カテゴリ:デザインに何ができるか( 28 )

湯河原温泉 ふきや旅館

午後から生憎の雨となった土曜午後。


首都圏に近い、由緒ある湯の里、湯河原。その、ゆかしい落ち着きを今に伝える、「ふきや」を見てみよう。
訪れる人の心を和ませる閑雅な眺望、四季の風情、こじんまりとした宿の佇まいが心を癒す。




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部屋で、湯の中で、旅の寛ぎと、憩いを心ゆくまで満喫できる宿だという。
貸切露天風呂など七つの湯巡りと数寄屋の和のしつらいに快適さを兼ね備えた客室、湯河原近海の相模湾の海の幸を使った日本料理が楽しめる。





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相模湾に面し、一年を通じて温暖で風光明媚な地。

「湯河原」は、かの万葉集にも詠まれ、古くから万病に効くと評判の良質な温泉で有名。
特に明治時代中頃からは、秘湯の趣きと閑雅な風情をもとめて文人墨客が数多く訪れ、この地で執筆している。





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閑静で眺望の良い高台に建つ、日本の様式美にこだわりをもつ宿「ふきや」。
広々とした窓から覗く開放的な日本庭園、建築家「二村和幸」設計の数寄屋造りの部屋。数寄造りの部屋は日本旅館の真髄を感じることのできる和室である。




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山間の自然の景観と湯河原近海の相模湾の海の幸に恵まれ、行楽・静養に最適の地として多くの人々に親しまれてきた。
町並みを散策していると、そこかしこに偉大な文士たちの足跡と歴史の残り香を感じることができる。

「ふきや」の風呂は、3つの貸切風呂と岩造りの露天風呂を備えた男女別の大浴場がある。
大浴場は時間による女湯と男湯の入れ替えがあり、合わせて7つの湯巡りが楽しめる。

「ふきや」の客室は、数寄屋の和のしつらいに快適さを兼ね備えた部屋で、日本旅館の真髄を感じることのできる和室になっている。畳にベッドを配した客室など、全6タイプに分かれている。





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毎月替わる旬の食材を使用した日本料理。目にも鮮やかな新鮮な海の幸。吟味された四季の食材。伝統と新興が織りなす味の宴。
一品ごとに手をかけ、温かいものは温かいうちに提供し、夕・朝食ともに、部屋で食することができる。



さらに、隈研吾によるこの旅館のためのリブランディングを見てみよう。

屋号である「ふき」の葉をデザインし、その葉を単体、三つ巴、唐草模様など様々なパターンに展開し、プロダクトデザイン、インテリアへと、トータルにりブランディングを行ったという。




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ふきの粒子の大きさ、茎の繊細さを生かしながら、柿渋染め抜きのれん、浴衣染め、ウィルトン織カーペットなど、様々な素材へと展開している。







☆☆☆GGのつぶやき
隈らしいリブランディングである。
こんな鄙びた湯場でひと夏を過ごすもまた一興なり。














































































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by my8686 | 2018-04-14 17:54 | デザインに何ができるか | Trackback | Comments(0)

「TRADING MUSEUM COMME des GARCONS」を読み解く

コム デ ギャルソンが運営する「TRADING MUSEUM COMME des GARÇONS」が生まれ変わった。



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昨年、9月1日に東京ミッドタウンにオープンした国内2店舗目の展開開始に合わせて、2009年に出店したGYREの1号店もリニューアルされた。





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あらためて、その内容を読み解いてみよう。


川久保玲が新たに定義するコンセプト「過去の価値あるもの/今のもので、且つ他に無いもの/洋服に限らずアートや美しいもの/それらをTRADEする場」のもと、相関関係を持ったショップとして展開される。





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新しいトレーディング ミュージアム・コム デ ギャルソンでは、コム デ ギャルソンが展開するブランドとともに、「エッグ(egg)」「ジュディ・ブレイム(JUDY BLAME)」「ネメス(Nemeth)」「モリー・ゴダード(Molly Goddard)」 といった"普遍的な空気を纏う"ブランドのアイテムを世界各国からセレクト。

「TRADING MUSEUM」というネーミング通り、トレンドやファッションを超えた、トレーディングと博物館という2つの概念を組み合わせた空間がコンセプトとなっている。






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既存で行ってきたブランドアーカイブの展示や「コム デ ギャルソン・シャツ(COMME des GARÇONS SHIRT)」のコレクションから復刻されるパッチワークシリーズの販売などが展開される。
店内のスペースに陳列されたガラスケースには、川久保玲というデザイナーの歴史やブランドの背景が感じ取れる、世界中から集めたアイテムがディスプレイされている。







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新たにオープンする東京ミッドタウン店の敷地面積は、約300平方メートル。
原宿店の内装とリンクし合う造りとなり、空間の一部を不定期でアーティストに提供することで、ウエアのみに留まらない美しさを提供していく。

これらのアイテムのなかには非売品も含まれており、買い物だけが目的となる空間ではなく、何かを観ることで新しいインスパイアが生まれるような刺激的な場所を表現している。




