午後からいつもの図書館に出向く。先週リクエストした本がすでに6冊入荷済である。
最近は、ネットでリクエストが簡単にでき、県内の全図書館から借り出すことができてしまう。
貸出禁止本でない限り、近場の図書館で用が済んでしまえるのは、ありがたい。
借り出した本を車に積んでお気に入りの場所に移動。
太田川沿の入江突端にある緊急時ヘリポート発着場である。
ここから見る風景がいつも解放感と共に気持ちを鎮めてくれる。
しばらく車内で読書に耽る。日が暮れかかったら車外に出て突端まで歩いてみる。
懐かしい第二の郷里の360°ジオラマの世界である。
手持ちのガラケーモバイルフォーンで撮影してみる。
サイ・トゥオンブリのカリグラフィーの記憶が脳裏をさまよう。
アメリカの抽象表現主義の第二世代と目されたが、次第に独自の道を歩んだアーティストである。
一見とりとめもないようで、光のフィールドとして捉えられたカンヴァスは、鉛筆やチョークによる線描と油彩の技法が駆使されており、地中海を思わせる晴朗な詩的空間を響かせている。
トゥオンブリーの即興性に富む「落書き」は、エレガンスとダンディズムに溢れており、好きな画風でもある。
☆☆☆GGのつぶやき
お気に入りの場所で読書に耽るのも良い。
今の季節は、車内の方が暖かくて陽射しが心地よい。
読書に飽きれば、車外に出てきままに散歩でもしよう。