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2018年 02月 28日 ( 1 )

フッサールの「Noesis―Noema」を読み解く

FRBのパウエル新議長は27日の議会証言で「年3回の利上げシナリオを提示した昨年12月に比べ、景気見通しは強まっている」と指摘し、停滞していた物価も「(2%の)目標に向かって上昇すると確信を深めている」と断じたという。この発言で、金融市場にはFRBが利上げペースを加速するとの見方が浮かんでいる。

景気判断を上方修正した要因については、トランプ政権の大型減税や米議会の歳出拡大法の成立を挙げ「財政政策が拡張的になった」と指摘。世界経済全体が成長軌道にあることも「追い風になる」と強調。

トランプ政権が公約としてきた金融規制の一部緩和にも意欲をみせ、リスクの高い銀行の自己勘定取引などを禁じるボルカー・ルールも「新鮮な視点で見直す」としたという。金融市場は株価急落に見舞われるなど動揺もあるが「金融リスクは今のところみられていない」と指摘している。





それはさておき、本日もフッサールの術語を読み解いてみよう。



フッサールは、「知覚と知覚対象それ自体は一つになって結合されているものではない」という。




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知覚とパースペクティブなものとして現れる知覚事物とは、「意識とはすべて、何ものかについての意識である」という志向性ゆえに切っても切り離せない関係にある。




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この関係をフッサールは、相関関係(Korrelation)と呼ぶ。





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この相関関係のうち、意識の作用的側面は「ノエシス」と呼ばれ、対象的側面は「ノエマ」と呼ばれる。





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つまりノエシスとは、意識に現れた感覚的ヒュレー(hyle)(素材)に志向的な意味統一を与えて、ひとつの存在対象の妥当を構成する意識の働きであり、ノエマとはノエシスによって構成された対象性のことである。





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さらに、リヒターの「ノート1992.9.22」を併読してみよう。


ひっかいて剥がす。ここ一年、作品を描くといえば、ひっかいて剥がすことしかできない。



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絵の具をのせて、またとる。下にあったものを表に出すわけではない。





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もしやり直しのために剥がすということなら、表にでてくるべきもの(具象、記号あるいはパターン)を、つまり、まちがえなければ直接描くこともできた映像を、私は考えておかないといけないだろう。






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また、それは、失われた映像、埋もれた映像を再びみいだすといったような、象徴的な小技になるだろう。





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絵の具をのせ、壊し、重ねるプロセスは、絵画を制作するときの微妙な操作に役立つだけである。






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☆☆☆GGのつぶやき
リヒターのアブストラクトと対峙するとき、やはりフッサールの「ノエマとはノエシスによって構成された対象性」に思考が及ぶ。さらに、脳裏にアドレナリンがあふれ出し、意識に現れた感覚的ヒュレーに志向的な意味統一という術語が重なる。








































































































by my8686 | 2018-02-28 13:52 | フッサールを読み解く | Trackback | Comments(0)