釈迦の説教「中道・八正道・四諦・三転十二行相」を読み解く

1/10 昨日に引き続き、釈迦が修行仲間に説いたという「 中道・八正道・四諦・三転十二行相」について読み解いてみよう。


釈迦は、個人的な悟りを得たいと求める人のためには「四諦」の法門を説き、生・老・病・死をはじめとするさまざまな人生苦から救い、現象へのとらわれから解脱した境地を極めさせた。

また人生のいろいろな出来事を縁として自ら悟りを開こうと努めるものには「十二因縁」の法門を説き、もっと大きな志を持ち人を救い世を救うことにより仏の境涯に達しようとする者には「六波羅蜜」の法門を説き、あらゆる物事を総合的に明らかに見通す大きな智恵を得、悟りに至る手段を明らかにしたしたという。




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あらためて、「四諦」について読み解いてみよう。






■四諦

四諦の教えは、初転法輪から入滅の直前まで、釈尊が一貫して説いた人生の真理。四苦八苦を滅する方法を説いたものと言われる。





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■苦諦

人間の歴史が始まって以来、暑さ寒さ・天災地変・飢饉・疫病・貧困・不仲・不安・老い・死等に対する苦しみがあり、人生は苦「生・老・病・死・愛別離苦・怨憎会苦・求不得苦・五蘊盛苦」であることを諦る。





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■集諦

集というのは「集起」の略で「原因」という意味で、人生苦にも必ず原因があり、その原因を探求し、反省しそれをはっきり諦ることと説いた。

法華経・譬諭品第三に「諸苦の所因は貪欲これ本なり」と説かれ、渇愛といって喉の渇いた者が激しく水を求めるように、凡夫が諸々の欲望の満足を求めてやまない心の状態、無制限にものごとを貪り求めること。

本能そのものは善悪以前の自然のものであると説き、欲望を必要以上に増大させ、人の迷惑などおかまいなく貪りを増大させる思いや行為が、不幸を呼び起こすのだと説いている。

この原因を悟る方法として十二因縁の法門を説かれている。






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■滅諦

前記の集諦によって、苦の原因は人間の心の持ち方にあるのだということが解る。この事から当然「心の持ち方を変えることによって、あらゆる苦悩は必ず消滅する。」という教えである。

渇愛を余すことなく捨て去り、解脱し執着を断ち切ることができるのか、ただ捨て去ろう、解脱しよう、執着を断ち切ろうとすると、かえってそのものへの心の引っ掛かりから苦しみを増大させてしまうことも充分ありうる事で、「道諦」の真理を説いている。




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■道諦

苦を滅する道について、本当に苦を滅する道は苦から逃れようと努力することではなく、正しく物事を見る「正見」・正しく考え「正思」・正しく語り「正語」・正しく行為し「正行」・正しく生活し「正命」・正しく努力し「正精進」・正しく念じ「正念」・正しく心を決定させる「正定」の八つの道「八正道」を説いている。
これらの四諦の法門は、非常に重要な教えであり「法華経・譬諭品第三」に次のように説いている。

「もし人 小智にして深く愛欲に著せる これらを為ての故に苦諦を説きたもう 衆生心に喜んで未曾有なることを得 仏の説きたもう苦諦は真実にして異なることなし もし衆生あって苦の本を知らず 深く苦の因に著して 暫くも捨つること能わざる これらを為ての故に 方便して道を説きたもう 苦の所因は 貪欲これ本なり もし貪欲滅すれば 依止する所なし 諸苦を滅尽するを 第三の諦と名づく 滅諦の為の故に 道を修行す」とある。

仏教修行を志す者は、よくこの意味をよく理解していかなければならないと説いている。





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☆☆☆GGのつぶやき
釈尊が一貫して説いた人生の真理「四諦」は非常に重要な心理である。
修行僧のみならず人としての生きる智慧・品性であろう。


























































































by my8686 | 2019-01-10 18:43 | ネパール残像 | Trackback | Comments(0)

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