トヨタ自動車も米アマゾンの人工知能(AI)「アレクサ」を使った音声認識機能を、米国で2018年に発売するトヨタ車とレクサス車の一部に導入するという。
ボタンを操作しなくても声で様々な機能を使えるようになる。米ラスベガスで開催中の家電・技術見本市CESで今回発表した。
トヨタによると、運転中に話しかけるだけで音楽を流したり、ニュースや天気予報を聞いたりできる。自宅に着く前にエアコンを操作し、部屋を暖めておくことも可能になるという。
対応する車種は明らかにしていないが、日本での導入は未定としている。
音声による機器の操作は次世代技術として有力視されている。
アマゾンやグーグルなどのIT大手は、声で様々な機器に指示を出せるAIスピーカーを相次ぎ発売。トヨタ以外の車メーカーや電機メーカーも技術の導入を進めている。
さらに、詳細をみてみよう。
アレクサは、アマゾンのクラウドベースの音声認識サービス。
アレクサを使用すると、走行中にドライバーが音声でエンターテインメントをコントロールしたり、ニュースを入手したり、ショッピングリストにアイテムを追加したり、スマートホームサービスを利用したりすることができる。
アレクサに対応するのは、トヨタブランドは「Entune 3.0 App Suite」、レクサスブランドは「Enform App Suite 2.0」を搭載したモデルが対象になる。
トヨタ・コネクティッドのザック・ヒックスCEOは、「音声サービスは急速に普及しており、アマゾン・アレクサとの統合を通じて、トヨタとレクサスの顧客はすぐに車内でアレクサと簡単に話すことができるようになる」と述べている。
☆☆☆GGのつぶやき
アレクサが車載されて行く米国社会で今後何が起こってくるのか。
AIの進化に今後とも注目していこう。