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スバル、国内8カ所に整備拠点 リコール対応急ぐ狙い

11月3日、文化の日。例年のごとく市内の美術館めぐりをする。

午前中は、広島現代美術館を見学し、ランチはすぐ近くの「豆匠」でいただく。にぶい紅葉を愉しみながらの豆腐料理である。
午後は、広島県立美術館に移動し常設展示を観、さらに隣にある縮景園で「ぼらぼら茶」などいただく。

この日、あのスバルがエンジン部品の不具合で国内外41万台のリコール(回収・無償修理)を届け出て、群馬県など国内8カ所に整備拠点を新たに設けたことがわかった。リコールを受け持つ販売店の負担を軽減し、対応を急ぐねらいがあるという。

国内のリコール分は、トヨタ自動車ブランドの「86」を含め4車種10万1153台。バルブスプリングという部品に過大な力がかかると破損して、エンジンが停止する恐れがある。交換するにはエンジンをいったん外して分解する必要があり、スバルは1台の交換に「2日はかかる」としている。





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このことで、行きつけの「トヨタAREA86」に電話し、具体的な対応について確認する。正式には、11/8にスバル側よりリコールメニューの発表があるという。

前回の車検時にメンテナンスパックをつけているので、優先的に対応するという内容。

すでに走行距離が10万キロ越えした我愛車86だが、エンジンマウントやウォーターポンプなども交換したくなるのは当然。こうした消耗品のパーツ交換メニューも用意されることになるのか、疑問はつきない。ベルトについても交換後のトラブルを考慮して黙っていても新品交換されるのか、大いに気になるところではある。





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さらに、この件に関し某自動車評論家のブログを覗いてみよう。


86もBRZも競技でたくさん使われており、当然ながら限界までブン回す。競技での使い方は酷い。それでも壊れたという話を聞いたことないので、どういった条件でトラブル出るのか全く解らない。

また、動弁系はアプライドBになるときに若干変更されているため、全ての86/BRZに問題出るのか、それともアプライドAだけなのか、B以降なのかも不明。いずれにしろリコールで交換と言うことになれば、簡単じゃない。水平対向エンジンの場合、エンジンを載せたままだとバルブスプリング交換の作業は不可能。

4気筒ながらヘッドは2つだから、エンジン降ろし、左右両方のヘッドカバー取り外し、それからカムも取らないとバルブスプリングに辿り着かない。

普通のディーラーでの作業対応は出来にくく、トヨタディーラーではどうか?相当ハードな作業になると思われる。今でも基本的にエンジンのOHなど大がかりな整備はエンジン開発部門のある三鷹で行われている。エンジン降ろし、三鷹に運んで作業し、さらにディーラーへ運んで搭載という手順になるのか。

さらに大きな課題は、使い込まれているエンジンをどうするか、だ。当然ながらシリンダーヘッド回りにはカーボンなど付着しているから、それをそのままにしておくということは考えにくい。こいつを清掃と言うことになれば、一段と手間が掛かる、という見解だった。






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今日の段階では、リコール対応としては、降ろして作業することになったという。降ろした方が確実だという判断なのか。
確かにシリンダーヘッド横はアクロバティックな隙間しかなく、もしかしたら取り外せないのかもしれない。

また、交換は一般のディーラーでは行わないという。関東の場合、高尾にある教育センターで一括して作業するという。
結果、エンジン降ろしてバルブスプリング交換してエンジン積むという行程になり、1~2週間くらいクルマを預けるようになるという。この間、代車を出してくれることになるのだが、「せっかくエンジン降ろしたんだからやっておきたい」と思う付随作業はどうなるか今のところ不明だという。

対象車は2012年1月~2013年9月に生産された86/BRZ、インプレッサ、フォレスターである。走行距離多いクルマだとエンジンマウントやウォーターポンプなど交換したくなるし、有償でいいから(当然ながら部品代だけの負担)こういったパーツの交換メニューを用意されることになるのか。ベルトについては交換後のトラブルを考えて黙っていても新品交換されるのか、大いに気になるところではある。





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不具合の状況だが、「設計と素材ばらつき両方の問題により最悪の場合折れて壊れる」ということらしい。
ちなみに生産時期が限られているというのは、1)その時期に生産したスプリングに問題あったか、2)設計そのものに問題あったと判断し改良したかの2点。

BRZはアプライドBになる時、バルブ回りに手を加えているので、構造の問題に気付いたのか?
このあたりを突っ込まれ、上手な説明が出来なければあまりカッコ良くないことになり、スバル叩きのエネルギーになってしまうかもしれない。

とはいえ、リコール対象車のオーナーはエンジン回りの点検や、もしかすると実質的なアンチエイジングを受けられ、しかも1~2週間違うクルマに乗れるので素直に喜ぶ人だって少なくないと思われる。もちろん86も全く同じことになるだろうが・・・。

「せっかく降ろすのだから部品交換」のメニューをしっかり組んでくれれば、顧客満足度をむしろ向上させられるんじゃないかと思う。

スバル叩きをする人達は、そもそもスバルの客じゃない。ホンダのようにリコール多発がディーラーを疲弊させ多数の離職者を出し、結果的に営業レベルの大幅な低下を来すのが最悪のストーリーなのである。








☆☆☆GGのつぶやき
来年4月が車検となる。エンジン回りの点検と同時に実質的なアンチエイジングが受けられれば、またとない好機といえよう。
人生最後の愛車「86」にとっては、またとない幸運ではある。
































































by my8686 | 2018-11-03 20:20 | 気になるクルマの話題 | Trackback | Comments(0)