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隈研吾「九谷焼創作工房の基本設計概要発表」を読み解く

隈研吾による「九谷焼創作工房」の基本設計概要が先月発表された。


あらためて、その内容をみてみよう。




小松市若杉町に整備される「九谷焼創作工房」(仮称)。
県九谷窯元工業協同組合の製土所を見学や陶芸体験ができるように一新し、2019年春の完成を予定する。




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製土所は近くで産出される九谷焼原料「花坂陶石」を細かく砕き、粘土にする工場。




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基本設計では、2700平方メートルの敷地に木造平屋630平方メートルのL字形建物を設け、体験工房、工場、販売・展示空間などを配置する。
憩いの場になる外土間には廃陶器をあしらい、建物と一体化。屋根は植物のセダムの緑で覆って勾配を持たせ大地につながるような外観にする。






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隈氏は「土を作る工程がとても人間臭い。その生々しさが見えて体験もできる陶芸ミュージアムは少ないのでは。長い間に地域で成長し、多様性を持つようになった九谷焼の施設にやりがいを感じる」と話した。






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事業費は1億1千万円を見込む。
隈氏の設計で炭素繊維を使った施設を2015年に建設した小松精練(能美市)が、「企業版ふるさと納税」制度による小松市の事業提案に応じ、その寄付金を充てるという。






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体験工房は、同市若杉町にある九谷焼の製土所を建て替える形で建設する。地元産のスギを利用した木造平屋で、総床面積は六百三十平方メートル。
九谷焼の粘土を造る工場や陶芸体験コーナー、九谷焼の工房や販売、展示所を併設し、伝統的な製土技術の継承と産業観光施設として九谷焼の魅力の再発信を目指す。





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白山の眺望が楽しめる広場を中心に、各機能をL字形に配置。広場を日本の伝統的家屋にある外土間に見立て、利用者の憩いの場としての役割も想定する。


隈氏は、設計前に視察した鉄製の棒を上下させて陶石を砕く現在の製土所を「製造プロセスが人間くさくて面白かった」と表現。

「つくっている生々しいプロセスが見えて体験もできる。このような参加型のミュージアムは他にない。設計していてやりがいのある作業だった」と振り返った。






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会見に同席した和田慎司市長は、完成イメージの模型を前に「想像の域を超えた設計。一言でいえばグレート」と絶賛した。








☆☆☆やんジーのつぶやき
白山の眺望を楽しみながらの陶芸三昧。
隈研吾建築探訪の旅の中で、また楽しみがひとつ増えそうである。
































































by my8686 | 2017-03-14 08:54 | 気になる建築&空間 | Trackback | Comments(0)

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