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DVD映画「ブリッジ・オブ・スパイ」を観る

12/9(日)は、レンタルしたDVD映画「ブリッジ・オブ・スパイ」を観る。
レンタル理由は、スピルバーグ監督作品を最近作から遡って観たいという理由からである。


映画自体は、U-2撃墜事件でソ連の捕虜となったフランシス・ゲイリー・パワーズの解放のために動く弁護士のジェームズ・ドノヴァン(ハンクス)を中心に描かれた実話に基づく戦争・スパイ・スリラー映画である。





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題名の『ブリッジ・オブ・スパイ』は、スパイ交換が行われたグリーニッケ橋を指す。

企画の背景は、ジェームズ・ドノヴァンが1964年に書いた『Strangers on a Bridge: The Case of Colonel Abel and Francis Gary Powers』が下敷きとなっている。

U-2撃墜事件と元西ベルリンCIAチーフのウィリアム・キング・ハーヴェイの話と金工作についての歴史背景はローリー・マクリーンによる2014年の『Berlin: Portrait of a City Through the Centuries』で公表されている。




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ブルックリン・ハイツに住み、活動していたソビエト諜報部員のルドルフ・アベルは、プロスペクト・パークで盗んだ情報のデッド・ドロップを実行。彼の逮捕と経歴については、当時ブルックリン・ハイツに居を構えていたトルーマン・カポーティによる『Brooklyn Heights: A Personal Memoir』で論じられている。

ジョン・F・ケネディの伝記『An Unfinished Life: John F. Kennedy, 1917–1963』を読んだマット・チャーマンがドノヴァンの物語に興味を持ったのがきっかけであり、『St. James Place』は、脚本を執筆したチャーマンによって初めて委任されたという。





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ドノヴァンの息子と会って彼の話を聞いた後、チャーマンはその物語を映画にしてもらうために売り込みを始め、ハリウッドにあるスタジオをいくつか訪ね、ドリームワークスの製作部門シニア・バイス・プレジデントのジョナサン・アイリックと会い、後日同社の創始者であるスティーヴン・スピルバーグが興味を示し、監督に決まったという。

マーク・プラットとクリスティ・マコスコ・クリガーはスピルバーグと共同でプロデューサーを務め、またジョエルとイーサン・コーエンがチャーマンのオリジナル脚本を改訂している。





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2014年6月、フォックス2000ピクチャーズはディズニーとフォックで配給権を分割することを共同出資のドリームワークスとパーティシパントと合意し、2015年3月3日、『ザ・デイリー・ペンシルベニアン』のインタビューでプラットは『St. James Place』のワーキングタイトルで撮影された本作の正式題を『Bridge of Spies』であることを明らかにしている。

批評家の反応は、賛否両論ある。称賛派は、ハリウッドの古典的な冷戦スパイ・スリラーの手法に新しい生き方を見つけだしたとしている。否定派は、退屈かつ驚くほど緩慢な映画と酷評している。






☆☆☆GGのつぶやき
「ミュンヘン」で感じた感動を期待して観ると裏切られる映画である。事件の背景を知らずに観ると単なる「退屈かつ驚くほど緩慢な映画」にしか観えまい。























































































by my8686 | 2018-12-09 22:10 | たかが映画、されど映画 | Trackback | Comments(0)