カテゴリ:たかが映画、されど映画( 51 )

DVD映画『婚約者の友人』を読み解く

三連休最終日の月曜早朝、レンタルしたDVD映画『婚約者の友人』を観る。


2017年フランス、ドイツ合作映画である。原題は、Frantz。

監督は、「8人の女たち」のフランソワ・オゾン。

エルンスト・ルビッチ監督作「私の殺した男」の原作としても知られるモウリス・ロスタンの戯曲を大胆に翻案してオリジナルストーリーとして昇華させ、モノクロとカラーを織り交ぜた美しい映像で描いたミステリードラマとなっている。





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第1次世界大戦後のドイツを舞台に、戦死した青年の友人を名乗る男性と、残された婚約者や遺族の交流を描く人間ドラマである。
エルンスト・ルビッチ監督作『私の殺した男』の基になった戯曲を、フランソワ・オゾン監督がアレンジ。

『イヴ・サンローラン』などのピエール・ニネが、婚約者の友人を演じる。

ヒロインにオーディションで選ばれたパウラ・ベーアが扮し、第73回ベネチア国際映画祭でマルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)を受賞している。





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1919年のドイツ。婚約者のフランツが戦死し悲しみに暮れるアンナ(パウラ・ベーア)は、フランツの墓に花を手向けて泣いているアドリアン(ピエール・ニネ)と出会う。フランツと戦前のパリで友情を育んだと語る彼に、アンナとフランツの両親は次第に心を開いていく。やがてアンナがアドリアンに婚約者の友人以上の感情を抱いたとき、彼は自らの秘密を明かし……。

フランソワ・オゾンが初めて戦争を題材にした本作は、エルンスト・ルビッチが1932年に映画化したBroken Lullabyと同じ戯曲を元にしているものの、ほとんど別物となっている。




あらためて、女性の視点からの評論を読み解いてみよう。


ドイツ出身のルビッチがフランス人の青年の視点から描いたのに引き換え、オゾンは恋人を失ったドイツ人女性の立場から描き、後半も大胆に書き変えている。それぞれが他国のキャラクターに寄っているのが面白いが、オゾン版は残された婚約者の視点に添うことで、ミステリーと恋愛ドラマの要素を膨らませている。





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第一次大戦の傷跡が色濃く残るドイツの田舎町で、身寄りのないアンナ(パウラ・ベーア)は、亡き婚約者フランツの両親と暮らしていた。ある日フランツの墓で見かけた、見知らぬ男が訊ねてくる。アドリアン(ピエール・ニネ)と名乗るこのフランス人は、フランツが戦前パリに留学していたときの友人だという。彼がためらいがちに語るフランツの思い出に、癒される家族たち。だがその気持ちがアンナのなかで次第に恋愛感情に変わる頃、アドリアンの秘密が明かされる。

モノクロの映像もオゾン映画では新鮮である。しかも、全編モノクロで通すのではなく、ヒロインの心情表現にカラーを織り交ぜる手法は新鮮でさえある。






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アンナがアドリアンと散歩をしながら語り合うとき、洞窟を抜けて湖に出るとともに、あたかも彼らが新世界に足を踏み入れたかのように色彩がふたりを包む。水に濡れたアドリアンの裸体から立ちのぼるそこはかとない色気に、アンナが忘れていた感情を取り戻していくさまが胸を震わせる。


ヒロインの視点に立つことでもうひとつオゾンが実践しているのは、フランスを客観的に捕らえていることだという。とくにパリを訪れたアンナが、レストランでフランス人が国家を合唱するのに遭遇する場面には、さりげなく国粋主義への批判が滲む。


実際本作はオゾンのフィルモグラフィーのなかで、もっとも社会的なメッセージが込められた作品でもある。若きフランツもアドリアンも、そしてもちろんアンナも、戦争がなければその運命はまったく変わっていただろう。そんな思いをミステリーのなかに託し、あくまで上品に、情感豊かに描き出すしている。瑞々しくも、風格溢れる傑作と言ってよいであろう。








☆☆☆GGのつぶやき
初めて観るフランソワ・オゾン監督作品である。
レンタルした動機は、第73回ベネチア国際映画祭マルチェロ・マストロヤンニ賞受賞と第42回セザール賞、撮影賞受賞の文字。
そして、パウラ・ベーアのクラシカルで清楚な美貌である。
































































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by my8686 | 2018-09-24 15:30 | たかが映画、されど映画 | Trackback | Comments(0)

