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愛車86GT前期型の「素」の良さを読み解く

1/31(木) 1月も今日で終わる。朝からどんよりと曇り、午後からは小雨が降る。
こんな日は愛車86のメンテナンスチェックをしてみよう。

昨年末のリコール整備時にプラグとベルトの交換をおこなった。
現在の走行距離は101,488km。

リコール整備で約2週間という長期入院した我愛車86GT前期型。
スバルの情けないリコールのとばっちりを真摯に受け止め、丁寧に対応してくれた行きつけのトヨタGRに感謝したい。

当初1週間の予定がエンジンマウント後に想定外の異音が発生しその対応に追われた模様。担当してくれたレーサーでもある担当女史の疲労困憊した眼差しに、責任感の強さを感じとれた一件である。それと同時に「トヨタの看板」を背負っている「誇り」を改めて再認識させてもらった。

思わぬエンジンのアンチエイジングを受けることになった我愛車86GT。
退院後の調子を確認する意味でも週一でのメンテナンスドライブが肝要。

モニター系は、HKSのOB-LINKをOBDからBluetoothでAndroid端末に飛ばしリアルタイムメーターで管理している。
履歴リストで走行データ管理もできる。リタイア後のメンテナンスドライブ履歴管理はこれだけでやりたいと思う。




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エンジン系は、純正ジャバラゴムの吸気ホースと耳障りなサウンドクリエーターを除去しSARD製のカーボンインテークパイプへ交換したのみで、大掛かりなカスタマイズはあえて行っていない。

これも開発者のバランスセンスを尊重したいという「86愛」による「男樹」のつもりである。

単純に吸入抵抗を減らすだけでも水平対向NA特有の吸気音は図太くなり、1速にシフトダウンした瞬間のブリッピング音も「理性を保った快音」でほぼ気に入っているのである。





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最近では、新型のDynapackが導入され、従来のシャシーダイナモでは不可能だった評価テストができるようになった。

こいつはハブに直接アダプターを装着してパワー測定を行なうので、シャシーダイナモのローラー式のようにタイヤがスリップする事がなくなり、従来よりも正確な測定結果を得る事が可能になっている。さらに、セッティングによる事故等の懸念もなく、安全・確実に作業を行なう事ができるという。

A/Fセンサー圧力・アクセル開度・吸気温度・エンジン回転数・パワー測定・燃調・ノッキングの有無の診断・出力特性の評価等の測定診断が可能だという。測定結果もハードコピーで確認できるそうだが、グラフの生データでもらえれば履歴としてデータ管理ができるので、マニアには嬉しい。





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気になる現在の愛車86のコンディションを徹底チェックしたいと思うむきには、従来のローラー式シャシーダイナモのようなスリップがないので、正確なパワー測定、トルク測定が可能だ。

駆動輪の車軸にホイールユニットを直接装着するため、タイヤの磨耗等の負担がない。また、A.C.E+チューニングパーツの取り付け前と取り付け後にチェックを行なう事により、そのパワー比較ができるのも嬉しい。


6年前、今の「86GT前期型」を手に入れた時、NAエンジンのハイチューン化を考えたが、ある理由で思いとどまった経験がある。


NAハイチューンエンジンにはスロットル制御方式が適しているが、その場合は吸気脈動の影響を受けない「独立スロットル」が良いとされる。
NAハイチューンエンジンではカムシャフトもそれなりのスペックのモノを組み込むので大きなスロットルが一個のシングルスロットルではスロットル全閇~ハーフ位までのインマニ圧が安定しないため、コレクター容量・インマニブランチ長に大きく影響する。

NA独立スロットルでは大気圧の補正を必ず全域で入れないといけない。極低速時・巡航時のエリアにA/Fセンサーを取り付けてのフィードバック補正が有効となる。





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フルコンはA/Fフィードバックをかけないと満足に走れないと言われているが、その真意は不確定といえよう。エンジンは多少の空燃費のズレに関係なく回り、動かなければ「マップの基本設定」が間違っている可能性が高い。

