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DVD映画「ロープ 戦場の生命線」を観る

昨日は、レンタルしたDVD映画「ロープ 戦場の生命線」を観る。

動機は、2015年のカンヌ国際映画祭・監督週間正式出品作であること。「ポーダー・ライン」にも出演しているベニチオ・デル・トロの主演作という2点である。

主演のトロは、本作でサラエヴォ映画祭・生涯功労賞を受賞している。説得力のある存在感が主演関連作を観たいと思わせる。




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民族紛争の不条理に向き合う支援活動家らの一日を「パンク精神」で活写した映画。

原作は、「国境なき医師団」に所属する医師でもあるスペイン人作家パウラ・ファリスの小説「Dejarse llover」(雨を降らせて)。
スペイン版アカデミー賞と称されるゴヤ賞の常連だという。

監督・脚本は、フェルナンド・レオン・デ・アラノア。




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ストーリーは、いたってシンプルである。

1995年、ボスニア紛争停戦直後のバルカン半島の山岳地帯。「国境なき水と衛生管理団」は死体を引き上げようとするが、古くてボロボロのロープは重みで切れてしまう。彼らは新しいロープを求め、あちこちに地雷が埋まる危険地帯を車で走り回ることになる・・・。

しかし、その活動を通して教えられるのは、昨日まで軒を並べて仲良く暮らしていたのに、ある日を境に民族が違うから宗教が違うからと憎み合い、殺し合う。民族紛争の不条理そのものだ。

本作の主眼は、最前線の極限の緊張感でも、敵味方に分かれて殺傷し合う理不尽さでもない。自らの意志で危険が残る地域に赴き、助けが必要な人々のために、やるべきことを実行する活動家たちの姿を描ききること。





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フリーライター高森郁哉は、次のように語る。

「勇壮な戦いや人命救助に比べると地味な活動だが、彼らのような存在によって世界は昨日より少し居心地のいい場所になることを教えてくれる。」


サウンドトラックが良い。
「スウィート・ドリームス」のマリリン・マンソンによるカバー、「花はどこへ行った」のマレーネ・ディートリヒによるカバーなどが、戦争の愚劣さを諭すように静かに流れる。

ルー・リードの「ゼア・イズ・ノー・タイム」に関連して、監督は「(本作は)音楽で例えるならパンクロック。パンクは気骨があって、時間と闘っている」「(活動家にも)悲愴感に浸る時間も、同情して泣く時間もない。あるのは行動する時間だけなのだ」と語っている。





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☆☆☆GGのつぶやき
「昨日より少し居心地のいい場所」にするその真摯な姿勢に尊敬の念を覚える。
8/22は、ワイフのバースデー記念にH.G.Pホテルに一泊し、スパリゾートに浸る予定でいる。
そのため、早朝に起き出しこのBLGを更新している。
親愛なる、ワイフに!!






























































by my8686 | 2019-08-22 04:44 | たかが映画、されど映画 | Trackback | Comments(0)

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