DVD映画「ノクターナル・アニマルズ/夜の獣たち」を読み解く

三連休2日目日曜日の早朝、レンタルしたDVD映画「ノクターナル・アニマルズ/夜の獣たち」を観る。

レンタルした動機は、トム・フォード監督・脚本作品とキッドマン似のエイミー・アダムスの美貌、ミステリ映画の三点。作品に関する予備知識はまったくない。




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本作は、オースティン・ライトの1993年の小説『ミステリ原稿』を原作とした2016年のアメリカ合衆国のドラマ・スリラー映画である。

出演はエイミー・アダムス、ジェイク・ギレンホール、マイケル・シャノン、アーロン・テイラー=ジョンソン、アイラ・フィッシャー、アーミー・ハマー、ローラ・リニーらである。主要撮影は2015年10月5日よりカリフォルニア州ロサンゼルスで行われた。

第73回ヴェネツィア国際映画祭ではコンペティション部門で金獅子賞を争い、審査員大賞を獲得している。






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スーザンは夫とともに経済的には恵まれながらも心は満たされない生活を送っていた。

ある週末、20年前に離婚した元夫のエドワードから、彼が書いた小説「夜の獣たち(ノクターナル・アニマルズ)」が送られてくる。

彼女に捧げられたその小説は暴力的で衝撃的な内容だった。

才能のなさや精神的弱さを軽蔑していたはずの元夫の送ってきた小説の中に、それまで触れたことのない非凡な才能を読み取り、再会を望むようになるスーザン。

彼はなぜ小説を送ってきたのか。それはまだ残る愛なのか、それとも復讐なのか――。






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ファッションデザイナーでもあるトム・フォードの監督・脚本作品である。2009年の「シングルマン」以来7年ぶりに手がけた第2作となる。

離婚した夫婦が20年のときを経て、「捨てた愛」と「失った愛」をどう見つめ、いかなる変化を遂げるのか。作中小説と過去と現在が入り乱れ、複雑にして濃厚な世界が描かれる。デザイナーである監督の視覚、ファッション、アートがふんだんに盛り込まれた恋愛映画にして極上のミステリー映画となっている。





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編集編からトム・フォードのコメントを読み解いてみよう。


マイケル・シャノンが演じる役は典型的なアメリカの正義の味方で「見つけ、捕まえ、復讐を果たせ」という囁きを小説の中で表している。実際の世界ではエドワードの「小説を書き、スーザンに送り、自分が勝ったことを見せつけてやれ」という声なんだ。

この物語は僕にとって、人を投げ捨てにしてはいけない、という事を表している。現代、僕らはなんでもかんでも簡単に捨ててしまう文化の世界に住んでいる。すべては消耗品で、人間すらも捨ててしまう。スーザンは自分が求めていたものすべて、外側から見れば自分の理想の人生を手に入れているが、内側は死んでいるんだ。そしてこの小説がきっかけでそのことにはっきり気が付く。彼女自身もほとんど気づきかけていたことなんだけれどね。





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これが中心のテーマなんだ。僕にとってとても重要なね。誰かを大切に思うなら、誰かを愛しているなら、投げ出してはいけない、手放してはいけない。これが僕にとってこの物語で要となる部分なんだ。

3つの物語が明確になるように色合い、明るさなどで違いが見え、感じられるようにしなければならなかった。また、3つの物語の繋がりもしっかりさせなければならなかった。

スーザンの世界は冷たい。だからカラートーンも冷たく青っぽい色合いだ。彩度に欠ける人生なんだ。逆に色味がある時はけばけばしく、キツイ色合いだ。
回想シーンでは温かい色合いを使っている。彼女の気持ちや情熱が豊かさをもたらし、20年の時の経過により強調されているんだ。

小説の中はさらに色彩豊かで、ザラザラしている。そして明るさ太陽の光にしても、電球の灯りにしても以前よりも厳しい。






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小説の中の様々なポイントを通してエドワードはスーザンに言う。

「これが君が僕にしたことだ、僕を殺し、僕を壊し、僕の家族を殺し、僕のことをズタズタにした。でも20年かかり僕は打ち勝った。自分が信じた道を行き、小説にした。素晴らしい小説に。ところでこの小説を読みながら僕にもう一度恋するかもしれないけれど、もう君とは終わった。終わったんだ。」

多くの人々がエンディングをとても悲しいものとみるだろう。ああ、確かに悲しい。でも人生には悲しい時が多々あるわけだ。そこから僕たちは成長し、進歩することができるんだ。

彼女の人生にこれから何が起きようと、彼女は乗り越えたんだ。彼女が不幸せだった人生は終わったんだ。この小説を読むことによって痛みを感じた彼女だけれども、それは変化をもたらすものとなったんだ。