ノーマルから劇的な吸入空気量変化を遂げたエンジンには、フルコンの方が適していると言われる。

コンピュータセッティングは、エンジンという機械部品の集合体が綺麗に滞りなく回るように燃料、点火を与えるロジックを構築する行為という意見にはあえて反対はしない。サーキットで目標数値を徹底的に求めるのであれば、適切なエンジン制御ロジックを追求することは吝かではあるまい。







☆☆☆GGのつぶやき
一途に今は「カーボンインテークパイプ」の交換だけで「素」のNAを堪能していたいと思うのである。
「コンパクト・軽量・低重心・低慣性」から生まれる直感ハンドリングFRの官能的刺激を存分に楽しんで行こう!!






































































































by my8686 | 2019-01-31 18:44 | 愛車86GT | Trackback | Comments(0)

マイルス最高のハード・ブローウィング音源「Miles Smiles」を聴く

Windows10をクリーンインストールして重宝している音楽アプリが「Groove ミュージック」。
マイミュージックのジャズコレクションを一括管理でき、再生中のアーティスト表示や情報編集もメインワークの傍らで出来てしまう手軽さが重宝している。

マイルスのアルバムに関しては、年代別にその変遷が把握できるよう、タイトルの頭に発表年を独自に記している。




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最近好んで聴くのは1960年代の第2期黄金クインテット時代の音源。その中でも特別気に入っているのが、マイルスの「ブローウィング時代」の頂点と言われるアルバム「Miles Smiles」。

クインテット出発点である前作「E.S.P.」(1965年1月録音)から1年半以上のブランクを経て作られたアルバム。





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■Musicians

Miles Davis – Trumpet
Wayne Shorter – Tenor saxophone
Herbie Hancock – Piano
Ron Carter – Double bass
Tony Williams – Drums




マイルス不在の時、残りの4人はマイルス抜きでマイルスの音楽性からは離れた独自のフリージャズを行い、かなり「ゆるゆる」で「ばらばら」な状態だったという。

それをマイルスが「硬く締まった弾丸の様な音楽性」に修正。和音を排し、無駄な色彩を削ぎ落とし、鈍器の様な破壊力を持つハード・ブローウィングを炸裂させている。

この時のドキュメンタリーが、「プラグド・ニッケルでのライヴ録音」として残されている。




それでは、「Miles Smiles」を聴きながら一曲づつ読み解いてみよう。




1."Orbits"    Wayne Shorter 4:37



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マイルスとショーターによるファンファーレで始まる疾走感のある曲。ハンコックはソロ以外でピアノは弾いていない。

ピアノレスの状態でマイルスが吹きまくる。前作でのマイルスは、それ以前のブローイング時代(ジョン・コルトレーン脱退からショーター加入迄の間)そのままの語法だったが、本作では他の4人との音楽に融合した語法に進化させている。

ハンコックはソロでも和音を使わず(右手だけで演奏?)3本目の管楽器という趣向に徹している。







2."Circle"    Miles Davis 5:52



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静かなスロー・ナンバー。テーマがあるのか無いのか判然としないままマイルスのミュートから始まる。
この曲では終始ハンコックが演奏し前作に通じる雰囲気を持たせている。








3."Footprints"   Wayne Shorter  9:46



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本作の目玉、ショーターの名曲である。山中康樹に「ムーディで理知的」と感嘆させ「一級の芸術品」とまで言わしめた曲。

少し早めの6拍子の曲、この6拍子をグルーヴさせるカーターが素晴らしく、6拍子の中に8拍子や4拍子(楽譜的には連符)を絡めていく部分が聴きどころである。

さらに凄いのがウィリアムスのドラミング。カーターの動きに反応しながらも、基本的な拍子数を感じさせないポリリズムを叩き出している。
マイルスも数々の名ドラマーと共演し、ウィリアムスはその中でもずば抜けた存在だと認めている。







4."Dolores"    Wayne Shorter  6:20



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疾走感のある曲で、軽くテーマを演奏し、直ぐに熱いソロへ突入して行く。過激な音色を使っている訳ではないのだが、和音を排し自在に動き回るブローウィングは正にフリージャズと言ってよい。








