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「シンギュラリティ」を読み解く

昨日の世界的ベストセラー作家ダン・ブラウンのインタヴューの中で語られた言葉「シンギュラリティ」を読み解いてみよう。




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シンギュラリティ(Singularity)とは、技術的特異点(英語:Technological Singularity)未来学上の概念の一つである。

端的に言えば、再帰的に改良され、指数関数的に高度化する人工知能により、技術が持つ問題解決能力が指数関数的に高度化することで、頭脳進化の鈍い人類に代わって、人工知能やポストヒューマンが文明の進歩の主役に躍り出る時点の事をさす。





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人工知能の発明により、人間の知性が機械化され、その機械自身も自律的に進化を続けると、超加速度的な技術の成長を引き起こし、人間が築き上げた文明に計り知れない(もはや技術的特異点以前の文明で起きていた出来事の大きさが限りなく0に見える程に大きな)変化をもたらしている。

機械で実現される知能が現れ自律的かつ再帰的な進化を開始すると、時系列グラフに表した場合に、機械で実現される知能の思考速度がそびえ立つ壁のように垂直に立ち上がり、生身の人間の感覚で言えば無限大に到達したように見えることから、物理的あるいは数学的な特異点に準えてこのような名称になったとされる。







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しかし、物理的な制約により、どのような方法を用いても、実際の物理空間で実現される知能が無限大の思考速度を獲得することはない。
仮に新しい宇宙の創造と利用が可能であれば、いくらでも知能の思考速度を無限大に近付けることは可能となる。






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具体的にその時点がいつ頃到来するかという予測は、21世紀中頃~22世紀以降までと論者により様々だが、この概念を「収穫加速の法則」と結びつける形で一般化させたレイ・カーツワイルの影響により、2045年頃に到来するとの説が有力視されている。2012年以降、ディープラーニングの爆発的な普及で現実味を持って議論されるようになり、2045年問題とも呼ばれている。






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西暦2045年にコンピューターの能力が人類を越え、それによって起こるさまざまな問題は、人間の能力では予測不可能といえよう。

artificial intelligenceが自らを規定しているプログラムを自身で改良するようになれば、永続的に指数関数的な進化を遂げていく。
その結果、ある時点で人間の知能を超え、それ以降の発明などはすべて人間ではなく人工知能が担うようになり、それ以降の進歩を予測できなくなる。人間がいくら考えても想像ができないレベルに達するのである。

レイ・カーツワイルは、その著書『The Singularity Is Near: When Humans Transcend Biology』中で、2045年にその特異点を迎えると予言している。





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集積回路の密度が18カ月から2年で倍増するという有名な「ムーアの法則」を拡張し、進化の法則はコンピューター・チップだけでなく、宇宙のあらゆる現象に適用できると予測し、これを「収穫加速の法則」と呼び、人工知能の性能が全人類の知性の総和を越える「シンギュラリティ」が、2045年に来ると予測している。






☆☆☆GGのつぶやき
AIがこの地球を救うための最良の解答を導きだしたとする。
それが「地球を破滅においやる狂った猿達」の抹殺計画ならば、納得がいくであろう。
宇宙の誕生から死滅への全プロセスを明快に解き明かしていく過程で、ネックとなるのがやはり「人間」の存在となるのであろうか。






























































































by my8686 | 2018-06-09 10:31 | 徒然なるままに | Trackback | Comments(0)