なお、オープニングはアーティスト舘鼻則孝によって飾られた。




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☆☆☆GGのつぶやき
デザイナー川久保玲が唱える「普遍的な空気」の中で、新しくインスパイアされていく。
そんな瞬間を遊びたい。
彼女がCOMME des GARÇONS-仏語で「少年のように」というブランドを立ち上げたのは48年前になる。
彼女の創造力と革新性は、時代に抗う少年のような、純粋さへの標榜とインディペンデンスなのか。
永遠なる独立性と自由を求めて。



































































































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by my8686 | 2018-02-02 07:49 | デザインに何ができるか | Trackback | Comments(0)

「SFガジェット」を読み解く

台風の影響で朝方は雨模様の日曜日。
太平洋側を北上したようである。午後からは、晴れ間がのぞく。

午後からは、近場のスポーツセンターのトレーニング室で汗を流す。
有酸素運動用バイクを約40分。腹筋と背筋を鍛えるウェイトマシーンを少々。程よいストレッチ効果が汗感を刺激する。





それはさておき、気になったSF感溢れるガジェット作品を見てみよう。
PCパーツやプラモデルのパーツなどを使って、独自のハードSF感溢れるガジェットを制作している造形作家・池内啓人の作品である。



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国内外を問わず、近年多くの注目を集め池内の個展「READYMADE」が、東京・中野のSF gallery.で10月初めに開催された。

池内は、多摩美術大学の卒業制作として発表したジオラマ作品『プラモデルによる空想具現化』が「文化庁メディア芸術祭 第17回(2013年)エンターテインメント部門 優秀賞」を受賞。

世界最高峰のメディアアートイベント「アルス・エレクトロニカ」に招待されるなど、着実にその注目度が上がっている造形作家である。




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最近では、メジャーデビューを果たしたアーティスト・TORIENAの最新MV「MELANCOZMO」やシンガーソングライター・ReNのMV「Life Saver」にプロップ(小道具)提供を行い、近未来的な世界観の表現に大きく貢献している。






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「KAI-YOU.net」では、そんな池内の作品を起用した写真作品が数点、特別公開された。
所収元となるのは、クリエイティブユニット・PLAMOVによる同人誌『PLAMOV vol.2』。
同誌では表紙も含め、“IKEUCHI products×流葉”と銘打ち、コスプレイヤー・流葉が池内の作品を身にまとっている。





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その世界観から湧き上がるイメージが拡散光として官能を刺激していく。




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「PLAMOV vol.2」では、“IKEUCHI products×流葉”の全カットに加え、オルタナティブ・アイドルグループ「ヤなことそっとミュート」の間宮まにや、COMPLExxx所属のまのみからのコンセプチュアルな撮り下ろし写真、そのほかオリジナルマンガやコラムといったさまざまなコンテンツも詰まっている点が興味深い。







☆☆☆GGのつぶやき
脳髄がハックされそうな池内啓人の作品群。
映画ブレードランナーの公開と共にコンセプチュアルなシーンが爆発しそうである。












































































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by my8686 | 2017-10-29 18:41 | デザインに何ができるか | Trackback | Comments(0)

「iPhone 8/iPhone Xでラインアップが30種から半減」を読み解く

米アップルは2017年9月に発表イベントを開催し、iPhoneシリーズを刷新した。



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あらためて、その状況を読み解いてみよう。


今回「iPhone 8」「iPhone 8 Plus」「iPhone X」の3機種をラインアップに追加した。それぞれ699ドル、799ドル、999ドルからという価格設定。iPhone 8とiPhone 8 Plusは、従来のiPhone 7シリーズよりもそれぞれ50ドル、30ドルの値上げとなった。

過去のモデルで残されるのは4インチの低価格モデルiPhone SEで349ドル~に値下げとなる。2015年モデルのiPhone 6s/6s Plusは449ドル~に値下げ。そして2017年モデルのiPhone 7/7 Plusは549ドル~に値下げされた。



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■ラインアップは全てARKit対応

iPhone SEとiPhone 6s以降のモデルをラインアップは残されている。この基準の1つが、搭載プロセッサ「A9」だ。

新しいiOS 11で、AR用のAPIである「ARKit」を提供する。ARKitを使用するアプリは、A9プロセッサ以降でなければならない。そのため、1世代古いA8プロセッサを搭載するiPhone 6を残すことは、「世界最大の拡張現実プラットフォーム」を掲げるアップルの方針に合致しない。

もう1つの注目ポイントは、iPhone SEの価格の値下げ。これまで399ドル~だったiPhone SEは、349ドル~と50ドルの値下げとなった。これは先進国における子供や格安SIMユーザーの取り込みに有効であると同時に、インドや東南アジアなどの急成長している地域でユーザーの裾野を広げることができるという。



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■色と容量の選択肢は減る

iPhone 7シリーズではこれまで6色展開だったが、最新モデルのiPhone 8シリーズでは3色に、iPhone Xでは2色に減らした。

iPhone 7ではシルバー、ブラック、ゴールド、ローズゴールド、ジェットブラック、PRODUCT(RED) Special Edition(赤)の6色のラインアップがあった。しかしiPhone 8では、シルバー、ゴールド、スペースグレーの3色に絞られた。

