最近、遅まきながら「ハイレゾ」が気になっている。
今現在のオーディオ環境は、TV・DVD音源に関しては、光デジタルケーブルをハイレゾコンポにつなぎ、BOSEのトール&スリムスピーカー「77WER-S」をドライブ。
「PCファイル音源」に関しては、Bluetoothオーディオレシーバー(AAC/aptX対応)経由で真空管アンプに飛ばし、自作ヴィンテージSP(JBL D-130)をドライブさせている。
この音質については、重量感のある豊かさにほぼ満足はしているのだが、もっとアップコンバートさせてみたいという、オーディオファンならわかるであろう成長欲求が生まれている。
そんな理由で、「DSD 5.6MHz」を直接サポートする「DAコンバーター」に食指が動きつつあるのである。
「アナログに近い高音質なデジタル音源」を自作ヴィンテージSPで聴きたい。
アナログ世代にとっては、デジタル革命期の今、官能の襞が震えっぱなしなのである。
あらためて、ハイレゾ音源について整理してみよう。
ハイレゾとは「High(高い) Resolution(解像度)」のことなのだが、ハイレゾ音源は「High Resolutionな音源」つまり「高解像度の音楽データ」であることは理解している。
画像データを扱っていた者としては、その解像度の物理的構造をイメージで把握するのだが、高解像度の中身は、音楽CD情報量の約3倍~6.5倍もあるというから驚く。
お気に入りのCDもPCにリッピングしてしまえば、棚に仕舞い込んで二度と取り出すことは少ない。
音楽CD(44.1kHz/16bit)の約3倍の情報量なら「96kHz/24bit」、さらに約6.5倍ならば「192kHz/24bit」となる。
これらは、スタジオの「原曲」に近い高音質ということなのだが、いかほどのものなのか。
そもそも「ハイレゾ」の既定とは、いかなるものなのだろうか。
JEITAのハイレゾに関する規定は、「CDのフォーマットを越えるもの」という単純なものらしい。
それに補足したのが、日本オーディオ協会の具体的な事例が下図となる。
・44.1kHz/16bit : CDスペック
・48kHz /16bit : CDスペック
・44.1kHz/24bit : ハイレゾ(量子化ビット数がCDスペックより高い)
・48kHz /24bit : ハイレゾ(量子化ビット数がCDスペックより高い)
・96kHz /16bit : ハイレゾ(サンプリング周波数がCDスペックより高い)
・96kHz /24bit : ハイレゾ(CDスペックより両方高い)
・96kHz /12bit : ハイレゾでない(量子化ビット数が低い)
・32kHz /24bit : ハイレゾでない(サンプリング周波数が低い)
CD化する時に、ダウンサンプルでそぎ落とされた情報が蘇るとなれば、聴きなれた演奏も違った表情で楽しむことができる。
音の「空気感・臨場感」までも表現されるというのだから、大いに気にかかる。
そのハイレゾ音源は、レコードショップではなく、大容量のためネット上で入手するというのだから、アナログ世代のGGには、「便利すぎる」ことへの「ある種の恐怖心」さえ感じるのである。
配信サービスは、国内外で増えつつあるようだから、お好みに応じて選ぶとしよう。
ハイレゾ配信のフォーマットは、今は24bit/88.2kHzが主流のようだが、将来的にどう進化するのか楽しみでもある。
しかし、ダウンロードに数時間もかかるのは御免こうむりたい。
そんな時間があったら、好きなジャズを聴いていたいのである。
それにしても、長年楽しんできた、マイルスやコルトレーン、エバンスの古い音源コレクションには、思い入れの深いものが少なくない。
これらもアップコンバートされた音源で楽しめるのも嬉しいのだが、単純なアップ・コンバートではなく、なんらかのアルゴリズムにこだわったものであってほしい。
将来的には、カリスマコンバーターなる職業が成立するのか、はたまたこの領域もAI化されてしまうのか。
☆☆☆GGのつぶやき
ハイレゾの進化はどこまで進むのか。
フォーマットを24bit/96kHzにあげてフィルターのかけ方をどう変えていくのか。
音楽情報のない「24kHz以上の帯域」をどう扱うかの感性領域が楽しみでもある。