☆☆☆GGのつぶやき
過去、現在、小説世界という3つの物語が織り込まれた映画である。その違いをカラートーンで明瞭に表現した感性は、デザイナー目線といってよいであろう。劇中登場するアート作品類にも意図が明瞭に理解できてわかりやすい。
ジェイク・ギレンホール演じる二役もさることながら、マイケル・シャノン演じる警部補の存在感が光っていて好ましい。































































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by my8686 | 2018-09-23 11:17 | たかが映画、されど映画 | Trackback | Comments(0)

DVD映画「ゴールド/金塊の行方」を読み解く

三連休初日の土曜休日早朝、レンタルしたDVD映画「ゴールド/金塊の行方」を観る。





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2016年制作の米国のサスペンス映画。1990年代に北米、カナダの株式市場に大混乱をもたらした、詐欺事件「Bre-X事件」をもとにした犯罪サスペンスである。

オスカー俳優マシュー・マコノヒーが驚異の肉体改造を経て主演&製作。監督は『シリアナ』『トラフィック』のスティーヴン・ギャガン。





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実際の事件はもっと組織ぐるみの犯罪だったようだが、映画の方はマシュー・マコノヒー扮するケニーとエドガー・ラミレス扮するマイケルの二人にしぼり、時代も1980年代に設定し、オリジナルな展開を見せている。

採掘業という一発あてれば莫大な富が入ってくる一方、失敗すれば、破産同然の状態になるなど実に浮き沈みの激しいものであり、実際、ケニーの生活もジェットコースターのように激しく変動する。

欲と道連れの世界で、そこには金の亡者たちが自然に集まってくる。中でもケニーたちの功績を横取りしようとするウォール・ストリートの巨大投資銀行や大手採掘会社などのやり口は、一言で言えば「えげつない」。

ただし、ケニー自身は一攫千金を夢見る金の亡者とは一線を画し、自分の職業に誇りを持ち、父親を尊敬している。そこがマネーゲームを題材にしたウォール・ストリートを舞台とした映画群とはひと味違うところであろう。





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莫大な金が入ってくる条件をはねつけ、自分も現場に立ち、泥に塗れることを望む男。そうした彼のキャラクターが、映画を快活なものにしている。さらに注目したいのは、ケニーとマイケルの友情。ケニーの「金を探していたら友を見つけた」という言葉は嘘偽りのない本音であろう。


終盤、あっといわせる展開に、友情が崩れたかに見えるが、ラストの紙ナプキンに書かれた契約文が泣かせる。





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脚本は、『トゥームレイダー』のパトリック・マセットとジョン・ジンマン。
イギー・ポップが書き下ろした主題歌「GOLD」は、第74回ゴールデングローブ賞 主題歌賞にノミネートされている。






さらに、この映画ネタとなった「Bre-X事件」を読み解いてみよう。


この詐欺の舞台となったブリエックス(Bre-X)という企業のピークの時価総額は5500億円くらいあったという。嘘のスケールとしてはとてつもなく大きいものだったことが窺える。

このエピソードの発端はフィリピン人鉱山技師、マイケル・デグスマンがインドネシアのボルネオ島のジャングル奥深く、ブサンという土地で金鉱脈を発見したと宣言したことから始まる。デグスマンは鉱山技師ジョン・フェルダホフと組み、この探索の資金繰りを付けてくれる会社を探す。





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かれらが白羽の矢を立てたのがカナダの落ち目の実業家、デビッド・ウォルシュ。デビッドはこの金鉱脈の話がでっち上げだとは知らず、ブリエックスという会社を創業する。

デグスマンは「塩撒き(salting)」という手法でドリリング・サンプルにゴールドを混ぜ、それを検査所に送る。検査の結果、「ブサンにゴールドがあるぞ!」とわかるとブリエックスの株価は暴騰し始める。

しかし巨大な富がボルネオ島に眠っていることを知ったインドネシア政府はその権益を横取りすべく採掘権をキャンセルし、半分を自分の息のかかったフリーポート・マクモラン(FCX)社に譲渡する。

フリーポートは同じインドネシアに現存する、世界最大級の金山、グラスバーグの所有者。とろこがフリーポートの探索チームがブサンに乗りこんで、ブリエックスのボーリング場所とすぐ隣接する場所でドリリングした結果、ぜんぜんゴールドが無いことがわかる。

その時までにデグスマンとフェルダホフは自分の持ち株を一部処分し、大金持ちになる。しかしフリーポートはこの話が詐欺ではないかと疑い、デグスマンに説明を求める。





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デグスマンはボルネオ島のジャングル上空でヘリコプターから飛び降り(一説には突き落とされたという説もある)自殺をはかる。しかしこの自殺は巧妙に仕掛けられたトリックだという疑惑もあり、真相はわかっていない。