またストレージ容量のバリエーションも、それまでの32GB・128GB・256GBから、64GBと256GBの2種類に変更した。これに伴い、今まで100ドル刻みだった容量別の価格も、150ドル差に拡大した。例えばiPhone 8 256GBモデルを選ぶと、以前のiPhone 7の256GBモデルと同じ価格になり、結果的には値上げとは言えないのかもしれない。

なお、継続販売となったiPhone 7は32GBと128GBの2つのストレージ容量の展開となり、それまで128GBモデル以上でしか選べなかった光沢のあるアルミニウム、ジェットブラックのiPhone 7を32GBモデルでも選択できるようになった。



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■年々深刻化していた品薄状態

iPhoneは発売直後の品薄状態が年々深刻になっている。ほとんどの場合、年末までには手元に届くことが多いが、人気色のiPhone 7のジェットブラックなどは、思うように手に入らない期間が長かった。

これまでのiPhoneの顧客は、予約して手元に届くのを辛抱強く待ってくれたかもしれない。しかし度が過ぎれば、待つのを諦めて、別のスマートフォンの登場やキャンペーンなどに流れてしまう可能性が高まる。

もし最後まで顧客が待ってくれたとしても、早期に販売できなければ、当該期の決算の販売台数に反映されない。iPhoneを屋台骨にしているアップルにとって、投資家へ大きなマイナスイメージを与えることになる。



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■マーケティングと製造のバランスを取る

これを回避するには、順調にiPhoneが製造され、顧客の手元に渡っていくこと、その体制をいかに作り上げるかということが重要だというわけだ。そのためにアップルは、色数を絞り、ストレージ容量のバリエーションも減らした。

iPhone 7とiPhone 8のラインアップを比べてみる。日本の場合、iPhone 8発表直前のiPhone 7/7 Plusは6色展開、3種類のストレージ容量、2種類のサイズで、合計30種類が存在していた。正確には国や地域ごとの違いもあるのでそれ以上になる。

一方のiPhone 8/8 Plusは、3色展開、2種類の容量、2種類のサイズで、合計12種類にとどまる。iPhone Xを加えても2色×2種類の容量で4種類となり、これを加算しても16種類だ。最新モデルのラインアップ数を半減させることで、より安定した供給を目指したと考えられる。

ただし、iPhoneの色数の減少は、顧客にとってネガティブに映るかもしれない。特にゴールドとローズゴールドが統合され1つのゴールドとなったことは、ゴールドのiPhoneのファンにとって選択肢が狭まることになってしまう。

実際にゴールドのiPhone 8を見てみると、光の当たり方によってはゴールドにも、ローズゴールドにも見えるような、そんな絶妙な色味に調整されていた。この色味であれば、ゴールド1色でも顧客に満足してもらえると考えたのであろう。




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■新要素は次のスタンダードに

iPhone Xに搭載された新しいハードウエアは有機ELディスプレイと、TureDepthカメラ、そして背面の望遠カメラの光学手ぶれ補正機能だ。実は、iPhone 8との差異はさほど大きくない。

iPhone Xに搭載された有機ELディスプレイは、現在韓国サムスン電子の1社が供給しているとみられている。韓国LG電子やジャパンディスプレイが供給に乗り出すのは2018年以降になる可能性が高い。

iPhone 8とiPhone Xの違いはディスプレイを含むフロント側の仕様に集中している。iPhoneの全ての需要を満たすだけのディスプレイパネルが用意できず、iPhone 8とは別にiPhone Xを投入せざるを得なかったという見方もできる。ホームボタンがあるiPhone 8にはTure Depthカメラによる生体認証を載せないことにし、iPhone Xの特別さをアピールしたと考えられる。




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アップルは早ければ2018年のiPhoneシリーズから、より広範に有機EL化を進めていくことになるであろう。例えば現在4.7インチのiPhone 8のディスプレイを5インチに大型化しつつ、ボディサイズはそのままか、さらに小型化することも考えられる。

サムスン以外の各社によるアップルへの有機ELディスプレイパネルの供給合戦で、どれだけ価格が下がってくるか。そして小型のiPhoneへの有機EL採用が進んでいくのかどうか。今後はこのあたりに注目すべきだろう。



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☆☆☆GGのつぶやき
未だにガラパゴス携帯しか持たない主義のGGである。
しかし、愛用していたiPodがショートしてしまい、音楽専用端末がわりに格安iPhoneを2台持ちしてみるかと思考中の昨今である。
はたして、何がベストなのであろうか。贅沢な悩みがまたひとつ増えそうである。























































































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by my8686 | 2017-10-25 10:37 | デザインに何ができるか | Trackback | Comments(0)

ミラノ デザイン ウィーク「 Lexus/YET(二律双生)」を読み解く

盆休3日目の日曜日。朝晩めっきりと涼しくなってきた。
ここ広島市の北部に位置する標高約190Mの高地では、夜半から早朝にかけては、窓から入る外気が寒さを感じる位である。
特に予定のない午後からは、ロードバイクランを楽しむ予定である。


