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「Noesis―Noema」を読み解く

土曜日、台風12号が異常な動きかたで近づいている。

暑さで頭が熱湯のように沸騰している。こんな日は、やはりフッサールの言葉を読み解いてみよう。

先に我々は、知覚と知覚対象それ自体とは一つになって結合されているものではないということを確認したが、知覚とパースペクティブなものとして現れる知覚事物とは、「意識とはすべて、何ものかについての意識である」という志向性ゆえに切っても切り離せない関係にある。




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この関係をフッサールは相関関係(Korrelation)と呼ぶ。





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この相関関係のうち、意識の作用的側面はノエシスと呼ばれ、対象的側面はノエマと呼ばれる。





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つまりノエシスとは、意識に現れた感覚的ヒュレー(hyle)(素材)に志向的な意味統一を与えてひとつの存在対象の妥当を構成する意識の働きであり、ノエマとはノエシスによって構成された対象性のことである。





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またこの構成された対象性のことを、志向的相関者という。








☆☆☆GGのつぶやき
Noesis―Noema。













































































by my8686 | 2018-07-28 16:12 | 徒然なるままに | Trackback | Comments(0)