5."Freedom Jazz Dance"   Eddie Harris  7:13



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ギルの編曲で8ビートの曲だが、ウィリアムスはポリリズム的演奏を繰り広げている。ハンコックが控えめに全体を演奏しつつ8ビートで、カーターと共にR&B的ノリでグルーヴしている。

山中康樹に「このアルバムの中で一番好きな曲」「マイルスの吹くフレーズは、まだ新しく完成されたものではないが、間の取り方とトニーのリズムによって実にフレッシュに響いている」と評価させている。








6."Ginger Bread Boy"    Jimmy Heath  7:43



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作曲者のジミー・ヒースは、実はコルトレーンの後釜の第1候補だった男で、コルトレーンが推薦し、マイルスも乗り気だったのが、ヒースの事情により加入は実現しなかったという。

ヒースが加入していればショーターの参加は無く、この黄金とまでいわれるグループは誕生しなかった。

「ここでヒースの曲を演奏しているのは、ヒースじゃ無くて良かったぜ、お陰でヒースの曲もこんな風に演奏できるぜ」みたいな自信が表れている野生味たっぷりの演奏。

やはりハンコックはソロのみの参加で、疾走感のある凄まじい演奏が繰り広げられている。









☆☆☆GGのつぶやき
ダジャレたアルバムタイトルだが、「知性と野生」の鍔競り合いでハード・ブローウィングしまくる名盤。
これを聴かずにマイルスを語るな!!













































































by my8686 | 2019-01-30 16:06 | JAZZのたしなみ | Trackback | Comments(0)

DVD映画「31年目の夫婦げんか」を観る

1/29(火) 昨夕はレンタルしたDVD映画「31年目の夫婦げんか」を観る。




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レンタル動機は、メリル・ストリープ主演による2012年の米国ロマンティック・コメディ映画。肩の凝らない同世代感覚で観れるという理由からである。

鑑賞後、反省させられる点が多々あることに、気づかされる映画である。




あらすじは、いたってシンプルながら「ある、ある」だらけの熟年夫婦の本音リアルトークの映画。
日本人はここまでオープンに「性生活」について真剣に「語る」ことがないだけに興味津々で引き込まれて行く。

結婚生活31年目を迎えたソームズ夫妻だったが、妻のケイは2人で共に過ごす時間が無くなっていく現状を嘆いていた。その一方で、夫のアーノルドは現状に無関心。





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ある日、ケイは夫に無断でフェルド医師のカップル向け集中カウンセリングに申し込む。最初は行く気のなかったアーノルドではあったが渋々ケイについていくことになった・・・・。





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そして2人はフェルド医師のカウンセリングを通して相手と向き合っていく。






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Steve Carell演じる結婚セラピストのキナ臭ささと共に淡々として「過激な質問」を投げかける演技が絶妙。
吹き出しそうな笑いを我慢するのに腹筋が痛くなる程に良い。

「セックス指南書」を読みながらバナナで練習する健気なメリル・ストリープの演技も最高に楽しめる。







☆☆☆GGのつぶやき
熟年に到達し「思いあたる節」がないと楽しめない映画かも知れない。
しかし、夫婦和合。時には思い切りどちらかが「爆発」することも大切。
相手を失いたくなければ「緩衝地帯」だけは確保しておくべし。



































































by my8686 | 2019-01-29 12:53 | たかが映画、されど映画 | Trackback | Comments(0)

「JBL D130」バッフルスピーカーであの快演「MILES IN BERLIN」を聴く

1/28(月) どんよりと曇って底冷えする午後は、真空管アンプに灯をつけお気に入りの「マイルス」でも聴こう。
鳴らすのは名器「JBL D130」をマウントした自作バッフルスピーカー。




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気分を高揚させたい時に迷わず聴くのが、1964年ベルリン・フィルハーモニックホールでのライブ録音によるCOLUMBIAレーベル盤の「MILES IN BERLIN」。