それはさておき、今年の「ミラノ デザイン ウィーク」に出展したレクサスブースをみてみよう。




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10回目となる今回のテーマは「YET(二律双生)」。
光の柱によるインスタレーションをはじめ、過去の出展内容をもとにした作品展示などを行うとともに、恒例の「レクサス デザイン アワード 2017」のプロトタイプも並べられた。

今年も現地を訪れた小川フミオ氏のリポートを読み解いてみよう。



■古典的でありながら最先端
「ミラノ デザイン ウィーク」が2017年4月4日から9日にかけて開催。そこでレクサスの展示が大きな話題を呼んでいた。ミラノ・サローネとフオリ・サローネを総称してデザインウィークと呼ばれる。

毎年、大胆な発想に基づいたインスタレーションを見せてくれるレクサス。2017年の主題は「YET」だった。



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ミラノ中心部にある「トリエンナーレ・モダンアート美術館」で開催された展示スペースでは真っ黒な空間に圧倒された。そこに浮かびあがったのは、天井に届きそうな3本の光の柱。制作はネリ・オックスマン氏と、同氏がマサチューセッツ工科大学で仕事をしているメディテイテッド・マターグループ。

柱はガラス製で、細いチューブ状のものを巻いて有機的な造型を実現。ブロックで作り、それを15個積みかねて柱にしている。近くで観ても作りはじつに緻密。透過光が美しい。

コンセプトは「古典的でありながら最先端」。英題は「Ancient Yet Modern」となる。二つの形容詞を「YET」が結びつけている。



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その面白さは、ガラスを使ったところにある。「ガラスは6000年前からおなじみの素材。でも造型には最新の技術を使っています」。オックスマン氏の説明だ。細いガラスのチューブの製造はいわば古典的。クラフツマンシップによるものだ(作るのはかなり大変だったとか)。

いっぽう形状は3Dプリンターという最先端技術で決定。重ねて安定する断面形状。美しい透過光を作るフォルムもやはりコンピューターによる緻密な計算があったそうだ。




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■今年で10回目の出展
ミラノ・デザインウィークでレクサスが展示を行ったトリエンナーレ。中心部とはいえ、多くのインスタレーションが集まるブレラ地区、トルトーナ地区、チンクエヴィーエ地区などからは少し距離を置く。それでも多くの観客が訪れてネリ・オックスマン氏の光の柱を楽しんだ。とりわけ夜になってからの来場者の数は驚くほど多かったとのちにレクサスの関係者から聞いた。



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トリエンナーレのあるセンピオーネ公園にはライブのための特設会場ができたりして、ここでもお祭り気分が盛り上がったためだろうか。
いずれにしてもレクサスの展示はそのひとたちの期待に十分応えていたと思える。オックスマン氏の光の柱に加えて、展示は多様だったからだ。

「スタティック イェット ダイナミック(静的でありながら動的)」と題されるインスタで躍るような光の投影に驚かされる。
その光は見ているうちにレクサス(UXコンセプト)として像を結び、クルマの画像が外に向かって走り出す。たしかに静と動が同居した作品である。




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展示会場の最後には「レトロスペクティブ」といういっぷう変わったパネル展示。これまで9回のレクサスの展示を年ごとにまとめたものだ。
映画と同じく1秒24コマで1つの展示が構成されている。歩きながら眺めるとパラパラ漫画のように画像が動くのを楽しめるのだ。





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■レクサス デザイン アワード受賞作品も展示
2017年ミラノ デザイン ウィークでレクサスは第5回目になる「レクサス デザイン アワード」受賞作を展示。それは先に触れたとおり。さらにグランプリがこの場所で発表された。

「次世代のクリエイターを育成・支援し、より良い社会づくりを目指し(……)」。レクサスではこのような目標をかかげて、優れたデザインを一般公募してきた。応募は63カ国から1,152作品。そこから8つのパネル展示と、4つのプロトタイプ制作のための受賞作が選ばれた。





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プロトタイプの受賞作は、1人は英国RCAで学ぶ中国のジア・ウー氏。提案は生野菜を使った楽器「プレイヤーフルート」。

2人目は米国のジェシカ・フーグラー氏。面によって異なる色をもつピースを作り、それをつなぎ合わせてラグを構成。ピースを回転させることで模様が変化する。

3人目はソウルの梨花女子大出身のアーラン・ウォン氏。部屋を構成する要素がすべてパッキングされたキャリーオンを提案。

4人目は「ピクセル」を提案した吉添裕人氏。小さな単位からなる構造体で、反対側にある反射光が官能的である。

緻密な計算と厳選された素材で作られたピクセルでつい立てのような構造体を組み上げる。反対型にひとが立てば、なんとなく、そのかたちが分かるし、服の色もそれなりに反映する。

「新しい時代の障子として考えました」。会場で吉添氏が語ってくれた言葉はインパクトがあった。この作品がグランプリを受賞したのである。




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「“YET”というテーマのもと、創造力豊かな素晴らしいものでした」と審査員の評価も高かったこれらの作品。共通しているのはどれも「YET」の思想を意識したものだということだ。

レクサスでは「YET」を「二律双生」としている。同ブランドのクルマの背景にある思想なのだという。
たとえば「高いドライビングパフォーマンスと責任ある環境性能の調和」(レクサス)。ここから新しい時代に向けて走り出すのがレクサスというのである。




