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「枠組み合意崩壊プロローグ」の猿芝居はやめてくれ!!

朝鮮戦争の休戦から65年。戦火を交えた米朝のトップが12日、シンガポールで握手した。
つい半年前まで、核実験や弾道ミサイルの発射で双方は緊張状態にあっただけに、狐につままれた感は否めない。





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ボス猿二匹の胸中にどのような魂胆が去来していたのか。

予想どうり「猿芝居の政治ショー」を見せられたしまった後の後味の悪さは否めない。
首脳会談の焦点は、金委員長が体制のよりどころである核を本気で放棄する意志があるかどうか確認することだった。

米朝関係の改善を目指す共同声明に署名はしたものの、北朝鮮に体制保証を与え、朝鮮半島の「完全な非核化」を約束することを共同声明で確認はした。

しかし、いつまでに、どうやって非ログイン前の続き核化を実現するのかの具体策は示されず、米朝の高官が引き続き協議を続けることを決めるにとどめた。

トランプが大統領の座を去った時には、いつでも反故にされる可能性を含んでいることに、違いはない。




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さらに、トランプが実現を目指していた「朝鮮戦争の終結」も盛り込まれなかった。

両首脳は38分間の単独会談を行い、両国の高官を交えた拡大会合、実務者も加えたワーキングランチを行った。首脳会談の時間は計4時間に及び、会談後に2人で庭園を歩いた後、共同声明の署名式に臨んだ。





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トランプ大統領は署名式で、「我々は期待をはるかに超えることをやり遂げた」と自賛。正恩は「世界はおそらく重大な変化を見ることになるだろう」とトランプ氏に謝意を表したかに見える。

しかし、最大の焦点である北朝鮮の非核化をめぐっては、北朝鮮が4月の南北首脳会談で約束していた「完全な非核化」の再確認にとどまった。

核兵器やミサイルをどう廃棄・搬出するのか、その期限、査察の方法など具体策は示されなかった。過去の米朝合意もこうした具体的な措置で行き詰まった歴史が何度もある。

今回もまんまと金委員長のグレー交渉術に左右された感は否めまい。トランプの下心を見透かした政治ショーでしかなかったことを、我々はいつ気づかされるのだろうか。

米国が譲れない条件だと主張してきた北朝鮮の「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化」(CVID)も共同声明に盛り込まれなかった。「完全な非核化」の定義があいまいなまま、北朝鮮の非核化が実際に進むのかは不透明なままである。






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トランプ大統領は北朝鮮の体制保証に伴う在韓米軍の扱いについて、「当面は減らすつもりはない」と語った。
しかし、将来は削減・撤退させたいとする持論も展開し、「(北朝鮮と)交渉中に『戦争ゲーム』を行うのは不適切だ」と指摘。アジアの安全保障維持のため歴代政権が続けてきた米韓合同軍事演習にも消極的な姿勢を示した。

トランプ大統領は、12日夜に帰国の途に就いた。正恩委員長を乗せたとみられる飛行機も同日夜にシンガポールを離れた。








☆☆☆GGのつぶやき
今後の部会交渉しだいでは、チキンレース再燃の危険性をはらんでいる、と見る。
トランプが大統領の座を去れば、さらなる「枠組み合意の崩壊劇」が再開される可能性は目に見えていよう。







































































by my8686 | 2018-06-13 13:02 | ヘビーな話は、謹んで | Trackback | Comments(0)