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ダン・ブラウン最近作 『オリジン(上・下)』を読み解く

経団連は、31日に開く総会で日立製作所会長の中西宏明氏が会長に就任し、新体制がスタートする。

デジタル技術で社会課題を解決するSociety(ソサエティー)5・0(超スマート社会)の実現を通じ、民間主導の経済成長でデフレ脱却を果たすという。
歴史的な産業のパラダイムシフトや保護主義が台頭する中、日本企業の変革を促し、国際ルール作りを主導する発信力に期待がかかる。




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しかし、「ソサエティー5・0」は、日本発のコンセプト主導型の戦略である。
「分かりにくい」との指摘は根強く、否定的な見方もある。しかし、本質は産業の新陳代謝を伴う社会課題の解決で、人工知能(AI)やロボットの技術進化は必要条件である。

具体的には今月提言した「デジタル省(情報経済社会省)」の創設。
総務省、経済産業省、内閣官房IT総合戦略室などの情報通信・デジタル政策を統合し、予算権限を持った強い司令塔を求めていくという。

はたして、いかほどのものになるのか、お手並み拝見といこう。




それはさておき、気になるダン・ブラウン著作の最新作『オリジン(上・下)』を覗いてみよう。




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『ダ・ヴィンチ・コード』で、世界的ベストセラー作家になったダン・ブラウンの最新作は、世界を変革しつつある最先端のAIの話と、人類の起源と未来という根本命題を大胆に組み合わせた推理小説だという。



あらためて、作家・黒木亮氏の論評を読み解いてみよう。

英国のデータ分析会社ケンブリッジ・アナリティカは、人工知能(AI)技術を駆使して米大統領選挙でドナルド・トランプを勝利に導いたといわれ、グーグル傘下のディープマインド社は、AIに学習機能を持たせ、囲碁で韓国のトップ・プロを破った。





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物語は、米国の若き天才科学者、エドモンド・カーシュが、世界のあらゆる宗教を否定する科学的大発見をし、それを発表するプレゼンテーションの壇上に現れたとき、額を撃ち抜かれるという衝撃的な事件で幕を開ける。

かなりの大風呂敷だが、その後も緊張感を持続し、最後まで読者のページを繰る手を止めさせず、しかもきちんと説得力のある着地をする著者の力量はさすがと言うほかない。





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本書の主な舞台はスペインである。モンセラット修道院、ビルバオのグッゲンハイム美術館、バルセロナのカサ・ミラやサグラダ・ファミリアなどが登場する。
観光地的な場所が多いのは、読者によって好き嫌いが分かれるかもしれない。ただ描写は念入りで、観光ガイドブックをはるかに超える蘊蓄が傾けられ、説得力がある。






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推理小説は、単なる謎解きだけでは優れたものとはいえない。手に汗握るサスペンス、個性的な主人公、あるいは松本清張の『ゼロの焦点』のように、時代を象徴し、かつ肺腑をえぐる人間ドラマなどがあってこそだ。

本書についていえば、二重三重の謎解きに加え、疾走感のあるサスペンスがぐいぐいと読者を引きつける。また最新のAI技術を単なる説明にとどめず、主人公の一人として登場させ、読者にその世界を存分に堪能させている点が刺激的だそうな。

近未来的なAI技術を体現し、単なる脇役に見えて、実は物語の中心だと分かるキャラクターはとても魅力的だという。




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(KADOKAWA・各1800円+税)








☆☆☆GGのつぶやき
「中西経団連」が打ち出す「ソサエティー5・0」は、AIやロボットの技術進化を必要条件とした、日本発のコンセプト主導型の戦略である。
期しくも、ダン・ブラウンの最新作も、物語の中心が「近未来的なAI技術」だという。期待感を擽る「気になる本」には、違いない。



























































































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by my8686 | 2018-05-31 17:15 | 気になる本 | Trackback | Comments(0)