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☆☆☆GGのつぶやき
日本車の進化形を指し示してきたレクサス。
今後の日本を代表する未来形EVの登場も近い。
しかし、我愛車86のNAは生涯の友としたい。



































































































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by my8686 | 2017-08-13 10:56 | デザインに何ができるか | Trackback | Comments(0)

「Louis Vuitton Smartwatch」を読み解く

ルイ・ヴィトンからスマートウォッチが発売された。その名は「タンブール ホライゾン」。




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あらためて、みてみよう。



ルイ・ヴィトンといえば、トランクやバッグをはじめ人々をラグジュアリーな旅へと誘う名品を世に送り出してきたメゾン。





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そのDNAを受け継ぐウォッチには、24時間、地球のどこにいても常に“コネクテッド”な現代の旅人たちのために、実用的、かつわくわくするような仕掛けが盛りだくさん!だという。





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たとえば“My Flight”という独自の機能は、フライト時刻やターミナル情報、フライトの遅れなどを通知してくれるので、移動がよりスムーズになる。






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また“City Guide”機能は、ルイ・ヴィトンが発行するシティ・ガイドのアプリと連動し、GPSを使って最寄りのホテルやレストラン、観光名所などをリアルタイムで表示してくれる。

もちろん時刻表示も、世界主要都市のタイムゾーンから簡単操作で選択できるGMT機能つき。これがあれば、旅先でずっとスマホとにらめっこ、なんて必要がなくなりそうだ。






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さらに、このウォッチ最大の魅力はパーソナライゼーションの楽しさにある。
文字盤は「エスカル」や「タンブール」などルイ・ヴィトンのアイコニックなウォッチのパターンからチョイス。
デザインによってはラインやイニシャルをあしらうことも可能。
その日の気分や服に合わせて文字盤も変えられるのが、スマートウォッチならではの愉しみだという。





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☆☆☆GGのつぶやき
たしかに、スマホをいじっている姿は、みっともなく映る。
さらに言えば、大声の歩きスマホも、今となってはみっともなく映る。
スマートにコネクトできるギア。
官能にコネクトしてしまった。

































































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by my8686 | 2017-07-31 23:22 | デザインに何ができるか | Trackback | Comments(0)

ディオールTシャツ「We should all be feminists」を読み解く

ナイジェリア出身の女性作家チママンダ・ンゴズィ・アディーチェの「We should all be feminists」と題したスピーチをクリスチャン・ディオールがTシャツにあしらい注目を集め、スピーチは日本でも書籍化された。

「フェミニスト」という言葉に抱かれがちなイメージをしなやかに切り崩すメッセージは、新たなフェミニズムの源流になるのだろうか。




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あらためて、その内容を読み解いてみよう。


■解放感、従来イメージ崩す
スピーチは「男も女もみんなフェミニストでなきゃ」(河出書房新社)として先月出版され、東京・下北沢の本屋B&Bで20日、訳者のくぼた氏と作家・星野智幸氏の対談があった。

星野さんはこの本を「ユーモアと読んだ時の解放感に満たされる」と評し、くぼたさんは「アディーチェの魅力は排他的じゃないこと。(意見が)ぶつかった人を排除しない」と話した。
アディーチェは自身を男嫌いではなく、自分のためにハイヒールをはく「ハッピーなアフリカ的フェミニスト」と表現する。個人的体験を交えながら、自身のフェミニストの定義は、性別を問わずジェンダー問題を認識し「改善しなきゃね」と思う人だと伝える。



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高校教諭の浅野泰弘氏は、フェミニズムについて「構えるものじゃなくて、普通に誰もが関わっていくことだと感じた」。対談を企画した寺島店長は「ジェンダーの問題に気付いていなかった人で、この本を読んで『あっ!』と思う人がいっぱいいるはず。そういう人が声を出せるようになったら」と話す。





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紀伊国屋書店新宿本店の梅崎実奈氏は店のツイッターで「とにかく読んでくれと走り叫んで回りたい」とつぶやいた。「アディーチェはフェミニストという言葉にハッピー・フェミニストという言葉を重ね、手あかのついた言葉を言葉によって変えた」と梅崎さんは言う。



■性差超えるファッション界
ファッション界では今、ジェンダーレスの表現が急速に広がっている。昨秋発表されたクリスチャン・ディオールの2017年春夏コレクションでは、アディーチェのスピーチのタイトルが胸に描かれたTシャツが登場、会場に衝撃が走った。伝統と格式を重んじる仏老舗ブランドがそのような社会的メッセージを発信するのは異例だからだ。

先月来日したディオールで初の女性デザイナー、マリア・グラツィア・キウリは「ブランドのフェミニンな特徴を継承するためには、新しいフェミニズムについて考える必要があった。ファッションという道具を使って、女も男も一緒に議論する場を作る責任を感じている」と語った。





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世界でフェミニズムを訴えるデモ「ウィメンズマーチ」などでセレブらがこのTシャツを着て話題に。「女性は今、自然な自己表現のために服を着たいと願っている」とキウリ。

