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フランツ・フォン・シュトゥックの「ファム・ファタール」を読み解く

小雪舞う静かな日曜日の朝。
昨日に続きフランツ・フォン・シュトゥックが描いた「ファム・ファタール」を読み解いてみよう。




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ファム・ファタール(仏:Femme fatale)は、男にとっての「運命の女」(運命的な恋愛の相手、もしくは赤い糸で結ばれた相手)の意味である。
または、男を破滅させる魔性の女(悪女)のことでもある。


分離派展で発表した2枚の作品からみてみよう。




「罪」1893

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フランツ30歳の時の作品。
一大センセーションを巻き起こした有名な作品である。

1892年、ミュンヘン分離派をトリュヴナーらと創立し画壇を牽引する若手画家となった翌年の作品である。

大蛇を身体にまとった裸婦。世紀末の退廃を象徴する作品とよく言われている。「アダムとイヴ」のイヴを描いたものであろうか。
悪魔的で引き込まれそうな眼と青白く官能的な胸。
その背後にある暗闇に男の破滅が待っているような、いかにも世紀末的頽廃を象徴している。




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ミュンヘン分離派とは、保守的なミュンヘン芸術家協会からの独立を目指した画家の組織。
パリで官主体のサロンに対抗するため設立された「アンデパンダン美術協会」の影響を受け設立された。
この動向は、その後、各国へ波及し、ウィーン分離派、ベルリン分離派などが誕生している。




「Sensuality」1891



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「スフィンクスのキス」1895


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「スフィンクス」 1901 


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「傷ついたアマゾン」1904



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「サロメ」1906


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「キルケ」 1913




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「ユディトとホロフェルネス」 1926



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☆☆☆GGのつぶやき
画家としてだけでなく版画・彫刻・建築と他分野で活躍し「芸術家の王様」と呼ばれたフランツ・フォン・シュトゥック。
世紀末ドイツにおいて、画壇の中心であり続けたことは、画力のみの才能だけではなかったであろう。
































































































by my8686 | 2018-01-28 11:30 | ぶらぶらアート観賞 | Trackback | Comments(0)