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2019年 08月 04日 ( 1 )

DVD映画「ウインド・リバー」を観る

レンタルしたDVD映画「ウインド・リバー」を観る。





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レンタル動機は、準新作・2017年米国スリラー映画。
第70回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門で監督賞受賞作という2点。

予備知識は特にない。




舞台となるワイオミング州ウィンド・リバーの白雪の荒野。その美しくも厳しい自然に官能が騒ぐ。





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FWS(合衆国魚類野生生物局)の職員、コリー・ランバートは白雪の荒野のど真ん中で少女の死体を発見する。

FBIは事件の捜査のために、新人捜査官のジェーン・バナーを現地に派遣した。

自然の過酷さを甘く見ていたバナーは、捜査に難渋することになる。

そこで、バナーはランバートに捜査への協力を依頼し、2人は荒れ狂う自然と剥き出しの暴力に直面しながらも、ネイティブ・アメリカンの村社会の闇を暴き出していく。






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監督・脚本は、『ボーダーライン』『最後の追跡』(2年連続アカデミー賞ノミネート)という骨太な快作でアメリカに潜む闇をあぶり出し、一貫した作家性で異彩を放ちハリウッドで熱視線を浴びる新進気鋭のテイラー・シェリダン。

監督自ら初めてメガホンをとり「アメリカ最大の失敗」と語る先住民保留地を舞台に、色濃い差別、偏見が渦巻く閉ざされたアメリカの僻地に切り込み圧倒的な緊迫感みなぎるクライム・サスペンスとなっている。






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池上彰が上映後にトークイベントで次のように語っている。


「元々は肥沃な違う土地で生活をしていたのに、農業に適している土地は白人が占領してしまった。こういったネイティブアメリカンの保留地はじつは約 100 か所あります。アメリカだけでなくカナダにもある。オーストラリアにはアボリジニという先住民がいました。この映画に登場したあの一族は、荒廃したウインド・リバーという土地に押し込められただけなんです。アメリカの国旗が逆さになっていたシーンがありましたがあれは保留地に住む人々の敵意の現れなんです。」

「現代のアメリカの闇を見つめ切り込んだテーマを扱った映画が作られるようになったことは革命的。」

「トランプ政権に代わり問題となっている、ゼロ寛容政策やメキシコへの制裁についても触れ、テイラー・シェリダン監督がアメリカ・メキシコ国境で起きている麻薬戦争を描いた『ボーダーライン』に続き、『ウインド・リバー』の題材として取り上げたことが興味深く、その作家性について「エンターテイメント、人間ドラマ、親子の情感、現代的な若い女性の成長物語、緻密でよくできている脚本の中にアメリカの闇が浮き出てみえてくる。もう一度観るとさらに気付くところがあり、メッセージが詰まっている映画」と締めくくっている。







☆☆☆GGのつぶやき
米国の「光と影」。その影の闇の部分をあぶり出した傑作だと思う。
骨太の社会性を絡ませた良い作品だと思う。
テイラー・シェリダンの他の2作も観たいと思った。



















































by my8686 | 2019-08-04 18:00 | たかが映画、されど映画 | Trackback | Comments(0)