DVD映画「ル・コルビュジエとアイリーン 追憶のヴィラ」を観る

体育の日に相応しく陽射しが気持ちの良い休日となる。昼からは、久しぶりにロードバイクランを愉しもう。





さて、三連休最終日の早朝は、DVD映画「ル・コルビュジエとアイリーン 追憶のヴィラ」を観る。



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レンタルした動機は、近代建築の巨匠ル・コルビュジエと南フランスのカップ・マルタンに建つヴィラ<E.1027>。


1920年代、のちの近代建築の巨匠ル・コルビュジエは、気鋭の家具デザイナーとして活躍していたアイリーン・グレイに出会う。
彼女は恋人の建築家、評論家ジャン・バドヴィッチとコンビを組み、建築デビュー作である海辺のヴィラ<E.1027>を手掛けていた。

陽光煌めく南フランスのカップ・マルタンに完成したその家はル・コルビュジエが提唱してきた「近代建築の 5 原則」を具現化し、モダニズムの記念碑といえる完成度の高い傑作として生みだされていた。当初はアイリーンに惹かれ絶賛していたル・コルビュジエだが、称賛の想いは徐々に嫉妬へと変化していく…。





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長らく建築史から覆い隠されてきた「壁画事件」。幻の邸宅が辿った数奇な運命──。


ル・コルビュジエには生涯で唯一、その才能を羨んだと言われる女性がいた。彼女の名はアイリーン・グレイ。

2009年にクリスティーズで行われた『イヴ・サンローラン&ピエール・ベルジェ・コレクション 世紀のオークション』において史上最高額(約28億円)で落札された椅子<ドラゴンチェア>を手掛けたことでも知られるアイルランド出身の女性デザイナー・建築家である。





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南仏の海辺に立つ彼女の別荘<E.1027>はモダニズム建築市場に残る傑作とされるが、そこは長く近代建築の巨匠ル・コルビュジエの作とされ、アイリーンの存在は歴史の影に覆い隠されてきた。

そこには光り輝く才能を発揮するアイリーンに対する、ル・コルビュジエの密やかな嫉妬と欲望が絡まりあう、知られざる愛憎のドラマがあった。





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時代を超え、後世に影響を与え続ける二人のアーティストの人生を、実際の建築や家具などを用いながら眩しい映像美でつづった本作。

アイリーン・グレイをBBCの人気ドラマ「MISTRESS<ミストレス>」のオーラ・ブラディ、ル・コルビュジエを『インドシナ』のヴァンサン・ペレーズ、グレイの恋人の一人で、当時フランスで名を馳せた歌手のマリサ・ダミアをアラニス・モリセットが演じている。





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因みに、《E1027》という名前は、グレイとバドヴィッチの関係を示す暗号になっている。Eはアイリーン・グレイのイニシャルのE、10はジャン・バドヴィッチのJ(アルファベットの10番目)を意味し、同じように2はBを、7はGを表している。

二人の寝物語から導き出されたヴィラ<E.1027>。




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マクガキアンと映画製作チームは、2014年にこの家で撮影を行う許可を得たが、その条件として修復プロジェクトにも関わることとなった。
その際に、グレイが手がけた数々のデザインにふれ、そのディテールに圧倒されたと言う。





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☆☆☆GGのつぶやき
映画としてのストーリー性は二の次として、アイリーン・グレイの感性の鋭さに驚愕する。
近代建築の巨匠ル・コルビュジエがその才能に狂気し嫉妬したという理由が読み取れる映画である。





































































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by my8686 | 2018-10-08 13:29 | たかが映画、されど映画 | Trackback | Comments(0)