スーパーポテト P 「MUJI HOTEL SHENZHEN」を読み解く

無印良品のホテル「MUJI HOTEL SHENZHEN」が中国広東省深センに今年1月18日に開業した。

プロデュースは、スーパーポテト・杉本貴志・新谷典彦(クリエイティブディレクション)が担当。


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ロケーション的には、新しいショッピングモール「深業上城(UpperHills)」内。
2階がレセプション、3階が会議室やジム、4~6階が79室の客室。
2~3階には売り場面積1726m2と中国最大規模となる「無印良品 深業上城」が併設されている。




あらためて、その内容を読み解いてみよう。


MUJI HOTELは「アンチゴージャス、アンチチープ」をコンセプトにしており、「ちょうどよい価格でよく眠れ、旅先において体と心を整える空間と、宿泊客と土地をつなげるサービス」を提供する。

この深センに続き3月20日には中国・北京、2019年春には東京・銀座での開業を予定している。




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4~6階にある79室の客室は、広さの異なる5つの部屋タイプから選ぶことができる。



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朝食から夕食、バータイムまで利用可能な3階の「MUJI Diner」では、世界各地の家庭料理にヒントを得た栄養豊富なメニューを提供。食器類の一部は併設の無印良品で販売される。





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3階にはこのほか、壁面を覆う約650冊の本を自由に閲覧できるライブラリーをはじめ、ランニングマシーンやエアロバイクなどの機具がそろった宿泊者無料のフィットネスルーム、広さ70~130平方メートルの貸会議室などを設置。

また、2階と3階の2フロアには、売場面積1,726平方メートルの中国最大規模となる「無印良品」が併設され、旅に必要なアイテムをはじめ、大型家具や収納用品、食品、服飾、化粧品など暮らしに役立つ商品がラインナップされている。




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店舗内のコミュニケーションスペース「Open MUJI」では、さまざまなゲストを招いたワークショップやイベントの開催が予定されている。




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■MUJI HOTEL SHENZHEN(深セン)

開業日:2018年1月18日
所在地:中国広東省深セン市福田区華富街道皇崗路5001号 深業上城(UpperHills)
客室数:全79室
フロア構成:2~6階
レストラン:MUJI Diner(118席)
付帯施設:MEETING ROOM(3室)、LIBRARY、GYM、駐車場(3732台、UpperHills全体)
チェックイン/チェックアウト:14時/12時
標準客室室内設備:歯ブラシ/歯磨き粉/シャワーキャップ/コットン/綿棒/シャンプー/コンディショナー/ボディーソープ/ハンドソープ/冷蔵庫/金庫/電気ケトル/ドライヤー/壁掛けCDプレーヤー/Wi-Fi
Webサイト:MUJI HOTEL
営業時間:無印良品/午前10時~午後10時 MUJI Diner/午前6時30分~午後11時(金・土曜日のみ午後12時まで)
電話:(+86)755-2337-0000
経営、運営者:Shum Yip Land Ltd.(MUJI HOTEL) 無印良品(上海)有限公司(無印良品、MUJI Diner)
所有者:Shum Yip Land Ltd.

客室構成
Aタイプ:ダブル(26~28m2、16室)、料金950元(約1万7100円)~
Bタイプ:ダブル/ツイン(32~35m2、26室)、料金1085元(約1万9530円)~
Cタイプ:ダブル/ツイン(38~39m2、21室)、料金1300元(約2万3400円)~
Dタイプ:ダブル/ツイン(42~46m2、12室)、料金1480元(約2万6640円)~
Eタイプ:ダブル(51~61m2、4室)、料金2500元(約4万5000円)~
※1名1室利用時の料金、朝食代、サービス料など込み。1元=約18円換算



プロデュース/スーパーポテト 杉本貴志 新谷典彦(クリエイティブディレクション)
設計/MUKU design studio 青柳哲央 千葉陽太 チェ ソヨン
協力/照明計画 ヌーサデザイン 若井 修
   サイン 日本デザインセンター 原デザイン研究所
施工/HuaChuang(2、4階) Jinggong(5、6階) ZHANGFA(無印良品、MUJI Diner)