フェルダホフはカナダ司法の手のおよばないケイマン島に逃げ、騙されたウォルシュはバハマに移住した2年後に心臓発作で死んでしまう。





マーク・トウェイン曰く、「金鉱とは空っぽの穴の横にうそつきがひとり立っている場所だ」











☆☆☆GGのつぶやき
組織ぐるみの詐欺事件も珍しくはなくなった。
疑心暗鬼、米北の狂ったボス猿たちの摩訶不思議な挙動も、油断できない局面にある。
マウントゴックスやコインチェックの仮想通貨不正流出にも組織ぐるみのキナ臭さが漂う。





































































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by my8686 | 2018-09-22 15:39 | たかが映画、されど映画 | Trackback | Comments(0)

DVD映画「ボンジュール、アン」を観る

三連休最終日の早朝は、2016年に公開された米英合作のコメディ映画「ボンジュール、アン」を観る。


監督はエレノア・コッポラ。
本作はコッポラの長編映画監督デビュー作となる。

主演はダイアン・レイン。
昨日観たジェシカ・チャステインとは真逆のチャーミングな女性で心が和む。




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フランシス・フォード・コッポラの妻という好奇心だけでレンタルした作品である。
彼女の実体験をもとに制作されたものなのか・・・と想像をしたくなるような作品なのだが・・・。





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アン・ロックウッドは夫のマイケルと共にカンヌを訪れていた。マイケルは敏腕の映画プロデューサーであり、カンヌ国際映画祭に映画の買い付けに来たのである。映画祭終了後、2人はパリで休暇を楽しむことになっていたが、急用でブダペストへ行かなければならなくなった。2人は飛行機でブダペストへ向かおうとしたが、アンが耳の炎症のために飛行機に乗れなくなってしまった。途方に暮れた2人だったが、マイケルのビジネスパートナーであるジャックが自動車でアンをパリへ連れて行ってくれることになった。





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カンヌからパリまでは自動車で7時間の距離だったが、食いしん坊のジャックが名所や名店を見つけるたびにそこに立ち寄ったので、移動が長引くことになった。ジャックは機知に富んだ会話でアンを楽しませてくれたが、アンは彼の真意を推し量ることができずにいた。






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立ち寄った教会でアンは亡くなった子供のことを思い出し、ネックレスのロケットに入っている子供の写真を見た。その後、2人はディナーの席に着いた。その場でもジャックはアンを誘惑しにかかった。






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予期せぬ楽しい時間であったが、目的地に到着したために終りを迎えることとなった。別れ際、ジャックは思わぬ行動を取った。






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☆☆☆GGのつぶやき
コッポラ作品をイメージして観ると期待を裏切られる作品である。唯一、ダイアン・レインのキュートさが救いである。
カンヌからパリまでのドライブ旅行にはいまだに憧れる。かつて、建築家宮脇檀のエッセイで読んだ「ヨーロッパミシュラン3つ星レストラン探訪記」を思い出す。フランスの田舎道をのんびりと走る解放感が好きだ。




























































































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by my8686 | 2018-09-18 00:00 | たかが映画、されど映画 | Trackback | Comments(0)

DVD映画「女神の見えざる手」を観る

三連休二日目は、DVD映画「女神の見えざる手」を観る。


2016年に公開されたアメリカ合衆国・フランス合作の社会派サスペンスである。




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主演は「ゼロ・ダーク・サーティ」のジェシカ・チャステイン。
監督は「恋におちたシェイクスピア」「マリーゴールド・ホテルで会いましょう」のジョン・マッデン。




天才的な戦略を駆使して政治を影で動かすロビイストの知られざる実態に迫った社会派サスペンス。

ワシントンD.C.で、スパーリング上院議員による聴聞会が開かれていた。召喚されているのは、敏腕ロビイストとして名高いエリザベス・スローン。
大手ロビー会社、コール=クラヴィッツ&W在職中に手がけた仕事で不正を行っていたとされ、その真偽が問われている。




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聴聞会から遡ること、3ケ月と1週間前。

エリザベスは、コール=クラヴィッツ&Wの花形ロビイストだった。勝つためには手段を選ばず、一切の妥協を許さない仕事ぶりはクライアントから高く評価され、政府やメディアからも一目置かれる存在だった。

エリザベスは、銃擁護派団体からの仕事を依頼されていた。新たな銃規制法案に対し、女性の銃保持を認めるロビー活動で、廃案に持ち込んでくれというのだ。

団体の代表者は議員たちにも強い影響力をもつ人物だが、エリザベスは彼の目の前でその仕事をきっぱりと断る。

その結果、上司のデュポンから、「依頼を断るなら、君にいてもらう必要はない」と言い渡される。

その夜、パーティに出席したエリザベスは、銃規制法案の成立に尽力する小さなロビー会社のCEO、シュミットから、自分と一緒に闘わないかと誘いを受ける。




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次の日、エリザベスは部下を引き連れ、シュミットの会社へ移籍。奇策ともいえる戦略によって、形勢を有利に変えていく。