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1曲目から飛ばしまくるマイルスの熱いペットソロに眠気も覚め、サディスティックでシャープな切れ味に全神経が凍りつき「瞬殺」されてしまう。

これほど疾走感でつっぱしるハイテンションな「MILESTONES」は、ベルリンを舞台としているからなのか。挑戦的で挑発的なマイルスのトラペットに官能が沸点に到達して行く。さらに、トニー・ウィリアムスの疾走感あふれるシンバル音がさらに官能を震わせて行く。

そして、ショーターの新たな次元へ誘うテナーブローが炸裂。こいつがさらにハンコックのピアノに示唆と刺激を与え、それに呼応するかのようにトニーのドラムが緊張感を漲らせて行く。





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その瞬殺された興奮を鎮めるかのように2曲目「AUTUMN LEAVES」へと展開して行くのだが、どこまでも叡智を駆使したシャープにして構成力に富むマイルスの快演に、全神経と全官能が研ぎ澄まされて行く。

3曲目の「SO WHAT」から4曲目の「WALKIN’」も熱さに流されることなくどこまでもクールで熱い。





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全編にわたって吹きまくるマイルス。天才的な緩急を知り尽くしたマイルスソロの豊かな音楽性に官能が沸騰して行く。

軽い気持ちでBGMに流してはいけないアルバムの一枚といってよいだろう。気持ちを整え可能な限りボリュームをあげて対峙する。

注意しなければいけないのは、かつて「マイルスを聴け!」で中山康樹が指摘したように、現行盤で4曲目に挿入された「Stella By Strlight」は削除して聴くべし!!

「SO WHAT」から「WALKIN’」へと連なる勢いが寸断されてしまわないようご注意あれ!!





MILESTONES(M.Davis)8:56
AUTUMN LEAVES(J.Prevert-J.kosma)12:46
SO WHAT(M.Davis) 10:37
WALKIN’(R.Carpenter) 10:38
THEME(M.Davis)1:46

レーベル:COLUMBIA
録音:1964年9月25日、ベルリン、フィルハーモニックホール

Miles Davis:trumpet
Wayne Shorter:tenor sax
Herbie Hancock:piano
Ron Carter:bass
Tony Williams:drums








☆☆☆GGのつぶやき
PC音源ならば「再生リスト」で聴きたくない曲を削除できるのは嬉しい。
中山康樹が言う「破壊された名盤」を自分好みに名盤として復活させることができてしまう。
歴史に残る快演を集めた自分だけの「ライプ名盤」が出来てしまうのは、凄い!!


























































































by my8686 | 2019-01-28 16:55 | JAZZのたしなみ | Trackback | Comments(0)

DVD映画「蝶の眠り」を観る

1/28(日) 昨夕は、レンタルしたDVD映画「蝶の眠り」を観る。

レンタルした動機は、映画の舞台となった住宅建築の傑作と言われる阿部勤設計「中心のある家」。




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主演の中山美穂に興味がなかったわけではないが、ストーリー自体にはそれほどの興味はなかった。

「なかった」と記しながらも映画のラストシーンにその気持ちが裏切られることになる。





映画は、フランスの女流作家マルグリット・デュラス晩年の恋を描いたジャンヌ・モロー主演の映画「デュラス 愛の最終章」をモチーフに、アルツハイマーに侵された女性作家と韓国人留学生の年の差を超えた純愛が描かれている。




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50代の人気作家・松村涼子は、自身が遺伝性のアルツハイマーに侵されていることを知り、「魂の死」を迎える前に小説以外の何かをやり遂げるべく、大学で講師として働きはじめていた。

そんなある日、学校の近くの居酒屋で韓国人留学生の青年チャネと出会い、成り行きで執筆活動を手伝ってもらうことに。作業を進めるうちに、次第に惹かれ合っていく涼子とチャネだったが・・・。




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涼子との別離から2年後、チャネは涼子の療養先を訪ねる。アルツハイマーに侵され車椅子での生活を余儀なくされていた涼子。チャネとの再会にも無反応な涼子の手に握られていたのは、かつて二人で執筆に使用していたレコーダー。