☆☆☆GGのつぶやき
「無印良品」は、スタート時期から注目してきた。
スーパーポテト・杉本貴志が参画したプロジェクトとして、素材ひとつひとつに官能が反応したことを思い出す。ここまで世界的レベルにまで発展するとは、想像できなかった。
正直な話、西友のPBのパイロットショップとして試験的なイメージでしか捉えていなかった。
「わけあって、安い」のコピーが印象的であった。
マーケットの二極化にともない「アンチゴージャス、アンチチープ」のコンセプトが成功要因のひとつでもあるのだろう。

商品のキーワードに共鳴、共感したファンも多く、今も根強い。

第一に、暮らし易く・使い易く・着心地の良い・生活者本位のモノづくり、すなわち、シンプル・イズ・ベターということ。

第二に、可能な限り、経済的で、環境に配慮したモノづくりに徹していること。

第三に、生活者とモノとの共存、すなわち、さりげなく・おごらず・でしゃばらずということ。
「無一物」や禅思想にも通じる、日本人の「生活の基本」を丁寧に読み解いた結果でもあろう。
断舎離を意識しはじめた今、モノではなく、心の鎮まる、静かで、充足感のある「コト」に気持ちが動いていく。
























































































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by my8686 | 2018-05-30 11:19 | 気になる建築&空間 | Trackback | Comments(0)

追悼「米作家、フィリップ・ロス」を読み解く

トマス・ピンチョンと双璧をなす現代アメリカ文学の最高峰といえるフィリップ・ロスが死んだ。

ハロルド・ブルームの言葉を借りれば、現代を代表する米国人小説家の双璧として、コーマック・マッカーシー、ドン・デリーロ、トマス・ピンチョンとこのフィリップ・ロスの4人を挙げることができよう。



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あらためて、佐伯泰樹氏の寄稿文を読み解いてみよう。


デビュー以来半世紀以上、つねに第一線にあって、警抜な着想と圧倒的な筆力で読む者を挑発、眩惑、翻弄しつづけてきたフィリップ・ロス。

31冊を数えるフィクションは、いずれ劣らぬ密度の濃い超重量級の問題作揃いとあって、代表作を絞り込むのは至難の業である。




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瑞々しくもほろ苦い青春恋愛小説『さようならコロンバス』から出発し、4作目『ポートノイの不満』では一変してユダヤ系エリート青年の赤裸々かつ偽悪的な性遍歴告白。





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第5作『われらのギャング』で時の大統領をピエロに仕立て上げたかと思えば、放浪の大リーグ球団に荒野をさまようユダヤ民族の運命を重ね合わせた壮大な怪作『素晴らしいアメリカ野球』を世に問う。

カフカの向こうを張った奇想天外な変身譚もあれば、自画像らしき作家を主人公に読者を虚実転倒の眩暈に誘い込む5連作もある。




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更には、あり得たかもしれぬ3通りの人生を並列させた叙述実験に、偽フィリップ・ロスがシオニズムの裏返しを企てて暗躍する異色サスペンス。

ロス流アメリカ戦後史の試みというべき3連作では、アメリカにとっての三つのトラウマ、ベトナム戦争、マッカーシズム、クリントン・スキャンダルに焦点をあて、70代最初の作『プロット・アゲンスト・アメリカ』では、反ユダヤ親ナチの飛行家リンドバーグが1940年の大統領選に勝利するという、トランプ政権誕生の悪夢を先取りしたかのような設定により、アメリカの受難を描破。

その多彩さ、豊穣さは目もくらむばかりである。




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そこに共通するのは自己探求と歴史意識。どうしようもなく“男”であり、被抑圧者ユダヤ人であり、物書きである〈私〉とは何なのか。

その答えを模索する過程で、建前、綺麗ごとを徹頭徹尾排除し、露悪的なまでに本音をさらけ出す。



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おのが恥部を抉ることすら辞さない。それでいて、決して内面に引きこもることなく、自らが生きてきた時代と真正面から向き合い、それがアメリカにとって、世界にとってどのような意味を持つのか、歴史の大きな流れの中にどう位置づけられるのか、と自問しつつ、営々とフィクションを紡いできたのだ。