だが、巨大な権力をもつ銃擁護派団体や元同僚も負けてはいない。エリザベスの過去のスキャンダルが暴かれ、スタッフに命の危険が迫るなど、事態は予測できない方向へ進んでいく……。

ロビイストの“女神”に君臨するのが、エリザベス・スローン。真っ赤なルージュ、一流ブランドとハイヒールで武装した彼女が、天才的なひらめきと無敵の決断力で、巨大な勢力を敵に回すーー。





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一切の妥協を許さず、敵はもちろん、味方をも畏れさせるエリザベス。睡眠時間も惜しんで策略を巡らせ、プライベートの時間をもたず、恋愛はエスコートサービスで代用。これ以上ないほど強烈なインパクトのヒロインを演じるのは、『ゼロ・ダーク・サーティ』のジェシカ・チャステイン。

観客の目もあざむく演技で新境地を拓き、ゴールデン・グローブ賞主演女優賞にノミネートされた。

さらに、エリザベスと共に闘う上司役に『キングスマン』のマーク・ストロングのほか、『インターステラ―』のジョン・リスゴー、ドラマ「LAW&ORDER ロー&オーダー」のサム・ウォーターストンらベテランに、若手実力派たちが集結。






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アカデミー賞作品賞に輝いた『恋におちたシェイクスピア』のジョンマッデン監督による圧巻のエンタテインメント映画である。

銃規制法案を巡るロビー活動の攻防には巧妙な罠も仕掛けられ、予想不能のサスペンスが展開。






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そして逆転に次ぐ逆転劇の末に導かれるのは、清々しくエモーショナルな結末!近寄りがたいほど鉄壁だったヒロインに、気がつけば心をわしづかみにされているという映画である。








☆☆☆GGのつぶやき
逆転に次ぐ逆転劇の末に導かれる清々しきエモーショナルな結末。
最後のどんでん返しに胸がスーとさせられる久しぶりの社会派サスペンス映画である。
働き方改革が侵透しつつある日本では想像しがたい女神像である。
こんな女上司の下で働く気力は、いまや萎えつつある自分を、あらためて意識してしまうのである。
































































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by my8686 | 2018-09-17 09:58 | たかが映画、されど映画 | Trackback | Comments(0)

フランス映画DVD「静かなふたり」を読み解く

昨日どこだか不明だが左膝の靭帯を痛めたようだ。湿布薬と痛み止めを休診医院でもらって帰る。せっかくの三連休ながら、サポーターをして安静にしておくしかなさそうである。


それはさておき、週末レンタルしておいたフランス映画「静かなふたり」を連休初日の早朝に観る。




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イザベル・ユペールの娘ロリータ・シャマの主演するシュールなフランス映画である。






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監督は、エリーズ・ジラール。

27歳のマヴィは、最近パリへ引っ越してきたばかり。不器用な彼女は気ぜわしい都会生活に馴染めずにいるが、ある日、従業員募集の貼り紙を頼りにカルチェ・ラタンの小さな古書店を訪ねる。

そこで出会ったのは、謎めいた店主ジョルジュ。祖父と孫ほどの年齢差にもかかわらず、書物について言葉を交わし互いの孤独さを共有するうち、ふたりは徐々に惹かれあう。





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それは、風変わりで、静かで、けれど情熱的な愛。だがジョルジュには古書店店主とは別の、闇に包まれた過去があった。

マヴィは彼の過去に触れるうち、自らもまた新たな人生へと一歩踏み出していく・・・。パリの古書店を舞台にくりひろげられる知的でロマンティックなラブストーリーであり、ひとりの女性が自分の人生を選択するまでのちょっと奇妙な成長譚となっている。


ジョルジュ役は、『昼顔』の演技派俳優ジャン・ソレル。





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撮影は、ジャン=リュック・ゴダール、アラン・レネなど、多くの実力派映画作家たちの作品を手がけてきたベテラン撮影監督レナート・ベルタ。





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ヌーヴェルヴァーグの旗手ゴダールの名前も懐かしく思い出す。唐突なまでのジャンプカットに当時あっけに取られた記憶が鮮明に甦る。