そこに録音されていた言葉に官能を震わせ跪くチャネ。「魂の死」を迎えながらも燻り続けていたチャネへの愛情。サントラと共に胸が締め付けられるラストシーンである。




舞台となった「中心のある家」もさまざまな“居場所”が登場する。

デイベッドや2階の“中心”となる座敷、1階、2階を結ぶ階段。ここに座って読書するも良し、1階のあちこちに置かれた椅子たちもさまざまな表情を醸し出す。玄関の脇や1階の土間のようなスペースにはベンチがあり庭にはハンモックもある。映画ではそんな“居場所”のあちこちに俳優たちが行き来し物語が進行して行く。





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1階の“中心”部分や北側はやや暗いスペースだが、1階と2階をつなぐ吹き抜けを通じて差し込む光などその明暗により立体感に深みが増して見える。

太陽の動きにつれ同じ場所でもまったく違った表情を見せる。窓から見る庭の樹木の木漏れ日も官能を心地よく刺激する。











☆☆☆GGのつぶやき
カラーグラデーション別に並べ替えられた書棚に「偶然への拘り」が映りだされる。
理屈で固められた人工的なものよりは、自然にみられる「偶然性」の驚き。
ジャズのインプロビゼーションに通じる深い意識を感じた時間であった。



































































by my8686 | 2019-01-27 12:18 | たかが映画、されど映画 | Trackback | Comments(0)

PC音源でJBL D130バッフルSPを奏でる

1/26(土) 早朝に冬らしく昨年末から2度目の雪が降り積もる。雪化粧した遠くの山々を眺めつつ、久しぶりに真空管アンプに灯をともす。

Windows10にアップグレードしたideapadの「Grooveミュージック」のJAZZコレクションをBluetoothでドライブさせたくなったのは、しばらく休ませていた「JBL D130」バッフルスピーカー。




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以前は、自作した「サンスイ スピーカー SP-707J バックロードホーン型エンクロージャー」で浪々と鳴らしていたが、転居を機会にシンプルな自作バッフル型に変え、今ではデスク下に鎮座させている。

こいつとも40年以上の付き合いになる。十分にエイジングされて「ふくよか」で深みのある音を奏でてくれる。

ドライブさせるのは「SOUND WARRIOR」の真空管プリメインアンプ。6BQ5×2本、12AX7×1本といういたってシンプルな構成。残念ながら現在は生産中止となった逸品である。





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聴くのは、マイルスのマラソンセッション4部作。1955年、マイルスがJAZZ専門レーベルからメジャーなコロンビアに移籍する為に僅か2日間で4枚分を驚異的なスピードで録り終えたという「プレステッジ時代の最高峰」音源。

一日中この4枚をリピートして聴いていても聴き飽きることのないハードバップ時代の名演である。





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メンバーもJohn Coltrane (ts)、Red Garland (p)、Paul Chambers (b)、Philly Joe Jones (ds) の4人をレギュラー・クインテッドとして束ねた歴史的レコード。

やはり、この4枚のアルバムの凄いところは、たった二日間で全てを録リ終えたというスピード感と凄いテンションの高さ。演奏の殆どが "ワンテイク" であり、それ故にどの曲も緊張感があり、後に名演と絶賛されるスタンダード・ナンバーが多く、マイルスお得意の "ミュート・トランペット" がこの時期に確立されている点も聴きどころと言えよう。

それにしても、この「JBL D130」を鳴らすときにいつも感じるのは、38センチ103dB/W・mという大口径とその高能率性。今ではこれだけの能率を持つユニットは数すくなくなった。

そしてエクストレンジウーハーという呼称の通りフルレンジに近い思想に従って作られ、現在ではこうした大口径・高能率という設計思想自体が失われてしまった。





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ボイスコイル径は4インチつまり10センチもあり、長大なギャップを高い磁束により満たすために大型マグネットを搭載している。それだけでも今の時代のコスト削減や効率化といったケチな思想とは相容れない明確な主義・主張を感じさせてくれる。

