三連休中日は、『KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭2018』から「ジャン=ポール・グード」を読み解いてみよう。
ジャン=ポール・グードと言えば、グレース・ジョーンズとの一連のコラボ作品が思い起こされる。
グレース・ジョーンズ(Grace Jones)が音楽界に残した功績は、その革新的な音と挑発的な歌詞、そして攻撃的な実験性にある。
しかし、彼女をミュージシャンからアイコンにまで押し上げるのに、アルバムのアートワークが果たした役割も忘れてはなるまい。
吠えるジョーンズの顔が縦に引き伸ばされた『Slave to the Rhythm』から、優雅にポーズを決める『Island Life』のアートワークまで、ジョーンズの視覚的インパクトは現代のポップカルチャーにも影響を残している。
それらビジュアルは、ジャン=ポール・グード(Jean-Paul Goude)なくしては生まれえなかったであろう。
フランス人アーティストでグラフィックデザイナーでもあるジャン=ポール・グードは、70年代後期のニューヨークで、ジョーンズとの運命的な出会いを果たし、ふたりの共作関係は、音楽史に残る影響力をもつに至った。
その彼の展覧会『So Far So Goude』が、ミラノの現代美術館「Padiglione d'Arte Contemporanea」で開催されたことも記憶に新しい。
☆☆☆GGのつぶやき
グレース・ジョーンズのジャケデザインには確かに覚えがある。
新手のPOP系のそれらとしか見ていなかった。