17年秋冬では、伊ヴェルサーチのデザイナーが自ら「平等」などの言葉入りの服を着て登場。英バーバリーの昨秋のショーでは、両性具有者が主人公のバージニア・ウルフの小説「オーランドー」がモチーフだった。婦人服と紳士服の新作を同じショーで発表するブランドも増えている。フェミニズムが向かうべき相手は、ジェンダーの垣根の向こう側の男性ではなく、垣根そのものだということのようだという。




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■新たな道、指し示す
河野真太郎・一橋大大学院准教授(英文学)の話では、アディーチェは反対や断罪といったイメージを与えられがちな「フェミニズム」をしなやかに切り崩し、ジェンダーの公正を願う全ての人々が参加できるやわらかな意味にしている。

男性中心的な体制を変えることなく、その中で女性の権利や地位を言い訳的に認めるようないわば簡易的なフェミニズムは慎重に否定しながら、女性性と商業化を頭からは否定しない新たなフェミニズムの道を指し示している。




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またアディーチェはファッションがジェンダー化の強力な装置であり続けてきたことも指摘する一方、自らの装いやメディア露出によって、「装う」ことは女性自身のためのものだという自信と解放感を与えてきた。それゆえ、ファッションがジェンダーの制度を切り崩す最前線にもなり得ることを示唆してもいる。





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☆☆☆やんジーのつぶやき
新たなフェミニズムの道。
それが人類の夜明けにつながる道なのであろうか。
マリア・グラツィアのメゾンのヘリテージを辿る旅では、1951年にクリスチャン・ディオールが発表した“オーバル”ラインのインスピレーション源となった「ラスコーの壁画」まで遡った。
もし仮に、今の中東の紛争の源にまで辿る旅に出ることが可能ならば、そこから世界を修復する力をファッションは持つことができるだろうか。





































































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by my8686 | 2017-05-24 14:46 | デザインに何ができるか | Trackback | Comments(0)

建築家・隈研吾が語る震災対策 「シェアハウスを建て ご近所力を向上」を読み解く

東日本大震災、そして福島第一原発の事故から6年。熊本地震からも、まもなく1年がたとうとしている。




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いずれの地でも復興は道半ばで、いまも多くの人々が不自由な暮らしを強いられている。





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しかしその現実の一方で、「風化」は確実に進んでいる。
4大都市圏のハザードマップと不動産の値動きを重ねあわせると、「人気の街」の災害危険度がはっきりとあぶり出された。






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帰宅困難者対策には「東高西低」の傾向が見て取れた。





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AERA3月13日号は、6年後のいまだからわかったことも含め、「震災時代」を生きるために知っておくべきことを特集。建築家の隈研吾氏に、自宅で取り組んでいる震災対策について聞いている。





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あらためて、その内容をみてみよう。


15年前、いま住んでいる新宿区矢来町に引っ越しました。地盤が固い土地、近所に公園がある、耐震設計といったことは、家を建てる前提条件です。また、東日本大震災後は、ガラスや瀬戸物のような割れやすい食器を使うのはやめて、木製やゴム製を使うようになりました。

でも、構造物でできる対策には限界があります。耐震設計だから大丈夫と、建築を過信してはいません。災害が起こった時に、自宅から歩いていける範囲内でどういう生活ができるのかを考えました。




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東日本大震災では、地方で農家をしている親戚から野菜を送ってもらい、人のネットワークの大切さを感じました。ただ、震災当時、近所付き合いはほとんどなかったんですね。

家から歩いていける距離のところに仲間がいれば、と思いました。そこで近所にネットワークを作ろうと、家の近くでシェアハウスを運営することにしました。今は2棟あって、4年前と2年前にそれぞれオープンしました。






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入居者は若い方が多いですが、日本人だけでなく、留学や短期で仕事に来ている海外の方もいます。今は韓国とドイツと台湾の人がいます。外国の方は自分の国の食べ物を持ってきてくれて、よく一緒に食べています。






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僕もシェアハウスに行き、ときどき食事をします。家族を超えた付き合いですね。シェアハウスの屋上には菜園があって、そこでハーブなどの野菜を作っています。いざとなったときに、ここで作った野菜を食べることができる。僕も農作業をします。

日常から顔を合わせている人たちの近所のネットワークがしっかりしていると、いざ災害が起きた時に役に立ちます。



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それぞれの人が、自分の得意なことで貢献できる。普段から付き合いがあると、誰が何が得意で、いざとなったらどんな役に立てるか、お互い把握しています。海外の方とのネットワークができるのも、とても助けになります。





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直接会うだけではなく、シェアハウスや事務所の人たちなどとは、SNSを使って連絡も取り合います。実際に会うためのSNSです。
来年、三つ目のシェアハウスをつくりますが、「食」を強化します。屋上の菜園だけでなく、シェアハウスの階下にはレストランも入れて、いつでも食事ができるようにする予定です。









☆☆☆やんジーのつぶやき
3.11からすでに6年。しかし、いまだに何も解決されていない。
あの大地震から学んだことも多いが、「風化」するスピードも速い。
隈研吾の言う「食」の強化と共存する「絆」は、世代を超えた命題であろう。















































































