新業態「Nouvelle Ethnique ATHA」を読み解く

「アジアンビストロDai」をメインブランドとして展開するプレジャーカンパニーがセカンドステージへ突入し、新業態「Nouvelle Ethnique ATHA」を昨年9月、GEMS恵比寿にオープンさせた。




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あらためて、詳細を読み解いてみよう。


田園都市線沿線を中心にエスニック業態の人気店「アジアンビストロDai」ブランドを展開するのがプレジャーカンパニーである。
出店は、都内を中心に続々とリリースしている野村不動産が扱う飲食店を集積した都市型商業施設「GEMS恵比寿」の6階にある。




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同社は、創業から現在まで、全14店舗、アジアンコンセプトは9店舗展開しているが、そのうち「アジアンビストロDai 藤が丘店」を、独立を志望していたスタッフへ事業譲渡しているため、今回の新店舗を含め直営店は全13店舗、アジアンコンセプトは8店舗となる。

これまで、客単価3000〜3500円のカジュアルな業態で出店を重ねてきたが、「ATHA」は客単価6000円、価格のレンジを一段階上げた新業態開発に挑んだ。
同社ではこれを“セカンドステージ”と位置づけ、店にはサンスクリット語で「物事の始まり」などを意味する「ATHA」と名を付けた。





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恵比寿への出店は不動産会社側からのオファーがきっかけだったが、オーナー望月氏は、前職時代に恵比寿の店を仕切っていた経験や住んでいた時期もあり、このエリアに対する思い入れは強かったという。

また、恵比寿辺りに暮らす人は飲食への感度も高く、「ATHA」のファンと成り得る客層が多いことも出店を決意した理由だという。

「ヌーベル・エスニック」。同店が提供するのは、既存店のメニューとは明らかに一線を引く。料理は駒沢店で料理長を務めていたフレンチ出身の田中祐輔が担当。

旨み・滋味といった味わいの「深み」、料理の「香り」などをしっかりと表現するため、フレンチで培った技法を大いに活かした。そこへDaiブランドで磨いたエスニックのノウハウが加わり、「ATHA」にしかない新しい料理が完成した。

当然、無化調。牛や鶏、オマールやムール、野菜などからフォンやジュを丁寧に取る。ホーリーバジル、ホラパ、バイマックル、パクチーなど、スパイスやハーブ類はフレッシュのみを使う。素材へのこだわりは細部にまで及び、美味しさへの追求も徹底している。





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季節料理は「秋刀魚を2種の調理法で〜カルパッチョ・ムース〜」を提供する。冷前菜「自家製で燻製をかけたサーモンの生春巻き」、温前菜「ブイヤベースとトムヤムクンのマリアージュ」も各々ラインナップは豊富だ。

メインディッシュではバスク豚、仏産の仔牛、短角和牛、バルバリー鴨と肉料理が充実し、〆にはフレッシュガパオを使った「ガパオライス」、「フレッシュハーブから作ったグリーンカレー」、「比内地鶏のフォンを使ったフォー」など、同店が力を入れる素材ありきのアジアンメニューが目白押しである。




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フレンチの要素を多く取り入れるメニューからか、ワインリストはグランメゾン級の品揃え。「ビオロジック・ビオディナミ・サステナブル」など、体や環境へ配慮したプロダクトを中心に、世界各国のワインでリストが構成されているのは興味深い。

そのほか「パイナップルのモスコミュール」や「ボタニカルジントニック」、「ブラッドオレンジと自家製カシス酒のカクテル」「焼きりんごブランデーのジャックローズハイボール」なるオリジナルカクテルが並ぶのも面白い。

独創性が高く、きっとどれもフォトジェニックなのだろう。「ATHA」をバー使いするシーンにおいては、こういったカクテルのニーズが高そうである。




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展望は、地域のコミュニティー創出を目指し、飲食だけでなくワークショップなども開ける多機能なオールデイダイニングを、たまプラーザにも出店予定だという。

加えて、日本橋高島屋のリニューアルに合わせた「アジアンビストロDai」を加え、都内でのカジュアル業態の出店はこれで一区切りになるという。これからは「ATHA」よりさらに上のポジションを取るアッパー業態に、3~4年以内を目処に挑みたいという。
また地方への展開や、海外出店も視野に入れて計画中だという。







☆☆☆GGのつぶやき
恵比寿の賑わいは、地方都市から見ると羨望の的である。
しかしメニューを覗くと、なんでもない野菜や魚類がお化粧直しして、よそ行きの顔で皿に並んでいる風景は、いつもながら苦笑してしまうのである。
あまりにも手をかけ過ぎたフレンチ擬きの料理には、どうも馴染めないGG世代のぼやきである。

















































































































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by my8686 | 2018-08-08 10:30 | 気になる建築&空間 | Trackback | Comments(0)

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