薄くて軽いコーンを強力な磁力によって駆動させ音離れや切れの良さと立ち上がりの良い爽やかな低音が官能をくすぐる。

そんな昔気質のこいつを今も鳴らせることが奇跡に近い。





☆☆☆GGのつぶやき
鳴らすD130のセンターアルミキャップが潰れているのが気になるが、これも息子達のヤンチャの傷痕。
今思えば懐かしくも楽しいオーディオ道楽の歴史でもある。
自分のこれからの音道楽にあらためて寄り添ってくれる「良き相棒」に敬意を表したい。

































































by my8686 | 2019-01-26 16:36 | オーディオ彷徨 | Trackback | Comments(0)

隈研吾の「スノーピーク 白馬村 アウトドア体験型新業態施設」を読み解く

1/25(金) 午前中は、ハローワークに出向き「雇用保険高年齢受給資格者証」登録及待期満了確認を受ける。これにて一度限りながら50日分の高年齢給付金を受け取ることになる。

そして、今回の厚生労働省の「毎月勤労統計調査」の不手際の謝罪と追加給付予定について説明を受ける。
追加給付は来年になる見込みだという。担当の女性職員を睨みつけても致し方ないのではあるが、釈然とはしない。

いつから日本国はこうした組織的隠蔽体質になってしまったのか。主要原因を徹底的に洗い出し、同じ過ちを繰り返さぬよう徹底してもらいたい。
モリカケ問題のように闇に葬られては、たまったものではない。




それはさておき、スノーピークの子会社であるスノーピーク白馬が、長野県白馬村との包括的連携協定のもと、2020年春に新業態の体験型施設を開業すると発表した。

宿泊施設などの建築物を含む施設全体の設計を隈研吾が担当する。




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新施設は、店舗とアウトドアアクティビティのエリア、イベントエリアを併設し、白馬エリアの観光拠点として運営するという。

隈研吾が設計した施設の外観や内装には自然素材を採用し、自然と調和するデザインで外観や内装を仕上げ、テラスや屋外空間を最大限に活かす工夫が施されるという。





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店舗エリアでは、スノーピークのキャンプ用品などの物販のほか、レンタルや飲食、白馬村観光局インフォメーション、カフェを展開。

アウトドアアクティビティエリアには、宿泊が可能なモバイルハウス「住箱ーJYUBAKOー」が設置され、イベントエリアでは地産品を販売するマルシェやワークショッフ゜などの開催を予定している。また、公園や避難所などを備え、地域住民にとっても有用な施設を目指すという。






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スノーヒ゜ークは、2017年から白馬村の緑豊かな景観を活かしたク゛ランヒ゜ンク゛イヘ゛ントを不定期に開催しており、昨年9月には白馬観光開発と共同でスノーヒ゜ーク白馬を設立。

新施設の周辺地域では2019年7月にグランピング施設の開業を予定しているという。



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今回の協定を機に地域との連携をさらに強化し、白馬地域か゛持つ魅力を国内外に発信するとともに、防災活動などを展開していくという。




■体験型施設
名称:未定
開業予定時期:2020年春
所在地:長野県北安曇郡白馬村大字北城 白馬八方第四駐車場跡地ほか
施設概要:スノーヒ゜ーク店舗、白馬村観光局インフォメーション、カフェ、宿泊施設など
敷地面積:調整中
建築面積:約1,400平方メートル
運営会社:スノーヒ゜ーク白馬











☆☆☆GGのつぶやき
アウトドアキャンプもしばらく行っていない。
子供達が少年の頃は毎年のように夏休みにはキャンプに行っていたものである。
今年は春になればソロテントを愛車86に積んで、お目当てのキャンプ場をめざそう!!

























































by my8686 | 2019-01-25 14:52 | 気になる建築&空間 | Trackback | Comments(0)