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by my8686 | 2017-03-13 13:25 | デザインに何ができるか | Trackback | Comments(0)

東京五輪に第2エンブレム発表

2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は6日、非営利団体や自治体などが大会関連イベント時に使える「東京2020応援マーク」を発表した。



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組市松紋の大会エンブレムの一部を切り取ったデザイン。







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公式スポンサーでなくても使える第2エンブレムで、大会に向けた雰囲気を盛り上げる狙いがあるという。






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対象はスポーツ大会や競技体験会、演劇や音楽の公演など。組織委に「応援プログラム」として申請し、認証を受ける。今月から一部を先行して始め、来年度から本格的に行う。
スポンサーや政府、会場がある自治体などがイベント時に使う公認マークも同日発表された。






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財務省は2020年東京五輪・パラリンピックの記念貨幣のデザインを先月発表した。
今回は複数回発行するうちの第1弾で、ブラジル・リオデジャネイロからの開催地の引き継ぎをテーマにした2種類の1千円銀貨を発行する。







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純銀製。一つは表面に五輪旗、もう一つは表面にパラリンピック旗をあしらった。
いずれも裏面に大会エンブレムが入る。







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発行は各5万枚。額面は1千円だが、販売価格は材料費などを含む9500円。9月から造幣局が申し込みの受け付けを始めている。








☆☆☆やんジーのつぶやき
1964年の東京オリンピックの年には、中学1年の少年であった。
豊臣秀吉の陣羽織から着想を得たといわれる赤と金の大会エンブレムに、青い官能が爆発した記憶がある。
さらに、オリンピック初の写真ポスターとなった亀倉デザインの鮮烈さに、怒涛の幽体離脱状態となった記憶が甦る。




























































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by my8686 | 2016-10-07 15:23 | デザインに何ができるか | Trackback | Comments(0)

「ホシノタニ団地」が2016グッドデザイン大賞の候補に

2016年度グッドデザイン賞の大賞候補6点の中から、建築分野から、神奈川県座間市の「ホシノタニ団地」(受賞者:小田急電鉄+ブルースタジオ)が入った。郊外にある小田急電鉄の社宅を改修して、賃貸住宅など公益に資する複合施設として再生させた。大賞はすべてのグッドデザイン賞の受賞対象を通じて16年度を象徴するデザインとして位置付ける1点で、10月28日に発表する予定だという。

ホシノタニ団地は小田急線の座間駅前にある。昭和40年代に建設した小田急電鉄の社宅をリノベーションした複合施設で、2015年に完成した。4棟の建物のうち2棟を一般の賃貸住宅、残り2棟を座間市に対して市営住宅として一括賃貸。1階部分には市営の子育て支援施設と民間企業の運営によるカフェを誘致した。敷地全体を地域に開放し、貸し菜園やドッグランなどを設けた。





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審査委員は、「築後40年ほどを経て老朽化していた建物と敷地を、街に開かれた全く新しい生活の場に編集し直した先端的な試み」と評価している。


あらためて、その内容をみてみよう。


■敷地全体のトータルリノベーションで団地を再生

近年の住宅事情では既存団地の老朽化が進み、こうした物件の行く末が問題視されているが、中には大幅リノベーションを加え順調に入居者を集めているものもある。座間市に登場した「ホシノタニ団地」もその1つだ。この「ホシノタニ団地」では、室内が大幅改装されているのはもちろんのこと、サポート付きの貸し農園、ドッグラン、カフェまでを併設。現在のニーズに即した便利でスタイリッシュな住環境に生まれ変わっている。

ここには、“古くて住みにくい”団地のイメージはもはやない。むしろ、現在の新築住戸ではなかなか実現できないゆとりある敷地を上手に活かし、暮らしやすい空間が形成されている。団地の概念を超えた新しいタイプの“団地”といえよう。





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■恵まれた立地条件を活かしての大規模リノベーション

そもそもホシノタニ団地は、小田急電鉄の社宅として利用されていたもので、小田急電鉄 生活創造事業本部 開発推進部 課長 によれば、2013年まで社宅として利用されていたが、築50年を超え老朽化が進む中で新たな利用形態が検討されたという。

「社宅としてのニーズが薄れる中で、当初は新築住戸として一般に提供することも考えられました。しかし、ここは『座間駅』から徒歩1分、昔ながらのつくりでしたから、団地内の敷地にも余裕があり、4棟ある棟と棟の間もゆったりと贅沢なスペースが広がっていました。こうした立地条件を活かすべきという想いからリノベーションに踏み切ったのです」

確かに、「ホシノタニ団地」の敷地全体を見ると、緑が多く、ゆとりがある。建物はすべて南向きで外光がふんだんに入るつくりだ。新たに新築となるとこうした立地条件はコストバランスの兼ね合いなどからも見直しが必要になってくるだろう。既存の建造物を残し、リノベーションという道を選んだことにも頷ける。





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しかも、同社が目指したのは「エリアニーズからコンセプトニーズへの転換」だったと小田急電鉄 生活創造事業本部 開発推進部 課長代理は説明する。
「『座間駅』というのは、小田急沿線の中でも急行の停車駅ではなく、めぼしい商業施設などもありません。単に団地の建物を綺麗に改装するだけではなく、コンセプトのあるランドマークとしての再生を目指しました」

