本日も、コーヒーブレイクを兼ね、日常風景的「マイオーディオ書斎事情」を記しておこう。
デスクまわりのメインSPは、デスクトップPCからドライブする「JBL JEMBE ポータブルSP」。
基本的には、radikoライブを終日BGMするのだが、時にDJトークが耳障りになる時は、Grooveミュージックのジャズコレクションに切り換える。
最近購入したヘッドホンアンプ「 AGPTEK HA1」。
購入動機は、「高音質・ハイレゾ対応・ Bass Gain機能 低音強化」機能。
干渉防止チップが採用され、ノイズ防止が可能。3.5mm標準AUX入力と出力ジャックが付いているのが嬉しい。
SNR 98Db、THD+N≤0.01%、16-120Ωのヘッドホンに対応できる。
驚いたのは、「金メッキ処理」されたケーブル端子が付属していること。
高品質オーディオ伝送を確保するために、金メッキ処理を採用している拘り方につい微笑んでしまう。
Bass Gain機能で低音が強化されているため厚みと迫力に不足感はない。ただし、BASSはON・OFFの二択のみで低域の量感のコントロールはできない。
ソースによっては強化され過ぎて明瞭度に欠ける不満はでるであろう。
ヘッドホンで聴くのは、サンタナの1970年代のお気に入り4アルバム。
学生時代に陶酔したサンタナサウンドをハイパワーで堪能できる。
久しぶりに聴くと、カルロスのあの官能的で咽び泣くようなエレキ音に涙が出てきてしまう。
アドレナリン沸騰、過ぎし日のあの熱き官能の雄叫びが懐かしい。
そして、マイルスのエレクトリックサウンドに打ちのめされたい時のお気に入りの4アルバム。
これは説明不要の「アドレナリン爆発アルバム」なのだが、あえて記しておこう。
「Bitches Brew」
あの中山康樹に「感動を絵に描いたような作品」「初めて一発でわかった。素直に感動し、全体の流れが瞬時につかめた」と言わせしめた感動巨編。ジャズ史上最も革命的な作品の一つとみなされているアルバム。学生時代の記念碑的思い出のアルバムとなった。
「MILES DAVIS AT FILLMORE」
1970年6月17日~20日にロックの殿堂「フィルモア・イースト」で連続4日間行われた伝説のライヴ音源の公式盤である。
マイルス一党が徒党を組んであのロックの殿堂「フィルモア・イースト」に殴り込みをかけたという「いわくつき」の音源である。
当時のライヴの熱狂がダイレクトに伝わってくる迫真のアルバムといって良いだろう。
但し、漠然と聴いてしまうと単なる「騒然」とした「混乱」に聴こえてしまうのだが、集中して聴いて行くと、聴衆の騒めきと集中、集中から「熱狂の嵐」への波動と緊張感が官能を逆なでするかの如くに身の毛立って行く。まさにマイルス最頂点の音源と言って過言ではない。
深夜、眠れない時にあえてフルパワーで聴き込みたい、これも学生時代の記念碑的アルバムである。
「DARK MAGUS」
マイルスが長期休養に入る1年半前、1974年3月、NYカーネギーホールでのライブ盤「DARK MAGUS」である。
図太いファンクリズム、大地を揺るがす強烈なリズムセクション。いままでのマイルスとは異なる「異次元世界」を感じさせる。
中山康樹の言葉を借りれば、「怖いくらいの迫力」「鬼気迫るものが、たしかにある」「異質の不気味な光彩を放つ異常空間」「この濃密な空気感がたまらない」。
創造的で革新的なサウンドを追究してきたマイルス。当時の精神世界が映し出された迫真のライブ音源と言えよう。
「SWEDISH DEVIL」
衛星放送のブートレグ版。「at FOLKETS HUS,STOCKHOLM,SWEDEN NOV.5,1969」マイルス60年代のロスト・クインテットの最高傑作音源である。
あの中山康樹の熱きコメントにアドレナリンが爆発した思い出がある。
「すぐにこのブートを入手せよ!」「仮に今後このクインテット音源がリリースされたとしても、これを越えるものは、まず有り得ない。」とまで言い切った殺し文句である。
「神がかり的なライブ音源。当時のサウンドボード収録音源の最上クオリティーのものを発掘し、さらに細部に至るまでリマスタリングを施し、過去リリースされていたものはヒスノイズがやや気になったものの、そのあたりもキレイに処理され、音圧から抜け具合まで、これ以上のものはない!」とまで言い切ったマスター・クオリティーアルバムである。
マイルスのこの「異質で不気味な光彩を放つ異常空間」に身を晒す時、ドゥルーズ哲学の「狂気と作品」器官なき身体の問題点の中の「ある言葉」が浮かんでくる。
そもそも彼ら分裂病者はいったい何に対して抗い、彼らを苛む妄想は何に起因しているのか。
アルトーは語る「糞便性を探求することは、彼の身体のなかへ、社会や精神医学的な権力の介入によって強制されると彼がみなすこの閉塞から、暴力的に抜け出すことであった」。
つまり、分裂病者は、自らの身体や性に対して、「有機的な組織化を強要する社会や権力」に抗うのである。
☆☆☆GGのつぶやき
男の勲章としての、好きなアーティストの「マイベスト4枚」が見つかれば、生きているだけで丸儲け。
これからの人生、一生楽しめると思えるのである。