隈研吾の「Xiangcheng Yangcheng Lake Tourist Transprtation Center」を読み解く

1/24(木) 不要不急の外出は自粛する平日。夕刻の散歩前に気になる建築レポートを読み解いてみよう。
  

上海ガニの産地として知られる陽澄湖に建つ隈研吾設計「ポート・ターミナル」である。




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陽澄湖は中華人民共和国江蘇省蘇州市にある淡水湖の一つ。湖の面積は119.04平方キロメートル。蘇州市相城区、蘇州工業園区、崑山市に跨る。





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平均水深は2メートルにも達しない。貯水量は1.67億立方メートルで、湖の形状は不規則であり、東・中・西の3箇所に分かれている。





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陽澄湖の水産物は多種多様であるが、とりわけチュウゴクモクズガニは最も有名であり、旬である秋には供する近辺の飲食店が大変賑わうという。






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「ポート・ターミナル」建築は、同一断面のアルミ押出し材をランダムに配置して、大きな丘のような、地形的ストラクチャーが創られている。





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インテリアもまた、傾斜した床の集合体として構成され、エクステリアでもインテリアでも「地形的」なるもの、地形のような曖昧でランダムな状態を創造している。





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☆☆☆GGのつぶやき
旬の秋にはチュウゴクモクズガニを求めてこの「ポート・ターミナル」へ行きたいものである。
しかし、中国メディアの工人日報によると、市場で陽澄湖産として流通している上海蟹の99%が「偽物」だという。

日本で一般に上海蟹と呼ばれるチュウゴクモクズガニの中国国内市場に関する統計によると、昨年の上海蟹の総売上高は778億元(約1兆2700億円)で、そのうち陽澄湖産は全体の4割近い300億元(約4900億円)に上るとされている。

だが陽澄湖産上海蟹の業界団体関係者によると、昨年の陽澄湖での上海蟹の実際の生産量は約1600トンで、市場価格は約3億元(約49億円)でしかないという。

陽澄湖産上海蟹をめぐっては、一部の業者が外地で仕入れたカニを陽澄湖に数日間または数時間だけ放し、陽澄湖産として高値で販売する問題が指摘されている。このようなカニは「洗澡蟹(洗澡は入浴という意味)」と呼ばれ、本物の陽澄湖産には「偽物防止用タグ」が付けられている。

今年の「偽物防止用タグ」の発給日は9月に予定されているが、北京の市場などではすでにタグが付けられた陽澄湖産が出回っているといい、業界団体が消費者に注意を呼びかけているそうな。

中国らしい「偽物商売」が横行している間は、世界をリードすることはできまい。












































































by my8686 | 2019-01-24 16:30 | 気になる建築&空間 | Trackback | Comments(0)

DVD映画「素晴らしきかな、人生」を観る

1/23(水) 昨夕はレンタルしたDVD映画「素晴らしきかな、人生」を観る。



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レンタル動機は、ヘレン・ミレン出演の準新作映画という一点のみ。作品に関する予備知識はなにもない。

原題は「コラテラル・ビューティー(死と隣り合わせにある美しさ)」で、「愛」「時間」「死」をテーマに物語が展開して行く。

ストーリーはいたってシンプル。しかし、劇中劇仕立ての「寓話」展開がストーリーに厚みを増してゆく。さらに、サントラがより感動の深みに誘う。挿入歌の声のトーンが痺れる。







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6歳になる最愛の娘を亡くし人生のどん底に陥った主人公が、同僚などとの交流を通じて立ち直っていく姿を描く。

「すべての大人に贈る”人生のドン底の乗り越え方”」を描いた映画。

監督は「プラダを着た悪魔」のデビッド・フランケル、脚本は「ウォール・ストリート」のアラン・ローブ。





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キャストは、主演がウィル・スミス、共演がケイト・ウィンスレット、ヘレン・ミレン、キーラ・ナイトレイ、エドワード・ノートンという豪華キャスト。




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なぜこんな超有名俳優のキャスティングが実現できたのかというと、脚本の素晴らしさと言われている。ほとんどのキャストが、脚本を読んですぐに出演を決めたという。それだけ、感動的で素晴らしいストーリーだということが言えよう。

