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イリヤー・エフィーモヴィチ・レーピンの「サトコ」を読み解く

早朝、小雪が舞うも午後からは太陽がのぞく。
午後からのMRI検診のため有休とした火曜日。


ランチのあとは、移動派を代表するロシア帝国の画家イリヤ・レーピンの代表作「サトコ」を読み解いてみよう。


「サトコ」は古いロシアの竜宮物語である。
画面は海中のサトコが海の国の王と后、王女と出会う場面を描いたものである。



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画面左上には地上でサトコの帰りを待つ妻の姿が描かれている。
幻想的で美しいイリヤ・レーピンの不朽の名作である。



この作品を眺めていると、幻想的イマジネーションが官能的に拡散されていく。




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ロシア絵画は長らく中世の聖画像の伝統に縛れ、西欧州の模倣的な作品しか生み出されていなかった。




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しかし、1870年にサンクトペテルブルグで「移動派」が結成されると、他国の模倣ではない独自のロシア絵画が確立していった。





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その中心となったのがイリヤ・レーピンである。






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彼はロシアの民衆と歴史を深く愛し、それを主題にした作品を多く描いた。






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リアリズムの巨匠とされた彼が唯一描いた幻想作品、それがこの「サトコ」である。






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MEMO

「イリヤー・エフィーモヴィチ・レーピン」
移動派を代表するロシア帝国の画家・彫刻家。

心理的洞察を持ち合わせた写実画によって名高く、いくつかの作品は既存の社会秩序の矛盾や階層間の緊張を露わにした。
社会的名士の肖像画を制作する一方、しばしば貧困や差別にあえぐ社会の最下層を題材として、数多くの作品を残した。

その作品やテーマの社会性から、1920年代半ば以降のソビエト連邦においては当時の社会主義リアリズムに適合する模範的画家として評価されていた。
しかし、ソ連崩壊後の現在は扱ったテーマの多様性を、客観的に見据えたうえでの、業績の再認識が求められている。

レーピンの最も手の込んだ絵画に、『トルコのスルタンへ手紙を書くザポロージュ・コサックたち』がある。
服従を迫るスルタンに対しコサックたちが嘲弄に満ちた返書をしたためる、という伝説的場面を主題とした作品である。
「さまざまな笑顔の見本」を描くことで自由・平等・博愛の理念を内包させようとした。
彼はウクライナ・コサックたちの共和主義の理想を描こうとした。





☆☆☆GGのつぶやき
あらためて、彼の作品をじっくりと読み解いてみたいと思った。












































































by my8686 | 2018-01-30 13:28 | ぶらぶらアート観賞 | Trackback | Comments(0)