トランプ政権が暴走し、自身ついに縁のなかった怪物的権威ノーベル文学賞の選考委員会が迷走するという、まさしくロスの作品世界を地でいくような悲喜劇的状況下で逝くとは……。長年の愛読者として複雑な思いにかられずにはいられない。






☆☆☆GGのつぶやき
暴走するチキンレースと悲喜劇的状況下でフィリップ・ロスの死は、複雑すぎて多層な眩暈さえ覚える。建前、綺麗ごとを徹頭徹尾排除し、露悪的なまでに本音をさらけ出したロスの御伽話も終焉を迎えた。当たり前とされた人の絆も、いまや歪み過ぎて、軋み音さえもしなくなってしまった。




















































































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by my8686 | 2018-05-29 18:04 | 徒然なるままに | Trackback | Comments(0)

隈研吾の「モクマクハウス」

隈研吾の最新作を見てみよう。


豪雪地域長岡に、雪の中の行灯のような膜と木の暖かい家がつくられた。




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木造の構造体をガラスクロスを基材とする二種類の膜ではさみこむことによって、行灯のような柔らかな質の光で室内を満たした。





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また、雪国の風景にもあたたかい色どりを与えることを考えたという。





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☆☆☆GGのつぶやき
昨日の映画「モリのいる場所」でも感じたのだが、柔らかい膜のような場所の心地よさが懐かしくなった。
自然と一体化したそれでいてちゃんと膜で覆われた安心感のある感覚。
柔らかい光のある温もりのある場所。
そんな空間が恋しくなってくる。




























































































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by my8686 | 2018-05-28 14:58 | 気になる建築&空間 | Trackback | Comments(0)

結婚39周年記念には、映画のあと寿司懐石に舌鼓

5月27日は、吾輩の誕生日と39回目の結婚記念日を迎える。

昨年は、蒲刈でカヌーに興じた。初夏にはまた行ってみたいと思う。
今年は、次男の略結納やら母の入退院などで気持ちのゆとりがもてなかった。

そんなこんなで、今年は静かに好きな映画と食事で祝杯とする。


映画は、「モリのいる場所」。
30年ほとんど家を出る事なく庭の生命を描き続け、97歳で亡くなるまで生涯現役だった画家の熊谷守一を主人公に、晩年のある1日をフィクションで描いた作品である。




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こんな夫婦のあり方も、悪くない。


仙人と呼ばれた画家熊谷守一の生活ぶりがまぶしい。





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「無一物」の言葉が魂をくすぐる。






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蟻の行列を一日中観察していたという異人ぶりには、驚きとともになんともいえない笑いがこみあげてくる。



そんなこんなで、午後6時に予約した古田台にある「厳遊庭」を訪れる。




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古田はその昔、小学校に通学した町である。
こんな山の上から瀬戸内海が眺望できるとは・・・。

思いもかけない絶景を前に、寿司懐石に舌鼓をうちつつ熱燗をいただく。






☆☆☆GGのつぶやき
人生を振り返るなど柄にもないことなのだが、今年ばかりは色んなことが走馬灯のように脳裏をかけめぐった。
















































































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by my8686 | 2018-05-27 20:30 | たかが映画、されど映画 | Trackback | Comments(0)

今春最初のロードバイクラン

今年やっと落ち付いてロードバイクランに出かける。
5月26日は、初孫の孫娘の誕生日でもある。

母の入院、転院、退院、さらにGH入居がひと段落し、午後からいつものお気に入りコースを駆ける。

いつものお気に入りの休憩スポットであるヘリポートで風に吹かれる。



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ここから眺める景色が、不思議と気持ちを落ちつかせてくれる。
川面のせせらぎ、小鳥のさえずり、風になびく野草の群。


遠くの鉄橋を渡るローカル線の電車。
ジオラマのような懐かしい風景。360度の大パノラマにしばし時を忘れる。





☆☆☆GGのつぶやき
約4ヶ月ぶりのロードバイクランである。
心地よく汗をかいたあとは、近場のスーパー銭湯でサウナと露天のジェットバスでさらに一汗かこう。































































































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by my8686 | 2018-05-26 18:55 | ロードバイクで走る | Trackback | Comments(0)

