「北上せず? 米空母カール・ビンソンはインド洋で豪と演習」を読み解く

北朝鮮近海に非常に強力な大艦隊を送り込む」――トランプ米大統領が12日に放映されたテレビでこう宣言した。



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世界最大の原子力空母カール・ビンソンを中心とする第1空母打撃群が派遣されるとされ、「すわ、米朝戦争勃発か」との衝撃が世界中を駆け巡った。

ところが、オーストラリア海軍との合同演習をキャンセルし、シンガポールから西太平洋を北上するはずのカール・ビンソンが、一向に北上しないどころか、インド洋で予定通りオーストラリア海軍との演習に参加していたという。




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昨日の米軍事専門誌「ディフェンス・ニューズ」電子版によると、トランプの派遣宣言から3日後の15日時点で、カール・ビンソンは朝鮮半島から5600キロも離れたインドネシアのスマトラ島とジャワ島の間のスンダ海峡を航行していた。

米国や海外のメディアが一斉に「カール・ビンソンが朝鮮半島近海に近づいている」と報じたことに対して、米海軍高官は「そのような発表をした覚えはない」と突っぱねたという。

マティス国防長官はそもそも「現時点で(第1打撃群を)北上させる要求も理由もない」とカール・ビンソンの朝鮮半島派遣に乗り気ではなかったというから、この間の大騒動は一体何だったのか。

ただし同誌によると、25日の朝鮮人民軍創建記念日前後に朝鮮半島近海に展開する可能性は否定しなかったという。



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真相はどうなのか、あらためてこの最新情報をみてみよう。



米原子力空母カール・ビンソンの朝鮮半島近海への派遣を巡り、米政権内で航行情報の混乱があったことが十八日、分かったと米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)が報じた。

トランプ米大統領らは空母打撃群を北朝鮮近海に急派させたような発言をしたが、実際には直航していなかった。国防総省が詳細な航行情報をホワイトハウスに伝えなかったため、空母がすぐに到着するという「誤った話」が広がったという。



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米海軍は八日、シンガポールを出港したカール・ビンソンの針路を変え、北上するよう命じたと発表した。
その後、マクマスター大統領補佐官(国家安全保障問題担当)も「北朝鮮の挑発行為に細心の注意を払うためだ」と理由を説明。トランプ氏も「『無敵艦隊』を派遣した」と述べていた。

だが空母は北朝鮮方面に向かう前に、オーストラリア海軍との共同訓練が行われるインド洋に向かっていたという。
米海軍は十五日、空母がインドネシア近海を航行する写真を公表した。



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朝鮮半島情勢が緊迫しているにもかかわらず、国防総省がトランプ氏らの発言を修正しなかったことについて、ホワイトハウス高官の一人は同紙に「困惑している」と語った。

同紙は「北朝鮮への先制攻撃が検討されているかのような不安をあおった」と分析した。

カール・ビンソンを中心とする空母打撃群は現在、西太平洋を北上中で、来週中に朝鮮半島近海に到達する見通しだという。




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☆☆☆やんジーのつぶやき
チキンレースで尻尾を巻いてしまうのは、はたしてどちらなのか。
時間をかけ北朝鮮近海に「無敵艦隊」を派遣するトランプ陣営の戦略にどう北朝鮮が対応するのか。
いよいよ来週末からの展開に注目していこう。










































































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by my8686 | 2017-04-20 17:35 | メーク・イン・アメリカの行方 | Trackback | Comments(0)

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