今日から10月に入った日曜日。
永享11年(1439)より伝えられるという流鏑馬神事を広島県の県北にある堀八幡神社まで見物に出かける。
八幡神社境内にある石燈籠である。
高さ約5.5メートル、笠石の広さは13.2平方メートル。
畳八畳敷もあり、自然石のものとしては日本一といわれる。
古式も復元された神事奉納がおこなわれる。
平成3年より古式のヤブサメとして新たに整備された。
清めの吹き流しが疾走する。
馬場140mを疾走する馬から3ヵ所の的をめがけて矢を射る人馬一体の勇壮なもの。
室町時代の古式ゆかしい時をしのばせる。
この神事は、約六百年の歴史伝統があり、広島県の無形民俗文化財の指定を受けている。
現在広島県内で、本格的な流鏑馬神事はここにしか残っていないという。
もともと流鏑馬は、武家の武術稽古のひとつとして起こり、その後神社に奉納されるようになったという。
武運長久と同時に、豊穣感謝の神事となった。
☆☆☆GGのつぶやき
今やってみたい競技といえば、この流鏑馬である。
弓矢を走る馬上から放つ爽快感はまた格別のものがあろう。
しかし、そのタイミングの難しさを間近に見てあらためて感じた一日であった。
人馬一体の勇壮感が官能を震わせた。