「米朝首脳会談中止」を読み解く

6月12日にシンガポールで予定されていた米朝首脳会談が中止された。
トランプ米大統領が24日、「いまは不適切だ」として中止を表明したという。



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チキンレース再燃か。トランプvs金正恩の腹のさぐりあいに付き合わされる国民も、たまったものではない。


あらためてその内容を読み解いてみよう。


米ホワイトハウスが、トランプ氏から北朝鮮の金正恩委員長にあてた書簡の中の記述として発表された。最大の焦点である非核化の手法で溝が埋まらなかったためとみられている。

東西冷戦時代から約70年間にわたる米朝の敵対関係の転換点となる可能性があった初の首脳会談が見送りとなり、朝鮮半島情勢が再び緊迫するおそれもある。

トランプ氏はなお将来の会談に意欲を示しているが、「最大限の圧力」は維持する方針。北朝鮮が反発を強める展開も予想される。




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トランプ氏は書簡で、会えることを「楽しみにしていた」としながらも、会談中止の理由を「直近のあなた方の声明に表れた激しい怒りとあらわな敵意に鑑み、私は現時点ではこの長く計画してきた会談を実施するのは不適切だと感じる」と説明。

北朝鮮がここにきてペンス副大統領やボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)らを名指しで批判し、一方的な核放棄に応じないなどと表明していることが念頭にある。




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トランプ氏は北朝鮮に拘束されていた3人の米国人の解放に謝意を改めて示すとともに「いつの日か、私はあなたと会うことを非常に楽しみにしている」と表明。

「この最も重要な首脳会談について考え直すことがあったら、遠慮なく私に電話するか手紙を書いてほしい」ともつづり、将来、首脳会談を実現させる可能性を排除しなかった。

ただ、トランプ氏は「あなたは自分の核戦力について語るが、米国の核兵力はあまりにも大規模で強力で、私はそれが決して使われずに済むことを神に祈っている」とも表明。金委員長に自制を促すとともに米国の核能力を誇示した。

米ホワイトハウス当局者は24日、北朝鮮との交渉を今後も排除しない考えを示したが、北朝鮮はまず言動を変えるべきだと訴えたという。

米朝は水面下で首脳会談に向けた調整を進めてきたが、非核化の具体的な手法を巡って対立。

米国は「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化(CVID)」に向けて短期間で一気に非核化を進め、それまでは見返りを与えない方法を主張していた。北朝鮮は非核化に向けて段階的な措置をとり、そのたびに見返りを受ける方法を訴えていた。




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米朝は今週末、シンガポールで実務者協議を予定していた。ただ、ポンペオ国務長官は24日の上院外交委員会で「この数週間の北朝鮮の声明はとても残念だ。我々の事務レベルの準備もできなくなっていた」と述べ、交渉が難航していたことを認めた。最大限の圧力を継続する考えも明らかにした。




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トランプ氏は韓国の文在寅大統領の特使を通じ、核・ミサイル実験の凍結を約束した金委員長からの直接会談の申し出を受け入れた。

ポンペオ氏を2回、北朝鮮に派遣し、米国人3人が解放されたのを受けて、10日に開催地と日程をツイッターで明らかにしていたという。








☆☆☆GGのつぶやき
北朝鮮が根本的に変わったのだろうか。
変わらざるをえない経済状況であることには、間違いはない。
ただ、金正恩が核放棄について公の場で話すことに前向きな姿勢を見せてはいるが、その真意は誰にもまだわからない。
北朝鮮の戦術が本当に変化したのかどうか、疑心暗鬼である。
アメリカも同盟国と連携し、今の脅威を抑止し、着実に封じ込めていくことが必要であるのだが。




















































































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by my8686 | 2018-05-25 10:42 | メーク・イン・アメリカの行方 | Trackback | Comments(0)