ストーリー以外にも、今のニューヨークの姿と出演者の着こなす、プラダ、グッチ、クロエ、トム・フォード、ジル・サンダーなどのファッションも大いに楽しめる映画となっている。






☆☆☆GGのつぶやき
映画の最後にヘレン・ミレンが語る「Collateral Bueaty」をどう解釈するのが良いのか。
死の先にある「幸せのおまけ」をさらに意訳するとすれば・・・。
釈迦の説く「生・老・病・死・愛別離苦・怨憎会苦・求不得苦・五蘊盛苦」の四苦八苦に限りなく近いものであろうか。



















































































by my8686 | 2019-01-23 15:44 | たかが映画、されど映画 | Trackback | Comments(0)

隈研吾の「スターバックス花蓮湾ストア」に米国閉鎖騒動を重ねる

1/22(火) 朝は「Groove ミュージック」に音楽ファイルを検索設定しマイミュージックを構築。曲数7743、アーティスト数447、アルバム数1094。これらを、アーティスト・リリース年・名前順・追加された日付の各条件別に並べ替えができ、設定ジャンル別にも絞ることができる。もちろんシャッフルもできるのだから、まさに「グルーヴィー」というしかあるまい。


それはさておき、台湾の景勝地「花蓮」に建つ、隈研吾設計によるリサイクルコンテナを使ったモバイル型カフェを読み解いてみよう。




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コンテナ建築のグルーヴィー感がこのところ気になっている。連結した40Fの長さのコンテナを、90度ずつ回転させながら4層の高さまで組み上げ、大きな樹木のような透明感のある建築をめざしたという。





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回転しながら積み上げることにより、多様なテラス空間も生み出している。

リサイクルコンテナを利用して生まれるポーラスな「都市の森」とすることで、軽やかなモビリティを持つ新しいサステイナブル建築のプロトタイプを目指したという。



この建築を見ているとスティーヴン・スピルバーグ監督映画「レディ・プレイヤー1」で描かれた荒廃したスラム街を思い出していた。




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世界的な環境汚染や気候変動、政治の機能不全による近未来都市である。最近の米国の政府機関閉鎖騒動を見るにつけ「フェイク・クライシス」が現実のものとなりつつある。

壁建設費問題で糸口を見つけられずにいるトランプ大統領は、大統領特権である「国家非常事態宣言」を交渉カードとして、議会民主党から譲歩を引き出そうとしているのか。妥協の余地を残しつつ国家非常事態宣言をちらつかせ、民主党が譲歩しない場合は一方的に宣言し、議会をバイパスして強引に壁建設を実現するという、いわば「脅迫」戦略をとっているのであろうか。




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米メディアの見立てでは、大統領は国家非常事態宣言を行使し、使用目的が定まっていない国防総省予算の一部133億ドル(約1兆4380億円)を転用し、壁建設費用に充てることを検討しているとも報じられている。

しかし、大統領が本当に国家非常事態を宣言すれば、反動はきわめて大きい。実行した場合は権力乱用と批判され、司法の場で裁かれることになるとみられている。




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そもそも、「国家非常事態宣言」は一般に大規模な自然災害、テロ、戦争といった危機的状況下で行使されるもの。

ホワイトハウスはこれまで、「メキシコ国境で滞っている移民キャラバンの中に4000人のテロリストがいる」と主張してきたが、トランプ大統領はテレビ演説でこの数字にはあえて触れなかった。確たる証拠がないからであろう。





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議会民主党に下院で多数派をとられ、2019年早々、トランプ政権は困難に陥っている。トランプ大統領が気にすべきは「国境の壁」よりも、今やトランプ大統領と民主党との「分断の壁」のほうになりつつあるといえよう。








☆☆☆GGのつぶやき
トランプの「脅迫」戦略がいつまで通用するのか。
世界的荒廃に陥る前に正義の政治を貫徹してほしいものである。























































































by my8686 | 2019-01-22 15:53 | メーク・イン・アメリカの行方 | Trackback | Comments(0)