小田急電鉄ではこうした狙いから、魅力的なリノベーション案件を手がける一級建築士事務所「株式会社 ブルースタジオ」に企画提案を依頼し、団地の再生に踏み切ったという。


■スタイリッシュな室内に広々とした専有庭住戸も用意

では、実際に「ホシノタニ団地」はどのような変貌を遂げたのか。まずは室内の様子から見ていこう。

この団地で行われたのは、全4棟のうち、3号棟と4号棟の2棟・計55部屋のリノベーションだ。もともとの2DKの間取りを大幅に変えワンルームに変更。ワンルームといっても専有面積は約37m2もあり、1LDKとも言える広々とした空間だ。




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室内は真っ白な天井と壁に、オープンキッチンのレンジフードの配管などもそのまま見せるシンプルながら洒落たつくり。キッチンも必要最低限の機能ながらステンレスと木の組み合わせがカフェのような雰囲気を出す。フローリングには、色味の濃い木材が使われていて、団地のイメージは完全に払拭されている。





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シンプルなつくりだけに、造作の収納が少ないようにも思えたが、キッチンの背面にはウォークインクローゼットとなるスペースが確保されている。実はここ、もともとはバスルームであったが、昔のつくりのお風呂場のため現在のシステムバスが入らず、発想をガラリと変えてクローゼットスペースにしたのだとか。縦長の空間ながら、なかなかの広さがあるので収納力は高そうだ。






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また、1階の部屋には、約30m2~66m2の専有庭もついている。広々としたウッドデッキが備えられていてかなりの開放感がある。これだけ立派なウッドデッキがあれば、ちょっとしたガーデンパーティーも楽しめそうだ。大部分は芝生が植えられているが、花壇スペースもあるため、ハーブや植物を育てやすい。






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賃料は、庭付きの1階が95,000円、2階以上は70,000円~72,000円(共益費が別途5,000円)という価格帯だ。小田急電鉄 生活創造事業本部 開発推進部 によれば、現在のところ反響は高く、入居希望がぞくぞくと寄せられているという。
「2015年3月にリノベーションを完成した4号棟はほぼ申し込みで埋まり、現在は6月に完成した3号棟への申し込みが進んでいます。見学にいらっしゃるみなさんの反応は良いですね。一人暮らし、もしくはお二人で住まわれる方が多く、男女問わず契約いただいています」


■アドバイザー付きシェア農園やカフェ、ドッグランも併設

また、「ホシノタニ団地」は室内のみならず、敷地内の様々な施設にも魅力がある。その1つが、サポート付きの貸し農園(シェア畑)だ。

農園は敷地内に2つのエリアに分かれ、6m2の専用区画が46用意されている。月々6,390円(税抜)の費用で専用区画での野菜づくりが楽しめるというものだ。費用の中には、種・苗、肥料、農具レンタル代が含まれるほか、専任の菜園アドバイザーの指導つきで初心者でも手軽に無農薬の野菜づくりが行える。





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このシェア畑は入居者のみならず、近隣の住民も申し込める。あえて地域の住人に開放しているのは、ホシノタニ団地がコミュニティとして地域につながる場所を目指しているためだという。

このほか、3号棟の1階には「農家カフェ」も展開されていて、今後はシェア畑でつくられた野菜をつかったメニューなども提供される予定。4号棟の1階には子育て支援施設もあり、地域に開く「ホシノタニ団地」というのが名実ともに実現されている。






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もう1つ入居者に嬉しいのは、ホシノタニ団地がペットとの入居が可能なこと。さらに敷地内には専用のドッグランが設けられている。広々としたスペースであるのはもちろんのこと、ドッグラン内には、ひのき、サワラなどのウッドチップが敷き詰められていて、ワンちゃん糞とおしっこの匂い消しにまで配慮されているのが嬉しい。






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■地域に開かれた「ホシノタニ団地」を目指す

小田急線の「座間駅」の構内から眺めると、綺麗に星座がペイントされた「ホシノタニ団地」の建物がオブジェのように佇んでいる。





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なぜこの団地が「ホシノタニ」と命名されたのか? それは、人と人をつなぐ団地、人と街をつなぐ団地。星がつながり星座となるように、人とつながる空間になるようにとの想いが込められているそうだ。





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スタイリッシュな室内に、街と入居者をつなぐ空間を盛り込んだ「ホシノタニ団地」は、まさに昔ながらの“団地”というコミュニティとしての良さを残しつつ、現代のニーズに即した物件ではないだろうか。
(HOME'S PRESS 2015.09.27より抜粋)








☆☆☆やんジーのつぶやき
敷地全体のトータルリノベーションで再生された団地は、これからの団地のあり方を示唆している。
昔ながらのコミュニティの良さを残しつつ、開かれた団地の姿は、これからの超高齢化社会へむけた、宝物のようなひとつの解答といえよう。






















































































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by my8686 | 2016-10-03 15:56 | デザインに何ができるか | Trackback | Comments(0)