山本周五郎賞「ゲームの王国(上・下)」を読み解く

第31回三島由紀夫賞と山本周五郎賞(新潮文芸振興会主催)が16日、発表された。
三島賞に古谷田奈月氏(36)の「無限の玄」、山本賞に小川哲氏(31)の「ゲームの王国(上・下)」が選ばれた。



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山本賞の選考は、三島賞と同様に難攻し「久々の激論になった」と選考委員の石田衣良氏は語った。

受賞作の「ゲームの王国」と呉勝浩氏の「ライオン・ブルー」が最終的に残り、「可能性の大きさ」と「前半の爆発的な面白さ」で小川氏の「ゲームの王国」が選ばれたという。




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受賞作は、ポルポト時代のカンボジアを舞台にしたSF作品。
大学で学んでいた人文学について「解がない問題を考える学問」だと説明した上で、「解を出すのではなく、何が分からないのかを問い続けることが大事。

それをフィクションで突き詰めようとした時に、SFというジャンルは、問い自体の姿をえぐり出す力があると思っていた」と言う。

文明に関する言及も読み解けるが、「文明に関して何が正解か安易に答えを探すのではなく、個人個人が自分の頭で考えることが重要」だと作品に込めた思いを語った。





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■小川 哲(おがわ さとし、1986年12月25日 - )は、日本のSF作家。千葉県千葉市出身。東京都在住。



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東京大学総合文化研究科博士課程在学。数学者・論理学者のアラン・チューリングについて研究している。
博士課程2年時の2015年、投稿作「ユートロニカのこちら側」が第3回ハヤカワSFコンテストで〈大賞〉を受賞し、作家デビューした。

2017年の『ゲームの王国』で第38回日本SF大賞受賞。
第39回吉川英治文学新人賞候補、第31回山本周五郎賞受賞。





■山本周五郎賞
主に大衆文学・時代小説の分野で昭和期に活躍した山本周五郎にちなみ、すぐれた物語性を有する小説・文芸書に贈られる文学賞である。主催は新潮文芸振興会、後援は新潮社。




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長年にわたり新潮社が開催した日本文学大賞の後継イベントとして、純文学を主とする三島由紀夫賞とともに1988年に創設された。略称は主に「山本賞」や「山周賞」(「山本賞」という名称の賞は他のジャンルにも存在しているので区別するため)と呼ばれている。

選考対象は、前年4月から当年3月までに発表された小説とされているが、実際はその期間に発行された単行本が対象になることが大半である。

受賞は、選考委員の合議によって決定され、年1回5月に発表される。受賞者には正賞として記念品、副賞として100万円(2006年現在)が授与される。

第4期までは選考会の全記録を文章化して、結果発表の場である『小説新潮』に掲載するなど、直木賞との違いを明確に打ち出していた。

ちなみに、山本周五郎は、直木三十五賞において授賞決定後に辞退をした史上唯一の人物である(第17回『日本婦道記』にて)。



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☆☆☆GGのつぶやき
TV時代劇は好きでよく観る。
やはり好きだったのは池波正太郎ものである。
山本周五郎ものは、どこか話が綺麗すぎて、最後に笑ってしまうのは、心が汚れているせいなのであろうか。




















































































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by my8686 | 2018-05-24 13:23 | 徒然なるままに | Trackback | Comments(0)

隈研吾の「The Forest」を読み解く

隈研吾の最新作が立て続けに発表されている。


イタリア、ミラノにおける店舗デザインを見てみよう。



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都市の騒がしさから遠く離れた、森の中を歩いているようなショップを目指したという。





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樹皮や木の形を残した板材を使用することで、森林が身近に感じられるようにしたという。





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パートナーインチャージは、Javier Villar Ruiz。





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プロジェクトマネージャーは、Giacomo Sponzilli。










☆☆☆GGのつぶやき
無垢の板材を大胆にスライスしてランダムにかつリズムカルに並べたショップである。
しかし、この並べ方にも隈流の「粒感」とは正反対の「際立ち」を程よく味付けされた好例とみるべきか。
隈研吾の真骨頂といえよう。
























































