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☆☆☆GGのつぶやき
久しぶりにフランス映画の空気感を味わう。
ストーリーはいたって静かで抑制されたラブストーリーとなっている。
過去をもつ店主の孤独感が独特の存在感を醸し出している。店主の乗るクルマが黒の重厚なアウディセダンというのも良い。
後半にむけて過激な転結を期待するも始終シュールなスタンスは変わらない。
ジャン・ソレルの名前からかつて学生時代に見た「昼顔」を懐かしく思い出す。

















































































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by my8686 | 2018-09-16 12:46 | たかが映画、されど映画 | Trackback | Comments(0)

DVD映画『エル ELLE』を観る

今週末は生憎の雨模様。体調も風邪の治りかけということもあり安静を保つ。
そんなわけで、雨の日曜日は、昨日土曜早朝に観たDVD映画を読み解いてみよう。

レンタルチョイスしたのは、2016年にフランス、ベルギー、ドイツで製作されたエロティックサスペンス映画「 ELLE」である。




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原題もElle、フランス語で「彼女」を意味する。「ベティ・ブルー 愛と激情の日々」の原作者フィリップ・ディジャンの小説「oh...」を実写映画化した作品である。

監督は、「氷の微笑」「ロボコップ」「トータル・リコール」などで知られるポール・バーホーベン。まさにバーホーベン節炸裂といった作品である。





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主演は「ピアニスト」のイザベル・ユペール。第74回ゴールデングローブ賞で最優秀主演女優賞に輝くフランスの大女優である。

この作品で当時63歳とは思えぬ艶やかさで第89回アカデミー賞の主演女優賞にノミネートされている。




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あらすじは、ゲーム会社のCEOを務める女性ミシェルは、ある日突然、自宅に侵入してきた覆面男に襲われてしまう。何事もなかったかのように今まで通りの生活を送ろうとするミシェルだったが、襲われた時の記憶がフラッシュバックするようになっていく。

犯人が身近にいることに気づいたミシェルはその正体を突き止めようとするが、自分自身に潜んでいた欲望や衝動に突き動かされて思わぬ行動に出る。

バーホーベンの滑稽なほどのえげつなさとタブーを蹴散らす大胆さときわどいユーモアでフランスのブルジョワ的スノビズム、背徳性や偽善をあくまでソフィスティケイトに描いて魅せる手腕は評価できよう。





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レイプシーンから始まる本作なのだが、どこか醒めた視点で静観させつつ、内面に潜む屈折した暗部を炙りだして行く。





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ユペール演じるフランス熟女の威厳に包まれた裏側にある複雑な感情がうまく演じられている。
悪女映画の歴史を塗り替える新しいヒロイン像といってもよかろう。





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☆☆☆GGのつぶやき
久しぶりのヨーロッパ映画である。ユベールのフランス語を聴いていると、学生時代に良く観たフェリーニ、ゴダール、ヴィスコンティ、パゾリーニ、メルヴィルなどが懐かしく思い出されてならない。なにがあんなに官能をくすぐっていたのか。理由などはない、ただ観たいから観ていたのである。














































































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by my8686 | 2018-09-09 15:01 | たかが映画、されど映画 | Trackback | Comments(0)

DVD映画「大菩薩峠・完結編」を観る

鼻風邪でダウン休養中ながらレンタルしたDVD映画を観る。


市川雷蔵主演作の中から「大菩薩峠(1960)」の第三部・完結編をチョイス。
中里介山の原作を、一・二部に続き衣笠貞之助が脚色し、三隅研次に代って「おけさ唄えば」の森一生が監督。撮影は「おけさ唄えば」の本多省三である。




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市川雷蔵演じる机竜之助の冷血無惨さが冴える。中里介山が大菩薩峠で表現したかったものは、勧善懲悪物語では語りつくせぬ「人間の業」の深さなのか。「斬りたくなったから斬る」余計な理由などない。


お豊、お銀、お浜の三役を中村玉緒が演じているのも興味ぶかい。





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あらためて、あらすじを読み解いてみよう。


竜神の滝の断崖から落ちた盲目の竜之助はお豊の助けで伊勢大湊の与兵衛宅にかくまわれていた。お豊は古市の廓に身を沈めたが病に犯され自害した。竜之助あての遺言状と金は流しのお玉に手渡された。挙動不審を咎められたお玉は役人に追われ金は落してしまうが、手紙だけは竜之助に渡すことができた。

裏宿の七兵衛はやっとのことで竜之助を探し出すが、竜之助は生花の師匠お絹と発った後であった。お絹の色香を狙うがんりきの百は山中で二人の駕籠を別々に引き離してしまった。怒った竜之助は百の片腕を切り落すが、谷底に落ちてしまう。





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それを救ったのはお徳であった。竜之助はお徳の子蔵太郎を見てわが子郁太郎の身に思いをはせるのだった。

