21チームが参加して行われ、往路優勝の青学大が5時間30分25秒で復路も制し、11時間4分10秒で3年連続の総合優勝を果たした。
3年連続総合優勝は史上6校目、大学駅伝3冠は史上4校目。
箱根3連覇と大学駅伝3冠の同時達成は史上初の快挙となった。
2位早大と33秒差でスタートした復路。
山下りの6区で小野田勇次(2年)が快走し、早大との差を一気に2分8秒に広げた。
7区の田村和希(3年)は15キロ過ぎから突如ペースダウンも、トップを死守して8区の下田裕太(3年)にたすきリレー。
下田は昨年と同タイムの1時間4分21秒を記録し、2年連続の区間賞を獲得。
早大との差を1分21秒から5分32秒にまで広げた。9区は池田生成(4年)が安定した走りを披露。
後続との差をさらに広げ、たすきは10区の安藤悠哉(4年)に。
安藤も危なげない走りで23・0キロを駆け抜け、歓喜のゴールに飛び込んだ。
原晋監督(49)の掲げる“大作戦”が、もはや風物詩となった青学大。
2015年は「ワクワク大作戦」、16年は「ハッピー大作戦」で総合優勝。
今年は「サンキュー大作戦」を掲げて箱根3連覇の偉業に挑んでいた。
往路4位だった東洋大が7分21秒差の総合2位でフィニッシュ。
往路で青学大と33秒差の2位だった早大は、後半に失速して総合3位だった。
4位順大、5位神奈川大、6位中央学院大の順でフィニッシュ。
往路13位だった日体大が復路で追い上げ総合7位に入った。
8位法大、9位駒大と続き、10位の東海大までがシード権を獲得した。
☆☆☆やんジーのつぶやき
毎年、この箱根駅伝には元気をもらう。
三年連続の優勝は、まさに快挙だなぁ。
原監督の掲げる大作戦が今年は「サンキュー大作戦」とは、ユニークだ。