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by my8686 | 2018-05-23 10:29 | 気になる建築&空間 | Trackback | Comments(0)

「渋谷未来デザイン、広島県AI/IoT実証プラットフォーム事業にて都市間連携事業開始」を読み解く

広島県は、AI/IoT、ビックデータ等のデジタル技術の利活用により、これまでにない新しいソリューションを創り出すための実証実験の場「ひろしまサンドボックス」を構築するという。



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どういう内容なのか、あらためて読み解いてみよう。



2018年4月2日に設立された「一般社団法人渋谷未来デザイン(以下、FDS)」は、都市間連携デザイン事業の第一弾として、AI/IoT実証プラットフォーム事業「ひろしまサンドボックス」にて広島県と渋谷の価値が共に向上する事業を推進するパートナーとして連携することを発表した。

この実証実験に、平成30年度から3年間で最大10億円規模の投資を行うことで、県外からも多様な企業や人材を呼び込み叡智を結集することで、様々な産業、地域課題の解決に取り組むという。

渋谷未来デザインは、この事業実施に向けたパートナーとして「渋谷区」と都市と地方の共創による新たな連携に向けて取り組み、スタートアップ企業等プレイヤーを渋谷から広島県へ呼び込む予定だという。



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■連携内容

①渋谷区基本構想に掲げられた渋谷の未来像“ちがいを ちからに変える街。 渋谷区“を実現するための産官学民によるプラットフォーム「一般社団法人渋谷未来デザイン(FDS)」は,都市間連携デザイン事業を実施。

②渋谷区及びFDSは、広島県が取り組むAI/IoT実証プラットフォーム事業「ひろしまサンドボックス」に、渋谷のスタートアップ企業等プレイヤーと広島県をつなぎ、「ひろしまサンドボックス」への参加が促進されるよう連携する。

③FDSは渋谷の発信力を活かし,広島県と渋谷の価値が共に向上する事業を推進する。



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■渋谷区長 長谷部健氏のコメント

渋谷区と一般社団法人渋谷未来デザインにとって、広島県のような他都市とアイデアと資産を持ち寄りリアルにつながることで、シナジーが生まれイノベーションが起こると思っています。

それが両者にとっての真の事業発展の可能性となります。このプロジェクトの成功を期待し、新しい都市間連携のモデルを創造していきたいと思っています。



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■ひろしまサンドボックスについて

広島県内企業,大学,自治体等の様々な主体があらゆる実証実験を行うことができる場を構築する。

県外からも先進的なスタートアップ企業や専門人材を呼び込み,県内企業等とコラボレーションすることでAI/IoT等のノウハウや知見を蓄積させ,広島発の新たなソリューションを次々と生み出す共創エコシステムの構築を目指す。



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■一般社団法人渋谷未来デザインについて

渋谷未来デザインは、ダイバーシティとインクルージョンを基本に、渋谷に住む人、働く人、学ぶ人、訪れる人など、渋谷に集う多様な人々のアイデアや才能を、領域を越えて収集し、オープンイノベーションにより社会的課題の解決策と可能性をデザインする本格的な産官学民連携組織とする。

行政機関だけではなく、多様な主体(個人、企業、学校など)が今までにない仕組みで共創して取り組むことで、新しい価値を生み出すアイデアを創出し、それは渋谷だけではない世界の都市が経験する未来へ向けたイノベーションの芽となる。

更にこのような体験・活動を、都市生活の新たな可能性として、渋谷から世界に向けて提示することで、最終的には渋谷区のみならず社会全体の持続発展につなげることを目指していく。



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☆☆☆GGのつぶやき
渋谷と広島との連携事業で何が生まれ育つのか大いに興味が湧く。
多様性が問われる現在、多種多様なつながりによるシナジー効果でイノベーションが起こることを期待したい。
カープの「勝ちぐせ」があらゆる場所で活かされれば、広島県人としてこれほど嬉しいことはない。







































































































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by my8686 | 2018-05-22 11:40 | 徒然なるままに | Trackback | Comments(0)