甲府勤番となって湯元にやって来ていた旗本神尾主膳は、土豪望月家から金を捻出しようと面策、婿の清一郎を召捕った。お徳からこれを聞かされた竜之助は清一郎を救い出すが、自分は主膳の家に捕われた。主膳は竜之助の腕を見込んで、甲府勤番頭駒井能登守の暗殺を条件に屋敷へかくまった。

その頃兵馬と七兵衛の二人は竜之助の足取りを、確実に追っていた。主膳は有野村の馬大尽の一人娘との縁組を強制していた。

一夜、お銀を屋敷に連れこむがお銀は竜之助に救われた。お銀は顔半面むごたらしいヤケドの跡を作っているため、盲目の竜之助にかえって愛情を持った。

竜之助もお銀の声にお豊、お浜の面影を思いだしていた。竜之助はある夜、駒井能登守を襲うがその人格にうたれて討つことができなかった。





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お銀とともに大菩薩に舞い戻った竜之助は、お浜の墓地をみつけて愕然とした。それからというものは、竜之助の辻斬りが毎夜のように続いた。

辻斬りの噂を聞いて兵馬も大菩薩に帰って来た。折柄の豪雨に笛吹川は氾濫、村人は恐怖に包まれ続々と退避していた。

与八の世話で立派に成長している郁太郎を求めて竜之助は雨中をさまよっていた。そこへかけつけた兵馬。竜之助との宿命の対決となった。だが、足元からくずれだす笛吹川の濁流のため、竜之助は濁流の中に押し流されていった。...









☆☆☆GGのつぶやき
「大菩薩峠」を原作で読んだことはない。ただ、中里介山の名前だけは妙に記憶にある。中里介山の「大菩薩峠」の愛読者は、当時の実業界の大物から、皇族に至るまで数限りなくいたという。渋沢栄一や大正天皇の皇后である貞明皇后も「大菩薩峠」の愛読者だったという。中里介山を愛読する作家や評論家も多かった。芥川龍之介、谷崎潤一郎、宮沢賢治、大宅壮一などは絶賛に近いほどに「大菩薩峠」を評価している。その流れはその後にも及び、桑原武夫、鶴見俊輔、堀田善衛などもこの作品に関心を持ち、その分析を試みている。

尾崎秀樹が「中里介山」の評伝の最初にこう記している。

隣人より村落へ─村落より都会へ─都会より国家へ
国家より人類へ─人類より万有へ─万有より本尊へ






























































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by my8686 | 2018-09-08 14:03 | たかが映画、されど映画 | Trackback | Comments(0)

映画DVD「ある殺し屋の鍵」を観る

日曜日早朝5:00頃から静かに起きだし、昨日に続きレンタルしたDVD映画「ある殺し屋の鍵」を観る。


藤原審爾の原作『消される男』を、「痴人の愛(1967)」の増村保造が構成、「処女が見た」の小滝光郎の脚色。監督は「若親分兇状旅」の森一生で、「ある殺し屋」の続編。撮影は「座頭市牢破り」の宮川一夫である。

前作と同様、雷蔵のニヒルさが際立つ和製フィルム・ノワールの傑作映画と言ってよい。




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電話機の使い方が今となっては昭和的で稚拙感は否めないが、「必殺仕掛人」を彷彿とさせる筋立ては観ていて面白い。
佐藤友美扮する芸者秀子も「ど真ん中」で懐かしく官能を揺るがす。

殺人を請け負う動機となる回想描写に「敗戦の影」を白黒シーンで差し込む手法も森一生らしさがうかがえる。
悪どい黒幕たちを「研ぎ澄ました一本の針」で一瞬の隙に始末する殺り方は、梅安的で痛快である。





あらためて、ストーリーを読み解いてみよう。



表向きは日本舞踊の師匠である新田は、実は凄腕の殺し屋だった。彼の素姓は、彼と親しい芸者秀子も知らなかった。
ある日新田は、石野組幹部荒木から、政財界の秘密メモを握る脱税王朝倉を消してくれと頼まれた。




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二千万の報酬で仕事を引受けた新田は綿密な調査の末、朝倉の泊るホテルのプールを仕事場と決めた。
その日、何も知らずに朝倉と遊んでいた秀子に邪魔されはしたが、新田は針一本の武器で朝倉を殺した。証拠も、目撃者もない、瞬時のことだった。
だが、石野組は新田を裏切り、彼を消そうとした。新田は危うくその手を逃れ、報酬だけは自分の手に入れると、再び自分を殺そうとした石野と荒木を始末した。

このことから、新田は石野の背後に政界の大物が黒幕として存在することを知った。仕事の報酬である札束の入ったケースを貸しロッカーに預け、自分を利用して殺そうとした者の正体を探るために政治記者に化けた新田は、朝倉の弁護士菊野の口から、この件に遠藤建設が絡んでいることをつきとめた。




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その遠藤が秀子のレジデンスに通っていることを知って、新田は遠藤を締めあげ、黒幕の名を聞き出そうとしたが、遠藤は刃物を持って新田を襲い、逆に自分の脇腹を刺して死んでしまった。
しかし、その直後の遠藤の秘書の電話から、黒幕が、間もなく欧州へ飛ぶ政財界の大立物北城と分った。

数時間後、新田はカメラマン姿で空港に姿を現わした。送迎の混雑の中で、巧みに北城に近づいた新田は一瞬の間に北城を刺していた。




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事を終えて、貸しロッカーの所へ現われた新田は、そこに、爆薬を仕掛けたという情報で調査している数人の警官を見た。
やがて、新田のロッカーから、札束のつまったケースが出された時、新田はそれに何の未練も残さず、見物人の嘆声をよそに人波の中に消えていった。...








☆☆☆GGのつぶやき
「レジデンス」なる言葉に昭和の匂いを感じて古きを愉しむ。
市川雷蔵の魅力を、今あらためて魅入っている。
ただ残念なのは、雷蔵の「眠狂四郎」のレンタル作品が店頭から消えてしまったことである。




























































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by my8686 | 2018-09-02 12:40 | たかが映画、されど映画 | Trackback | Comments(0)

和製フィルム・ノワールの傑作映画DVD「ある殺し屋」を観る

土曜休日早朝3:00頃から静かに起きだし、レンタルしたDVD映画「ある殺し屋」を観る。

藤原審爾の小説『前夜』を1967年に日本で製作されたカラー映画。市川雷蔵が渋くニヒルな殺し屋に扮した和製フィルム・ノワールの傑作である。




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周到な計画と正確無比なテクニックで依頼を成功させる殺し屋を描いている。

野川由美子、成田三樹夫との三つ巴の駆け引きをめぐる面白さに加え、小池朝雄、渚まゆみらの名優が脇を固める。






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増村保造と石松愛弘の脚本を得て名匠・森一生監督が存分に腕を振るい、名手・宮川一夫の撮影も未明の墓地での対決シーンをはじめ名場面を生んだ。






あらためて、ストーリーを読み解いてみよう。


小料理屋で無口な板前として働く塩沢(市川雷蔵)、これは仮の姿、実は名うてのプロの殺し屋だった。
暴力団木村組組長(小池朝雄)から敵対する暴力団組長の大和田(松下達夫)の殺人を2000万円で請け負い、難なく大和田を始末する。





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塩沢の腕に惚れた木村組幹部の前田(成田三樹夫)が弟分にしてくれないかと現れるが断られる。

ひょんなことから圭子(野川由美子)という女が加わり、2億円の大仕事を計画する。
二人は塩沢を裏切るが塩沢はそんなことは織り込み済みで…。




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■NOTE

フィルム・ノワール (film noir) は、虚無的・悲観的・退廃的な指向性を持つ犯罪映画 を指した総称。
狭義には、1940年代前半から1950年代後期にかけて、主にアメリカで製作された犯罪映画を指す。

Film noirはフランス語で「暗い映画」を意味する。

1946年、フランスの映画批評家・脚本家のニーノ・フランクが、アメリカで第二次世界大戦中に製作された『マルタの鷹』『飾窓の女』などの犯罪映画の一群を指して、この呼称を与えたのが起源と言われる。





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以後フランスの映画評論界における用語として定着し、後にはアメリカにも用語・定義として逆輸入された。


1967年は、石原プロ・三船プロなどのスターによる独立制作プロダクションに触発された大映の二枚看板のひとり勝新太郎が、勝プロを設立して独立した年でもある。4月には二枚看板のもうひとりである市川雷蔵主演の本格的な和製ハードボイルドの本作『ある殺し屋』が公開されている。しかし、この2年後雷蔵は、37歳の若さで死去する。




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同月、映画事業の赤字に起因する巨額負債と経営難が表面化し、これをきっかけに永田体制大映は破局へと徐々に向かい始めた年でもある。








☆☆☆GGのつぶやき
1967年といえば、若干17歳の高校生であった。
自分の小遣いで映画を観たのは、SF傑作「猿の惑星」やショーンコネリーの「007」という洋画だった。
邦画の暴力・エロ・グロ路線にはなんの興味も示さなかったまだまだ幼い少年であった。
その後、大学に入り欧州映画にのめり込んでいくことになる。


























































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by my8686 | 2018-09-01 16:06 | たかが映画、されど映画 | Trackback | Comments(0)